別れさせ屋
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#192 [歩美]
私「新一とホテルに行った。」
どうせ新一から聞くんだし、
私は事実を答えた。
進藤は声をあらげていた。
意味わかんない。
あんただってまだ彼女と別れてないじゃん。
私「進藤くんだって、
彼女と別れてないでしょ。」
進藤に対して恋愛感情がないおかげで、キツく言い返すことができた。
進藤は黙った。
しばらくして、
「今から別れる!」
と言って一方的に電話を切られた。
:10/07/12 03:07
:F02A
:JLF19vlQ
#193 [まりん]
:10/07/12 10:29
:P03B
:gA1cPXcA
#194 [歩美]
え?もう別れるの?
そんなに私の彼氏になりたいの?
見守るタイプの新一と違って、ガツガツくる進藤は新鮮だった。
正直、嬉しかったし・・・。
やっぱり進藤とちょっと試しに付き合ってみてもいいかな?
なーんて考えてたら、
20分後。
新一から電話がかかってきた。
新一「今から話ある!
もう歩美んち向かってるから!」
は、はい〜〜〜???
:10/07/12 21:44
:F02A
:JLF19vlQ
#195 [歩美]
新一との電話が終わると、
次は進藤から電話がかかってきた。
進藤「新一に話した。
今彼女と別れたし、
もう新一とは関わらないでくれよ。」
は、は、はい〜〜〜!!??
意味がわからなかった。
何が起きてるのかわからなかった。
でも、進藤が『新一に話した』ことがとてつもなく困った。
新一にはまだ気付かれたくなかったのに・・・。
:10/07/12 21:47
:F02A
:JLF19vlQ
#196 [歩美]
進藤と早く電話切らなきゃ、
もう新一が来ちゃう。
焦っていると、
兄がドアをノックした。
兄「歩美ー。
新一くん来てるぞー。」
わっ。
来ちゃった。
私は
「お兄ちゃんが呼んでるから切る!」
と言って電話を切り、
玄関を出た。
ひどく険悪な表情の新一がそこにいた。
:10/07/12 21:50
:F02A
:JLF19vlQ
#197 [歩美]
新一は上着を忘れた私に自分のダウンを着せ、
「とりあえず移動しよ。」
と言った。
公園とかはちょっと寒いと気を使ってか、
近所のマンションのロビーに移動した。
ひとまず座る。
しばらくの沈黙があり、
新一が話し始めた。
新一「さっき進藤から電話かかってきた。」
私「うん。」
:10/07/13 00:39
:F02A
:3KdQPh0M
#198 [歩美]
新一「まじなの?あいつが言ってたこと・・・。」
私は頷いた。
進藤がどこまで話したのかは知らない。
でも、全部話したはず。
新一「・・・本気なんだよな?」
私はそれまでそらしていた目を新一に向けた。
《本気じゃない!!!》
って正直に言えば良かった。
なのに私の口から出たのは、
「うん。」
だった。
:10/07/13 00:43
:F02A
:3KdQPh0M
#199 [歩美]
新一に会って、
こうやって急いで事実確認をされて、
私は気付いた。
ううん、わかってた。
私は、
新一が好きなんだって・・・。
でも、あの時は言えなかった。雰囲気や空気がそうさせたのかは、わからない。
だけど、
『進藤のことは遊び』
って言っちゃったら、
それこそ新一がどっか離れちゃう気がしたんだ。
:10/07/13 00:47
:F02A
:3KdQPh0M
#200 [歩美]
新一は立ち上がり、
私から少し離れてふり返った。
新一「俺らの仲はもう終わりだな。」
新一にそう告げられ、
私は息が止まりそうなくらい苦しくなった。
まさか新一に終わりを告げられるなんて・・・。
《今までごめんなさい。》
言葉は何も出てこなくて、
必死に心の中と頭の中で謝った。何度も何度も。
新一を傷つけたことを。
:10/07/13 00:52
:F02A
:3KdQPh0M
#201 [歩美]
新一はそのまま帰ってしまった。
私は全く動けなかった。
寒い12月の半ば。
新一に着せてもらったダウンが、ちっともあったかくなかったよ・・・。
どれくらい放心状態だったかわからないけど、ふと我にかえり、時間を見ようとポケットから携帯を取り出そうとした。
あれっ、
携帯がない。
私は携帯も持たずに出てきてしまっていた。
:10/07/13 00:55
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