命〜天国の君へ〜
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#100 [まゆ]
佳奈やたくま、優子にも連絡してくれたんだって。
ねぇ…
こうちゃん?
あなたが振ったくせに、なんで優しくするの?
そんな事されたら私…
どうしていいかわかんないよ…
こうちゃん…
すき。だいすきだよ…
:10/03/10 18:27 :N01A :☆☆☆
#101 [まゆ]
それからこうちゃんに会うことはなかった…
学校にもきてなかった。
心配で心配でたまらなかった。
私とこうちゃんはよりを戻すことがないまま3年生になった。
:10/03/10 18:29 :N01A :☆☆☆
#102 [まゆ]
クラス替え―
佳奈、たくま、私は同じクラスになった。すごく嬉しかった!
そして…
こうちゃんとも同じクラスになった。
1年の時みたいに4人一緒になったのが嬉しくて嬉しくて…
でも、こうちゃんは相変わらず学校にくる事がなかった…
:10/03/10 18:32 :N01A :☆☆☆
#103 [まゆ]
3年になり最後の夏休みに入ろうとしていた。
私は帰り道に中央病院の前を通るのだが、ある日わたしはたくまが病院からでてくるのを見た。
たくまどこか悪いのかなぁ…
私はたくまに声をかけた。
:10/03/10 18:34 :N01A :☆☆☆
#104 [まゆ]
私『た〜くまっ!どしたの?』
私がそう声をかけると、たくまは焦った顔をした
私『…??』
た『ちょっと風邪気味でな』
たくまはあたふたしながら私に話した
私『…うそでしょ!なんかあったの?』
そう聞くとたくまの後ろから懐かしい声が聞こえた。
『お〜い!たくま忘れ物!』
:10/03/10 18:37 :N01A :☆☆☆
#105 [まゆ]
えっ…??
『たくま、いつも忘れ物ばっかしてんじゃね〜よ』
笑いながらたくまに話かけているのは、そう。
私のだいすきな人…
こうちゃんだった。
こうちゃんは私に気付いた。
浩『………。』
私『…な…んで?なんで病院にいるの…?』
:10/03/10 18:40 :N01A :☆☆☆
#106 [まゆ]
『………。』
こうちゃんは黙ったまま。
私『ねぇたくま!どうゆう事?いつも忘れ物って…いつから?なんで?』
私は質問ばかりした
たくまは黙っていた。
私は訳がわからなかった
こうちゃんが学校にきてなかったのは入院してたから…?
どうして入院なんか…
たくまは帰るわ!と言って帰ってしまった。
:10/03/10 18:44 :N01A :☆☆☆
#107 [まゆ]
こうちゃんも私に帰れ。とだけ言い病院へ戻っていった。
私はたくまを追い掛けた。
私『待って…たくま!!』
た『………』
私『お願い…話きかせて!』
た『………』
たくまは黙ったまま
しばらくしてたくまが口を開いた
た『俺もよくわかんねぇけど、あいつ病気なんだわ。最初きいた時は俺もびっくりした』
私『最初?最初っていつ?』
た『去年のクリスマス前』
去年のクリスマス前…
私がこうちゃんに振られた時…
:10/03/10 18:48 :N01A :☆☆☆
#108 [まゆ]
たくまはそのまま話を続けた
た『あいつさ、お前に心配かけたくないんだわ。だからあんなこと……』
私は何も言えなかった
ただただ、涙が溢れた
こうちゃんは私に心配かけたくないから、別れを告げたの?
:10/03/10 18:51 :N01A :☆☆☆
#109 [まゆ]
もしそうだとしたら、私はこうちゃんを守りたい。
傍で支えたい。そう思った。
私は知らない間に病院の前にいた
―こうちゃんに会いたい。
:10/03/10 18:52 :N01A :☆☆☆
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