別れさせ屋
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#590 [歩美]
ちゃんと彼女の存在を明かしてきたので、ハメるという作戦から、調査という作戦に変えた。
私「結婚とかは、
考えてないの?」
龍一「うん。さっき話したことが引っかかってるしな。」
桜との結婚を考えていないと聞いた私は、
この時すでに歪んだ感情だった。
桜の不幸を心のどこかで喜んでいた。
それは、
龍一に魅力を感じ始めていたから・・・。
:10/10/18 21:18
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:SzQkHEk2
#591 [歩美]
龍一「桜とは仲いいの?」
私「仲いいっていうか、
ホステス友達みたいな?」
本当は仲良いよ。
龍一「俺、歩美ちゃんみたいな影があるホステスって好きかも(笑)」
なにー?
それなにー?
影?暗いの?
好き?
どの好き?
というのは心の叫び。
実際には笑い流していた。
:10/10/18 21:21
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#592 [歩美]
私「ねぇ、車なのに普通に飲酒して大丈夫なの?」
龍一「今さらの質問だなぁ。
さっき止めた駐車場、会社のすぐ近くだから大丈夫。
タクシーで送るし。」
さすが30歳。
ちゃっかりしっかりしている。
龍一「ところで、
まだ想ってんの?
龍太郎くんのこと。」
私「・・・」
答えられなかった。
悔しくて。
:10/10/19 00:20
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#593 [歩美]
まだ想ってる。
だからこそ胸がいたいんだよ。
今こうして
龍一といることが。
閉店まで恋愛を語り合った。
私は久しぶりに酔っ払ってワケもわからず泣いた。
奈々子と居酒屋でベロベロになって、佐伯さんに拾われた日を思い出した。
あの日も、
龍太郎のことで泣いた。
今もきっと龍太郎を想って泣いた。
:10/10/19 00:26
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#594 [歩美]
タクシーで送ってもらった。
少し風に当たろうと、
私の家の最寄り駅付近で適当に腰掛けた。
いつの間にかお水を買ってきてくれた龍一。
そして、
帰り際に抱きしめられて頭を撫でられた。
家に着き、
シャワーを浴びながらまた泣いた。
桜・・・ごめん・・・
ハメれなかった・・・
ハマっちゃった・・・
:10/10/19 00:29
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#595 [歩美]
18≫秘め事。
――翌日。
龍一とのデートについて桜から連絡がきた。
私「桜と付き合ってること、隠さず打ち明けてきたよ!」
桜「まじで?」
私「でも、結婚する気があるのか聞いたらないって・・・」
桜は少し黙った。
桜「やーっぱりね!
もう別れよっと。
で、
お泊まりしなかったの?」
私「してないよ。
2時には家に帰ってたし。」
:10/10/19 00:34
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#596 [歩美]
桜「なぁーんだ。
歩美、ありがとうね。
ってか、ごめんね。変なお願いして。」
お礼を言われ、謝罪までされた私は罪悪感で息ができなくなった。
桜は龍一と別れる決意をした。
これで私の任務は完了。
深入りはしない。
それが私のやり方。
・・・だったはずなのに・・・。
すでに龍一とのメールは増えていた。
:10/10/19 00:37
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#597 [歩美]
龍一のメールの愛想が、
ほんの少しだけ良くなった。
絵文字がついている。
ただそれだけで嬉しかった。
龍一が仕事が終わる頃、
私は出勤し、仕事をする。
生活リズムはまるで逆。
だけど、合間合間でメールは続いた。
月曜日、火曜日、水曜日・・・
龍一と連絡をとっているだけで、仕事もいつもよりシャキシャキできていた気がする。
木曜日、
上がりと同時に天馬が来た。
:10/10/19 00:40
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#598 [歩美]
天馬「あがり?」
私「うん。」
天馬「飯行く?」
私「行かない。」
天馬「BAR行く?」
私「行かない。」
天馬「2分時間ちょうだい?」
2分という微妙な時間にプッと笑ってしまい、
結局行きつけのBARに行くことになった。
天馬「彼氏できた?」
:10/10/19 00:46
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#599 [歩美]
私「なんで?」
天馬「なんとなく。」
私「できてないよ。」
天馬「じゃあ俺とカップルになろうよ。」
私「嫌だし(笑)」
天馬はいつまでこうやって私を想ってくれるんだろう。
口ではウザイとか言うけど、
やっぱり時々嬉しくなる。
でも、今の私には天馬じゃなくて、他に興味のある相手がいる。
:10/10/19 00:49
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