命～天国の君へ～

こうちゃんから…
幸せをもらった

こうちゃんに病室でプロポーズをされた

私は過呼吸になるくらい泣いた

私は強がって

『結婚したいならしてあげてもい―よっ』

と可愛くないことを言った

こうちゃん笑って

『うっせ！お前がしたいならしてやるってんだ』

と言ってくれた。

ほんとに私は幸せ者だ。

私はこうちゃんとの約束を果たすために、一生懸命勉強した。

夏休みはあっという間におわり
２学期になった―

そして9月１８日…

就職試験当日。

私は朝早くから病院に行った
元気と勇気がほしかったから…

病室にいくといつもの笑顔で私を迎えてくれた。

そして…

浩『これやるよっ！』

渡されたものは………

歯！！！

私『……………なにこれ！』

白い硬い物体…

こうちゃんは笑いながら

『今朝、ぬけた俺の歯！！！
抜けたてほやほや(笑)
これお守りにしろやっ
そしたら絶対お前は受かる』

そんな事を言われた。

お守りに歯って…

と思いながらも私は嬉しくて大事に持っていった。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
こうちゃん…
会いたいよ。笑顔が見たいよ

抱きしめてよ…

私一人にしないでよ…
ねぇ…

置いていかないで…

こうちゃん…会いたい
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

本にしましょう(･∀･)

らんらんる―さん

ありがとうございます

嬉しいです

続き

こうちゃんの抜けたてほやほやの歯を持って、私は試験を受けに会社へ向かった

何故か私は緊張しなかった

面接官に圧倒されないように、ハキハキと話した。

試験は自分なりにはうまくいった。きっとこうちゃんの歯のおかげ！

試験が終わるとこうちゃんの待つ病院へと向かった。

病院につき病室へ向かった。

しかし、こうちゃんは居なかった。

布団には大量の血が染み付いていた。

私は状況が把握できなかった。
いや、把握したくなかった。

こうちゃんに何かあったんだ。

身体が震えた。