別れさせ屋
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#652 [歩美]
龍一には、
気分転換したいから一週間仕事を休んだ。
と連絡はしておいた。

責めるわけでもなく、
「ゆっくりしろよ」
と言う龍一。

まさか元彼に会いに行くなんて思ってもみないよね。
ごめんなさい・・・。


やがて、
新幹線は新大阪へ到着した。


大阪に知り合いは何人かいるけど、親しい間柄じゃないから会っていくつもりもなく、
あくまで目的は龍太郎だった。
誕生日プレゼントのお礼は言っておきたい。

⏰:10/11/15 11:02 📱:F02A 🆔:o5gk6qNc


#653 [我輩は匿名である]
すっげー面白い!
続き早く書けよ

⏰:10/11/15 16:33 📱:PC 🆔:☆☆☆


#654 [キララ]
更新待ってます

⏰:10/11/15 23:38 📱:P03B 🆔:WiBBWdjQ


#655 [歩美]
匿名さん
キララさん

ありがとうございます

⏰:10/11/16 00:53 📱:F02A 🆔:MbF4GZRQ


#656 [歩美]
メモしてきた龍太郎の住所を見て、駅員さんに行き方を訪ねる。
見慣れない電車を乗り継ぎ、
見慣れない景色を眺め、

龍太郎の家の最寄り駅らしき場所へ着いた。

駅に着くと、
ここでようやく緊張し始めた。
「まじで来てしまった。」

こんな心境だった。


行き交う人は関西弁。
まさか龍太郎も関西弁になってしまってるんだろうか。

⏰:10/11/16 00:57 📱:F02A 🆔:MbF4GZRQ


#657 [歩美]
ネックレスを握りしめ、
龍太郎の住所へとゆっくり歩き始めた。

今日、私の胸にあるのは、
龍一のネックレスじゃなかった。

龍太郎にもらったリングを通したネックレス。


徒歩でたぶん10分くらい経った。
メモとマンションの番地を何度も何度も確認する。


ここだ・・・。


そこは5階建てで、
普通のマンション
・・・じゃなく、
明らかにワンルームマンションだった。

⏰:10/11/16 01:01 📱:F02A 🆔:MbF4GZRQ


#658 [歩美]
マンションの下から見上げた各部屋のベランダは、
一つずつで狭い。

どうしてワンルームマンションなんだろう・・・。

1階の集合ポストで名前を調べる。

201号室。
メモと同じ部屋番号。
龍太郎の名前があった。


間違いない。ここだ。

でもなかなか階段を上がれなかった。
周りから見たらただの不審者だと思う。

⏰:10/11/16 01:04 📱:F02A 🆔:MbF4GZRQ


#659 [歩美]
どれくらい躊躇してか、
ようやく私は階段を登った。
201号室の前に立ち、
心臓なのかなんなのかわからない音を必死に押さえようとした。
でも音は激しさを増す。


死ぬ気でインターホンを押してみた。


ピンポン


応答はない。


今日は平日。
しかも真っ昼間。
仕事か・・・。

⏰:10/11/16 01:07 📱:F02A 🆔:MbF4GZRQ


#660 [歩美]
一分くらい待ってみたけど、
誰も出てこなかった。

ひとまずマンションを出て、
辺りをフラつき喫茶店に入った。
紅茶を頼み、一服した。

そして頭の中で整理した。

あのマンション、
龍太郎、
1人暮らしなんだろうか。
家族は?
家庭は?

離婚したとか・・・?


誕生日に突然の贈り物。
ワンルームマンションに住んでいる。
どう考えても離婚したんだと思った。

⏰:10/11/16 01:11 📱:F02A 🆔:MbF4GZRQ


#661 [歩美]
一家の主なら、
普通に考えて元カノに住所まで書いた贈り物なんてしない。

そっか。
龍太郎、離婚したんだ。

私は勝手に推測し、
龍太郎は離婚して独り身だと決めつけた。

大阪まで押しかけてきて良かった。
そう思った。


独り身なら、なおさら絶対に会って帰りたかった。


夜、
また部屋を訪ねようと思い、
時間を潰すことにした。

⏰:10/11/16 01:17 📱:F02A 🆔:MbF4GZRQ


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