別れさせ屋
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#728 [歩美]
21≫寂しさ。


私「おはようございます。」

一週間ぶりの仕事。
まだ龍太郎と過ごした時間の感覚が残っていて、少しふわふわしていた。
まだ感触も残ってる。

どうなるかわからない。
だけど、
やっぱり龍太郎が好き。
今は待つしかない。

だから仕事もちゃんとしようと思った。

だけど、復縁したわけでもない関係は、とにかく不安定。

⏰:10/12/13 10:46 📱:F02A 🆔:V9O8fG56


#729 [歩美]
声が聞きたいと思っても聞けない。
彼氏になら当たり前の権利。
でも彼氏じゃないし、
フラれたし、
私が電話できる時間なんて龍太郎は仕事してるかもう寝てる。

こっちに帰ってきて、
一週間もしないうちに寂しさはだんだん増していた。


せめてメールをしたいけど、
何て送ればいいかわからない。普段ならこんなこと困らないのに、龍太郎相手には何にもできない・・・。

そんな寂しさを紛らわすには、別れさせ屋をジミに楽しむしかなかった。

⏰:10/12/13 10:51 📱:F02A 🆔:V9O8fG56


#730 [我輩は匿名である]
あげます

⏰:10/12/16 01:23 📱:W62H 🆔:8xexHZfQ


#731 [歩美]
私が元気ないと気遣ってくれた、同じ店の元気印、鈴にBARに誘われた。

私がおかしいと感じたのは鈴だけだった。

鈴「そうやったんや・・・
複雑やなぁ。」

私は龍太郎のことを話した。


鈴「そういえば、
なぁ歩美。桜の彼氏と付き合ってたん?」

私「え?なんで?」

鈴「天馬がけっこう前に酔っ払ってそんなようなことゆうてたで?(笑)」

⏰:10/12/16 11:41 📱:F02A 🆔:D7Un1Zjo


#732 [歩美]
私「・・・付き合ってたよ。」

鈴はなぜか笑っていた。

私「なんで笑うの?」

鈴「盗ったったわけやろ?
鈴はそうゆうドロドロ好きやねん(笑)」


なんとなく2人で笑った。


でもそれからすぐにある噂を耳にした。


鈴「まぁ、
結局傷付いたもん同士ひっついたからエエんちゃう?」

⏰:10/12/16 11:44 📱:F02A 🆔:D7Un1Zjo


#733 [歩美]
私「えっ?誰が?」

鈴「あれ?歩美聞いてへん?
桜と天馬付き合ってるらしいで〜?」

私「うそっ!?」

鈴「歩美にフラれた天馬と、
彼氏盗られた桜。
よぉ有るパターンやな!」


だから桜は私と龍一のことを聞いてこなかったんだ。
天馬に満たされてるから。


急に悔しくなった。


自分に好意を持ってた相手が、違う子と付き合ってるなんて。

⏰:10/12/16 11:48 📱:F02A 🆔:D7Un1Zjo


#734 [林檎]
あげます。

⏰:10/12/21 09:10 📱:SH905i 🆔:Cq7PabIc


#735 [歩美]
鈴「もしかして・・・へこんでるん?」

私「別にへこんでないよ。」

鈴「でも、天馬はあんなに歩美にベタぼれやったのに意外やわぁ〜。」

天馬が私に思いを寄せていたことは、鈴も、店のみんなも知ってた。

でも私は天馬をフった。
だからへこみたくない。

それなのに寂しかったのは、
今の私には逃げ場所がなかったから。
寂しくて寂しくて死にそうなのに。

⏰:10/12/22 00:30 📱:F02A 🆔:OV0lT/Ws


#736 [歩美]
自分が勝手すぎるのはわかってる。
わがまま、
自己中、
欲張り、
悪女。

全部わかってる。

だけど、それが私。


せめて今できることは我慢。
本当はすぐにでも天馬に連絡したかった。
でも、桜を裏切れない。
もし裏切ったら、二度目になっちゃうから。

だから我慢する。

⏰:10/12/22 00:35 📱:F02A 🆔:OV0lT/Ws


#737 [歩美]
そう決意し、
ただ少しでも時間が流れていくのを願った。

時々くる龍太郎からのメールや電話のためだけに生きていた。

――2ヶ月が経った。

龍太郎との関係は変わらないまま。
恋人じゃない。
でも友達でもない。
寂しさには慣れてしまった。

『男なんていなくても』

そう思えるようになった。

⏰:10/12/22 08:47 📱:F02A 🆔:OV0lT/Ws


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