別れさせ屋
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#671 [我輩は匿名である]
:10/11/18 17:23
:SH01B
:R3GmigVM
#672 [歩美]
ビールが来るまでに、
タバコに火をつける龍太郎の横顔。
その顔は、
大好きだった横顔。
龍太郎と目が合い、
照れたように笑い、
すぐに目をそらす龍太郎。
変わらない彼がそこにいた。
目をそらした龍太郎はすぐに私の方を真っ直ぐ見て言った。
「本当に悪かった・・・」
まさか一言目で謝ってもらえるとは思わなかった。
:10/11/19 09:15
:F02A
:1jxOjSoA
#673 [歩美]
色々言いたかった。
めちゃくちゃに攻めたかった。でも私が選んだ言葉は、
「もういいよ。」
だった。
優しくそう答えた。
それは、龍太郎を嫌いになれていないという動かぬ証拠だった。
やがてビールが来て、
龍太郎が慣れたようにポンポン注文する。
私と付き合ってた頃、
頼んでた系統と変わらない。
ちゃんと私の好みも覚えていてくれた。
:10/11/19 09:18
:F02A
:1jxOjSoA
#674 [歩美]
諦めた小さな幸せがたくさんあった。
もう、龍太郎と横に並ぶこともないと思っていた。
この横顔を見ることも、
この声を聞くことも。
小さく乾杯し、
少しずつ料理が並ぶと共にお互い話し始めた。
龍太郎「離婚したんだ。」
龍太郎は私と別れてからの事を話してくれた。
結婚して、
たった1年で離婚したこと。
:10/11/19 09:23
:F02A
:1jxOjSoA
#675 [歩美]
理由は色々だと濁したけど、
問い詰めると一番の原因は、
嫁の浮気だとか。
元々お水だった嫁は、
よく龍太郎に黙って客と会っていたらしい。
そしてある日、
子供を連れて出て行った。
なんとか話し合うことになったけど、恐らく嫁と子供には、すでに他に住む場所があった。
そして龍太郎は嫁から恐ろしいことを言われた。
「この子も、ほんまにあんたの子かわからへんし」
どんなに辛かっただろう。
そんなこと言われて・・・。
:10/11/19 09:28
:F02A
:1jxOjSoA
#676 [℃゜]
すごい経験してますね!
age
:10/11/21 15:43
:re
:tXwQu6TY
#677 [歩美]
許せない。
大切な龍太郎を盗られて、
その上そんなひどい話・・・。
話題が話題だけに、
私たちは静かにしんみりと飲んでいた。
龍太郎「歩美は?
元気してたか?」
それもひどい質問だよ。
ボロボロだったよ。
私「大好きな人と別れて元気なわけないじゃんか(笑)」
冗談っぽく笑いながら言ったのに・・・。
:10/11/21 22:44
:F02A
:H0pw6/ys
#678 [歩美]
龍太郎は下を向き、
小さく言った。
龍太郎「ごめんな・・・。」
さらに空気は暗くなってしまった。あらあら。
私「でも会いに来て良かった♪プレゼント、ありがとう。」
微笑みながら言った。
龍太郎はホッとした感じで、少し笑ってくれた。
龍太郎「彼氏は・・・
そりゃ、いる・・・よな?」
私「い・・・るよ。」
:10/11/21 22:47
:F02A
:H0pw6/ys
#679 [歩美]
言ってしまった。
隠すつもりだったけど。
なぜ真実を話したのかわからなかった。
龍太郎「・・・だよな。
まさか元彼に会いに来たなんて言ってないよな?(笑)」
私「言ってないよ(笑)」
それからお互いにこれまでのことを話した。
龍太郎は順調に仕事も頑張っているみたい。
でも、まだしばらく大阪にいることになりそうとか。
私も、話した。
またホステスをしていることも。
:10/11/21 22:51
:F02A
:H0pw6/ys
#680 [歩美]
付き合い始めた頃みたいに、
ホステスという職業に嫌な顔はしなかった。
できないよね、そんな顔。
私と付き合ってたのに、
こっちのホステスとできちゃったんだもんね。
ダメだ。
思い出したくない。
今はまたこうして目の前に龍太郎がいるんだから。
忘れよう、
辛い過去なんて。
二時間くらい居酒屋にいて、
おあいそをした。
:10/11/21 22:53
:F02A
:H0pw6/ys
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