命〜天国の君へ〜
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#51 [まゆ]
そして冬―
初めて彼氏と過ごすクリスマス
浩大はクリスマスの事わすれてた。これはまぢ凹んだ。
私が『24日どうする?』って言ったら『なんかあるっけ?』とか酷いこと言うから拗ねた。
私『なんもないよ〜』
浩『そ?』
私『ばか』
浩『はっ?なんでや』
私『なんもないってば』
結局強がった私。
約束はないまま冬休み―
:10/03/08 21:58 :N01A :☆☆☆
#52 [まゆ]
そのまま24日になった
私は家にいた
そしたらさ、浩大から着信
私『はい』
浩『しけた声だしてんぢゃねぇよ(笑)』
私『あっごめんね〜どしたの?』浩『クリスマスだからお前ん家の前きてみた。出てこれる?』
私はびっくりした
急いで外にでた
浩大は本当にいた。
嬉しくて泣きそうだった
:10/03/08 22:02 :N01A :☆☆☆
#53 [まゆ]
私『どうして…?』
浩『忘れる訳ねぇやん。ドッキリとかさせてみたくてさ。お前が予定いれてたらどうしようかと思ったけどな(笑)』
私『ばか…こうちゃん好き』
浩『こうちゃん…?まぁいいけど!俺のが好きやっちゅうねん』
こんな会話をして涙流してたな。
:10/03/08 22:04 :N01A :☆☆☆
#54 [まゆ]
それから近くの公園にいった
寒い中ベンチに腰かけていた
寒いけどこうちゃんが隣にいる温もりが心地よくて幸せだった。
しばらくしてこうちゃんが私に小さな箱を渡してくれた。
浩『あけてみ?』
私は箱をあけた。
中にはハートの小さなネックレス
初めて彼氏にもらったもの。
:10/03/08 22:10 :N01A :☆☆☆
#55 [まゆ]
私は嬉しくてこうちゃんに抱きついてしまった(笑)
浩『いきなりびびるわっ』
私『だって嬉しいもん』
浩『つけたるで貸してみ』
そう言うとこうちゃんは私の首にネックレスをつけてくれた。
私『ありがとう、私なにも用意してなくて…ごめんね』
そう言うとこうちゃんは…
:10/03/08 22:17 :N01A :☆☆☆
#56 [まゆ]
浩『ぢゃあ〜まゆからキスして』
私『えぇぇぇぇ!!!』
浩『叫びすぎ(笑)』
私『無理無理〜恥ずかしいもん』
浩『そぉやんな〜こぉゆうのは男からするもんやしな』
そう言った瞬間、私の唇に温かいものが触れた。
:10/03/08 22:19 :N01A :☆☆☆
#57 [まゆ]
本当に一瞬だった―
これが私とこうちゃんのファーストキス
幸せな一瞬の出来事だった
こうちゃんと私は目をあわせ幸せそうに微笑んだ
素敵なクリスマスだった―
:10/03/08 22:30 :N01A :☆☆☆
#58 [まゆ]
クリスマスも終わり
新年を迎えた―
初詣は佳奈、たくまカップルと4人でいった!
仲良くおみくじをひいた
佳『きゃ〜大吉だっ』
た『うぉっ!俺も大吉〜』
浩『まぢ?俺も〜!まゆは?』
ま『うわぁ〜ん!私だけ凶だしっまぢショック―…泣』
浩『俺のとかえっこしよ。まゆは大吉やからなっ』
笑ってこうちゃんは取り替えてくれたんだっ
だけど…
この取り替えが今後のこうちゃんの人生を大きく変えることになったのかな…
:10/03/08 22:35 :N01A :☆☆☆
#59 [まゆ]
私達ははしゃぎまくってたくさんお祈りした。
私達の前を佳奈とたくまが手をつないで歩いていた
そしたらさ、こうちゃん手繋いでくれて…
言葉にしてないのに気持ちが通じあったって一人で喜んだ。
楽しい冬休みも終わり3学期―
:10/03/08 22:43 :N01A :☆☆☆
#60 [まゆ]
教室にいくと、いつものように佳奈が『おっはよ〜』と言ってきた。私は挨拶をし席についた。
(こうちゃんまだ来てないんだ)
授業が始まってもこうちゃんは学校にこなかった。
私は授業中にも関わらず
『どうしたの?体調くずした?』
とメールを送った。
:10/03/08 22:46 :N01A :☆☆☆
#61 [まゆ]
こうちゃんからの返事を待ったがメールはこなかった。
次の日もその次の日も、こうちゃんは学校にこなかった。
メールをするも返事はなく、電話をするも電源が入っていない。
心配でたまらなかった。
:10/03/08 22:48 :N01A :☆☆☆
#62 [まゆ]
2週間がすぎた頃。
こうちゃんは何もなかったかのように学校に来た。
私はすぐにこうちゃんの所へ駆けよった。
私『どしたの?大丈夫?』
そう聞く私にこうちゃんは
『余裕〜!ちょっと風邪こじらせて寝込んでた。連絡できんくてごめんな、もう復活やっ』
って笑顔で話した。
私は安心し話に深入りしなかった。
―ねぇ、こうちゃん
この時あなたはどんな気持ちだったの?
:10/03/08 22:51 :N01A :☆☆☆
#63 [まゆ]
それからは以前のように毎日4人で笑って過ごした。
季節は変わり春―
私達は高2になった。
:10/03/08 22:53 :N01A :☆☆☆
#64 [まゆ]
クラス替えでザワザワする校舎
私達は見事に同じクラスに
なれる訳がなかった…
といっても違うクラスになったのは私だけ…
佳奈、たくま、こうちゃんは1組だった。
私は2組。
かなり寂しかった。
佳奈に『いやだ〜』とすがりついていた気がする。
:10/03/08 22:55 :N01A :☆☆☆
#65 [まゆ]
佳奈は『隣のクラスだしすぐ会えるぢゃん☆また4人一緒にご飯たべよう』と言ってくれた。
私は3人とバイバイし、渋々2組の教室にはいった。
すると『まゆちゃん…?』
と声をかけられた。
そこには優子がいた。
私『えっ!優子??きゃ〜』
とはしゃいだ。
:10/03/08 22:59 :N01A :☆☆☆
#66 [まゆ]
―優子
優子は中学時代のライバルであった。中学は違うが部活動を通して仲良くなっていた。
まさか優子と同じ高校だったなんて…
高校は人数が多く、知らない顔ばかりだったので知ってる子も気付いていない事があった。
:10/03/08 23:01 :N01A :☆☆☆
#67 [まゆ]
私は嬉しくて毎日優子や優子の友達と一緒にいた。
もちろんお昼休みは佳奈、たくま、こうちゃんと4人で過ごした。
2組での生活にも慣れ毎日が充実していた。
私とこうちゃんも相変わらず仲良しだった。
:10/03/08 23:03 :N01A :☆☆☆
#68 [まゆ]
季節は変わり夏―
高校生活で2度目の夏休みがきた
今年もこうちゃんと花火を見に行った。今年は浴衣を着て…
私『どぉ?似合う?』
浩『孫にも衣装ってやつ?笑』
私『さいってぇ〜
ばかばか』
浩『嘘嘘!すねんなって!ちょ〜可愛いよっ』
そんな会話が楽しくてたまらなかった
:10/03/08 23:07 :N01A :☆☆☆
#69 [まゆ]
この花火大会の日は、私達が付き合って1年記念日だった。
私『もう1年かぁ。早いね』
浩『そうやな、まっこれからもずっと一緒やけどな』
私『約束だよ〜
』
そしてキスをした。
私は月日が経つにつれてうちゃん色に染まっていった
暑い暑い夏の夜。
私はこうちゃんと1つになった
:10/03/08 23:10 :N01A :☆☆☆
#70 [まゆ]
幸せで幸せで涙がとまらなかった
こうちゃんはずっと私の頭をなでてくれた
―こんな日がずっと続くと信じていた。
こうちゃん、あなたはそぉ信じていなかったのですか?―
:10/03/08 23:12 :N01A :☆☆☆
#71 [☆]
気になるよ〜 がんばって
:10/03/09 16:25 :SH02A :☆☆☆
#72 [我輩は匿名である]
頑張って下さい
:10/03/09 18:10 :W62H :☆☆☆
#73 [*]
頑張ってください(>_<)x
応援してます!
:10/03/09 20:36 :W61K :☆☆☆
#74 [まゆ]
みなさん★
ありがとう
ほんま嬉しいです
頑張ってかきます
:10/03/09 20:56 :N01A :☆☆☆
#75 [まゆ]
夏休みはよく4人で遊んだ
佳奈とたくまも相変わらず仲が良かった。
楽しい夏休みも終わり2学期がはじまった―
:10/03/09 20:58 :N01A :☆☆☆
#76 [まゆ]
教室に入ると真っ暗にやけた優子が走って私の席にきた。
優子は相変わらずのテンション
夏休みの話をして盛り上がった。
私とこうちゃんの事を話して『にやけるな〜』とか言われてた。
:10/03/09 21:00 :N01A :☆☆☆
#77 [まゆ]
毎日が平凡だった―
そうこの日がくるまでは…
:10/03/09 21:05 :N01A :☆☆☆
#78 [まゆ]
肌寒くなった11月
いつも4人で食べていたお昼休み…
こうちゃんはいなかった
佳奈に聞くと『風邪をひいたから休んでいる』という事だった。
私は心配になりメールをした
『こうちゃん大丈夫
明日はこれるといいねっ
』
:10/03/09 21:09 :N01A :☆☆☆
#79 [まゆ]
メールの返事はこなかった
そしてこうちゃんも学校にくる事はなかった…
連絡がなく心配になりすぎた私は何度も電話をした
きっとそれがうざかったんだよね…
:10/03/09 21:11 :N01A :☆☆☆
#80 [まゆ]
そのまま冬休みに入った
こうちゃんと連絡がとれなくなって1ヶ月…
佳奈とたくまもこうちゃん、そして私を心配してくれた。
:10/03/09 21:18 :N01A :☆☆☆
#81 [まゆ]
クリスマスも近づき私はこうちゃんに電話をした
『…はい』
1ヶ月ぶりに聞くこうちゃんの声。私は嬉しかったが、どこか元気がなかった…
私『久しぶりだねっ。体調大丈夫?』
浩『…クリスマスあえるか?』
私『もちろんっ!こうちゃんの家いっていい?』
浩『おう。ぢゃあ1時な』
私『分かった。ぢゃあねっ』
:10/03/09 21:25 :N01A :☆☆☆
#82 [まゆ]
電話を切り、私はこうちゃんの誕生日プレゼントを買いにいった。
去年もらったのに、私は何もあげられてなかったから…
プレゼントは悩んだ。
悩んだ結果、ピアスにした。
こうちゃんはいつも色んなピアスを付けていたから。
:10/03/09 21:30 :N01A :☆☆☆
#83 [まゆ]
クリスマス当日―
私はこうちゃんの家にいった
しかしこうちゃんはいつもと違った…
帽子をかぶり冷たい態度だった
あまり会話がなかった
私あの時、不安だったよ
ねぇ、こうちゃんの方が不安だった?こわかった?
:10/03/09 21:56 :N01A :☆☆☆
#84 [まゆ]
私は話をきりだした
私『学校きてなかったけど、どうしてたの?』
浩『………』
私『あっあのね、プレゼントあるんだ。喜んでくれるといいな』
浩『…いらねぇ』
私『えっ…こうちゃんよくつけてるピアスだよぉ!私頑張って選んだんよっ』
浩『いらねぇつ―の、てか別れて』
一瞬時間がとまった。
今なんて…?
:10/03/09 21:59 :N01A :☆☆☆
#85 [まゆ]
私は理解できなかった
私『えっ?冗談でしょ?』
浩『冗談で言うわけね〜し』
私『どうして?どうしてなの?急すぎるよ』
浩『急じゃねぇし。お前いろいろ重いんだよ』
:10/03/09 22:12 :N01A :☆☆☆
#86 [まゆ]
私は涙もでなかった
こうちゃんの顔を見た
目が潤んでいた気がした
こうちゃん?あの時どんな気持ちだったの?
:10/03/09 22:13 :N01A :☆☆☆
#87 [まゆ]
私はこうちゃんといる空間が耐えられなくなり、黙って帰ってしまった。
はっきりした理由も聞かずに…
私は佳奈に電話をしていた。
佳『メリクリっ!浩大とは会えた?ラブラブしてるんかぁ?』
佳奈のテンション高い声
佳奈の声を聞いた時に涙が流れた
私…振られたんだ。
私『…うっ…私…こうちゃんに振られちゃった…』
そう言い一方的に電話をきった
:10/03/09 22:18 :N01A :☆☆☆
#88 [まゆ]
その後、佳奈からは数件の着信があった。
私は出る事ができなかった
私は何日も部屋にこもった
ご飯も食べられなかった
日に日にやつれていった
:10/03/09 22:25 :N01A :☆☆☆
#89 [まゆ]
こうちゃん、
私あの時ほんと苦しかった
でも、こうちゃんの方が苦しかったんだよね?
:10/03/09 22:27 :N01A :☆☆☆
#90 [まゆ]
私が部屋にこもってから、佳奈とたくまは毎日家にきてくれた
最初は正直うざかった
だけど佳奈は毎日メールや電話をくれた。
私の支えだった。
佳奈とたくまのおかげで、私はご飯を食べられるようになった
ありがとう。ほんとに感謝。
冬休みも終わり3学期―
:10/03/09 22:34 :N01A :☆☆☆
#91 [まゆ]
やつれた私
教室に入るとすぐに優子が駆けよってきた
優『まゆ?どしたの?なんか痩せたね?なんかあった?』
私はまた泣きそうになった
まだ信じたくなかった
:10/03/09 22:37 :N01A :☆☆☆
#92 [まゆ]
私『私…別れたんだ。振られちゃった』
笑って言ったつもりだが涙は流れていた
優子、ずっと傍にいてくれてありがとうねっ
優子は私にいった
優『あきらめるの?まゆはそれでいいの?』
私は『諦めたくないよ…』
とつぶやいた
優『なら答えは1つ。会ってちゃんと話しておいで』
優子の言葉で私はまた涙を流した。私は馬鹿だった。
辛いのは私だけじゃない。
こうちゃんにも何か理由があるんだよね。こうちゃんもきっと色々考えたんだよね。
:10/03/09 22:47 :N01A :☆☆☆
#93 [まゆ]
私はこうちゃんに会いに行った
:10/03/09 22:49 :N01A :☆☆☆
#94 [まゆ]
こうちゃんの家の前につきチャイムを鳴らした。
しばらくして、
こうちゃんが出てきた。
浩『………なんかよう?』
冷たい言い方。
なんで変わっちゃったの?
何がこうちゃんを変えたの?
私は涙をこらえた
そして―
:10/03/09 22:53 :N01A :☆☆☆
#95 [まゆ]
私『私…別れたくないよ。納得できない。』
浩『まぢめんどくせぇ…うざいんだけど』
私『そんなのこうちゃんの本心じゃないでしょ?何か理由があるんだよね?』
浩『…』
私『約束したよね?ずっと一緒にいるって…そう約束したよね?』
私は涙を必死でこらえた
:10/03/10 18:10 :N01A :☆☆☆
#96 [まゆ]
浩『あほくせ〜理由がいるんかよ。なら理由いったるわ。冷めた』
私『嘘ばっか。なんでこうちゃん変わっちゃったの?ねぇ…なんで?私…こうちゃんの事だいすきだよ?』
浩『…もう帰って』
私『やだよ。別れたくないよ…』
浩『…しらねぇからな』
こうちゃんはそう言うと家の中へ入っていった
:10/03/10 18:14 :N01A :☆☆☆
#97 [まゆ]
私は帰りたくなかったので、外で待っていた。
こうちゃんなら外にでてきてくれる…
そう信じて待っていた。
何時間いただろうか
冬の寒い中、ずっと待った
私ばかだったかな?
:10/03/10 18:19 :N01A :☆☆☆
#98 [まゆ]
暗くなってきたな…
そう考えていると突然目の前が真っ暗になった…
私なにしたんだろう…
気付いたらベッドの上だった
目を覚ますと佳奈やたくま、優子が心配そうに私を見つめていた
………?
:10/03/10 18:22 :N01A :☆☆☆
#99 [まゆ]
私は状況がつかめていなかった
話を聞くと、私はこうちゃんの家の前で倒れていたらしい
病院に連絡したのはこうちゃんらしい。
それを聞いただけで涙が溢れた
こうちゃんが私に気付いてくれたんだ…
ただそれだけなのに、私は嬉しかった。
:10/03/10 18:25 :N01A :☆☆☆
#100 [まゆ]
佳奈やたくま、優子にも連絡してくれたんだって。
ねぇ…
こうちゃん?
あなたが振ったくせに、なんで優しくするの?
そんな事されたら私…
どうしていいかわかんないよ…
こうちゃん…
すき。だいすきだよ…
:10/03/10 18:27 :N01A :☆☆☆
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