好き
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#71 [雪]
その指輪は、すこし太くて、シルバーの真ん中には石が埋め込まれていた。
「かわいー!」
「じゃあ、これにすっか」
「うん!」
ペアリングは健太からの最初で最後のプレゼントになった。
:10/06/24 23:21
:SH02A
:ww2io.xk
#72 [雪]
地元に着くと、すぐに颯太君から電話があった。
「雪ちゃん?無事ついた?」
「うん、着いたよー」
「そう、よかった。俺、明後日休みなんやけど行ってもいいかな?」
「…いいけど仕事終わるの21時くらいやで?」
:10/06/24 23:24
:SH02A
:ww2io.xk
#73 [雪]
「全然いいよ、ならまた連絡する」
「はあーい」
そういって電話はきれた。
:10/06/24 23:26
:SH02A
:ww2io.xk
#74 [雪]
それからは、健太と颯太君、両方と付き合っていた。
健太は、男らしくて、すごく話があって、いいやつ。
颯太君は、優しくて、私のことを一番に考えてくれて、居心地がいい。
そんな二人を天秤にかけても、当時は選ぶことができなかった。
:10/06/25 15:00
:SH02A
:SN6ykynQ
#75 [雪]
二日後、仕事が終わる時間を目掛けて颯太君がきた。
二人で居酒屋にご飯を食べに行き、そのとき、プレゼントをもらった。
中身はお揃いのブレスレット。
多分、健太がペアリングをくれたのを知って、買ってきてくれたんだと思う。
「ありがとう」
そういうと、颯太くんは嬉しそうに笑った。
:10/06/25 15:45
:SH02A
:SN6ykynQ
#76 [雪]
そのあと、私のアパートに行き、飲み直した。
颯太くんは酒がすごく弱くて、すぐに酔っ払っていた。
しばらく颯太君はソファーで横になっていたと思ったら寝てしまった。
わたしはずっと寝顔を見ながら颯太君の頭を撫でていた。
:10/06/25 15:48
:SH02A
:SN6ykynQ
#77 [雪]
しばらくすると私も寝ていたみたいで、最後に時計を見てから3時間くらい経っていた。
颯太君も目が開いていてさっきとは逆の立場になっていた。
「雪、ひざ枕してあげる。おいで」
颯太君が雪って呼ぶ時は何か大事な話があるときだった。
:10/06/25 15:52
:SH02A
:SN6ykynQ
#78 [雪]
「髪サラサラだね。」
頭を撫でながら言った。
それからしばらく無言が続いた。
そして突然、
「健太と別れてよ…」
:10/06/25 18:34
:SH02A
:SN6ykynQ
#79 [雪]
その言葉で颯太君の顔を見上げると今にも泣きそうな顔をしていた。
「俺ね、こないだ健太と雪が泊まってった日起きてたんだ。二人がやりはじめて、そういう声とか聞こえてきてマジ嫌だったし、辛かった。」
:10/06/25 18:37
:SH02A
:SN6ykynQ
#80 [雪]
「でも、これは俺がそれでいいって言って始めたことやし、我慢しようと思った。」
「……」
「でも、雪を抱くときに身体中に着いてるキスマークを目の当たりにしたり、一緒にいるときに健太から着信あったりすると、やっぱり劣等感感じてたまらない気持ちになるんだ…」
:10/06/25 18:41
:SH02A
:SN6ykynQ
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