別れさせ屋
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#100 [我輩は匿名である]
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>>50-100

⏰:10/06/30 23:46 📱:W62SH 🆔:GqtkQYcg


#101 [歩美]
しばらくまったりしていたら、突然せっちゃんが抱きついてきた。
あんまりにも急で、
私はそのまま押し倒された形になった。


せっちゃん「今から話すこと、真剣に聞いてくれるか?」

いいえ。なんて言えるわけもなく、勢いに圧倒されて首をタテに振った。


せっちゃんはようやく話してくれた。
この部屋で、元カノと一緒に暮らしていたことを。
そして、私と付き合った時はまだ元カノが好きだったことも。

⏰:10/07/01 00:08 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#102 [歩美]
知ってたけど、
知らなかったフリを通した。

部屋を見て、
ある程度予測もできたけど、
何も気付いてないフリを通した。


せっちゃん「でも今は真剣に歩美のことが好き。まじで。
こんなこと聞いて、
俺のこと嫌いになった・・・?」


私は首を横に振った。

同時に、内心で同窓会に行ったことに罪悪感を覚えた。

⏰:10/07/01 00:10 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#103 [歩美]
真っ直ぐ私の目を見て話すせっちゃんに、
申し訳なかった。


島田とはこれ以上ダメだ。
この時は本当にそう思った。
せっちゃんだけでいい。
本当にそう思った・・・。


元カノと愛し合ったベッドに私を寝かせるせっちゃん。

私は嫌だよ。
こんなベッドで愛されたくなんかないよ・・・。



せっちゃんを拒んだ。

⏰:10/07/01 00:13 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#104 [歩美]
せっちゃんは、
なんで?
みたいな顔をしたから、正直に嫌だと言った。

私「せっちゃんのことは好きだけど、この部屋は嫌い・・・。」

気まずい雰囲気になった。
重い空気。
せっちゃんは何も言ってくれなかった。


私は勝手に部屋を飛び出し、
ちょっと追いかけてくれるのを期待しながら家路についた。

せっちゃんはいつまで経っても追いかけてくれなかった。

⏰:10/07/01 00:16 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#105 [歩美]
私の方が悪いことしてるのに、せっちゃんがそれを知らないのをいいことに、
自分の独占欲だけを主張してしまった。

やっぱりせっちゃんが好き。

だからこそ元カノとの思い出があるあの部屋が許せない。
あのベッドで平気で私を抱こうとしたことが。


そんな複雑な心境から逃げたかった。
少しでも気を紛らわせて、
ラクになりたかった。


そして私は島田を利用した。

⏰:10/07/01 08:29 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#106 [歩美]
島田にメールした。

すぐに返事がきた。

島田とメールしていれば、
せっちゃんからの連絡がなくてもなんとなく平気だった。

そのまま夜になり、
ようやくせっちゃんからメールがきた。


〈本当にごめん。
もう無理か?〉


・・・正直迷った。

真っ白になるべきか、
まだ真っ白にしないべきか。

⏰:10/07/01 08:33 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#107 [歩美]
せっちゃんへの返信を考えてる間も、島田からメールはくる。

私は決意してしまった。


『バレなきゃいいや』
って。


せっちゃんとあっさり仲直りした。せっちゃんは
「そのうち引っ越すから!」
と約束してくれた。
そこまで?って思われるかもしれない。でも私は当然だと思った。
私のこと好きならそれくらいしてよって。
本当、ガキだった。

⏰:10/07/01 08:37 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#108 [歩美]
それからも島田とコソコソと連絡を取り合っていた。

ご飯に誘われて、
同窓会以来初めて2人で会うことになった。


私は賭けに出てみた。

私「実は、
彼氏がいるんだ・・・。」

島田はびっくりしていたけど、意味ありげに「やっぱり」と言った。
これで島田が引くのかどうか賭けた。



島田はあっさり引いた。

⏰:10/07/01 08:40 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#109 [歩美]
あまりにあっさりと、
「お幸せにね」
と笑顔で言われ、

なんか納得いかなかった。(笑)

でも、その日以来島田と連絡は取らなくなった。


せっちゃん一筋に戻った。


それで一件落着のはずなのに、せっちゃんを本気にさせた自信や、
浮気をしてしまったこととか、色んなことが起きた後の一筋は、あまりにつまらなかった。

⏰:10/07/01 08:43 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#110 [歩美]
人間は欲を出す。

欲を出しすぎて自滅する。

私は特に欲張りだった。

彼氏も横に置いてたい。

でもそれだけじゃ足りない。

彼氏以外にも、
私を愛してくれる人が欲しかった。

『彼氏がいてもいい。』

そう思われたかったし、
そう言われたかった。


欲張りでワガママになった私は、これから落ちるとこまで落ちる。

⏰:10/07/01 08:53 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#111 [歩美]
4≫壊す快感。


――クリスマスが近づいてきた。街はすっかり派手なイルミネーション。
カップルがイヤミな程、
やたらと目に付く。

・・・
っていう私もカップル。(笑)


クリスマスは始まりと終わりが激しい時期。

1人が寂しくて誰かと2人になりたがる始まりと、
別の人と聖なるクリスマスを過ごしたくなる終わり。
一概には言えないけど、
この二パターンは多い。

⏰:10/07/01 08:59 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#112 [歩美]
私「なにしてんの?」

新一「おぉっ、
びっくりした。
歩美か。」


新一と久しぶりに学校以外でバッタリ会った。
親友の《進藤》の家に行く途中だった。


そのまま道端で話し込んだ。


私「進藤くんも元気ぃ?
付き合ってた頃よくWデートしたよねっ!」

新一「そうだな・・・。」

⏰:10/07/01 09:04 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#113 [歩美]
私「楽しかったよね・・・」


すでに私は壊しにかかっていた。

新一には今他校に彼女がいる。それなりに男前だし、
元々モテるもん。


新一「歩美も彼氏いるんだろ?俺と話してるとこ見られたら、ヤキモチやくんじゃねぇの?(笑)」


私「ないない!
私、愛されてないし・・・。」


もちろんウソ。
ただ新一の気を引きたかっただけ。

⏰:10/07/01 09:08 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#114 [歩美]
新一「えっ?うまくいってねーの・・・?」

ひどい言い方だけど、
新一はちょろい。
情にもろいというか、
やっぱり私を特別視してくれているのが伝わってきた。


このまま押せば、
すぐ転がるって自信があった。

私「クリスマスも会ってくれないかもだし、超寒い冬だよ〜っ(笑)」


新一の態度や反応が面白くて仕方なかった。

⏰:10/07/01 09:11 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#115 [歩美]
クリスマスはしっかりせっちゃんと予定がある。
でも、
今は新一を振り回して
満足したかった。


私「新一はうまくいってるんでしょ・・・?」

わざと悲しそうに言った。

新一「えっ、・・・あ、あんまり・・・。」


『転がった』


新一の返答で確信した。

⏰:10/07/01 19:02 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#116 [歩美]
新一はその後、
進藤の家に向かっていった。

案の定、
その日の晩に新一からメールがきた。

〈俺、
やっぱり歩美が好きだ・・・〉

やった。

根が真面目な新一のことだから、すぐに彼女とは別れてくれるはず。
そして例え私が
「付き合えない」
って断ったところで、
新一はすぐには私を忘れられない。

⏰:10/07/01 21:31 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#117 [歩美]
突然別れを告げられる彼女のことを想像すると、
優越感でたまらなかった。


新一はその日のうちに彼女をフった。
バカな男。


もちろん私は新一と復縁する気はない。
私にはせっちゃんがいる。

欲しいのは、
保険。
いつでも私を受け入れてくれる逃げ場所。


私は本当に最低だ。

⏰:10/07/01 21:40 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#118 [歩美]
新一にはこう言った。

「好きだけど、今すぐ新一と戻る気はないの。でも新一を誰かにとられるのは絶対嫌!」
って。

新一はこう答えた。
「じゃあずっと待ってる。」


欲しかった答え。
私を満足させてくれる最高の答えだった。



こうしてクリスマス直前、

私は簡単に
新一カップルを壊した。

⏰:10/07/01 21:43 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#119 [歩美]
快感だった。

とにかくそれだけ。

人の不幸はおいしい。
私の場合、
恋愛の不幸に限ってだけど。


特に仲良くない同級生も、
クリスマス直前で、
彼氏や彼女とサヨナラした子が何人かいた。

そんな話を聞いては、
内心嬉しかった。


そして、
私が次に自分の手で壊したくなったのは、
友達だった。

⏰:10/07/01 23:49 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#120 [歩美]
5≫代償。


次に壊したくなったのは、
《亜里沙》という友達。
高校は違うけど、
地元で仲のいい子。

昔から私はいつも亜里沙に負けていた。
何においても。
顔も可愛いし、頭もいいし、
男女共にウケがいい。
仲良くしていたけど、
いつも心の中では「うざい」って思ってた。


――久しぶりに地元メンバーで集まった日。

⏰:10/07/01 23:54 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#121 [歩美]
クリスマスが終わり、
冬休みに入っていたその日は、みんな彼氏の話で盛り上がっていた。

ただ亜里沙だけは、
複雑な恋愛状況だった。

彼氏はいない。
彼氏みたいな相手はいる。

その相手は、
地元で有名なチャラ先輩。
《拓海先輩》
あまりに男前なチャラ先輩だから、ワンナイトラブだとしても、女子にとってはうらやましい存在。

そんな拓海先輩と、
亜里沙はセフレみたいな状況だった。

⏰:10/07/01 23:58 📱:F02A 🆔:Kjt9WnB6


#122 [歩美]
私「いや、セフレでもうらやましいし!(笑)」

みんなにそう言われて、
亜里沙はちょっと天狗になった。

私「ってか、亜里沙かわいいんだし、告ったら???」

プレッシャーをかけた。


今回は、
カップルじゃないけど、
亜里沙と拓海先輩との縁を切らせたかった。
亜里沙のためでもない。
亜里沙は拓海先輩に本気だったから、思い切り傷ついてほしかっただけ。

⏰:10/07/02 00:02 📱:F02A 🆔:P25j35mE


#123 [ゆん]
今も別れさせ屋やってんの?

⏰:10/07/02 00:23 📱:P701iD 🆔:w.pfnNaY


#124 [我輩は匿名である]
くだらん

⏰:10/07/02 00:58 📱:W62P 🆔:COUcTxvg


#125 [774ch]
読んでます
これからも楽しみにしてます

⏰:10/07/02 01:07 📱:D904i 🆔:fSkLiBL2


#126 [歩美]
拓海先輩にはいくらでも女はいる。
私のお兄ちゃんが仲良いから知ってる。
拓海先輩が亜里沙1人にしぼるはずがない。


私「告っちゃえ♪」

私に続き、
他の女子も背中を押した。


亜里沙「う、うん・・・♪」


翌日、亜里沙から一斉送信のメールが届いた。


〈ダメだったぁ〜

⏰:10/07/02 01:30 📱:F02A 🆔:P25j35mE


#127 [歩美]
やっぱり。
と私は思った。

心配してるフリをして、
亜里沙に電話をかけた。


亜里沙「やっぱり拓海先輩は亜里沙のこと好きじゃなかったみたい・・・。」


ひたすら失恋に凹む亜里沙。
ざまぁみろって思った。


期待どおり、
それから亜里沙のところに、
拓海先輩からの連絡はなくなった。

⏰:10/07/02 01:33 📱:F02A 🆔:P25j35mE


#128 [歩美]
この際、とことん追い詰めようと考えた。

私「私のお兄ちゃん、拓海先輩と仲良いから私からも言ってあげようか?」

亜里沙「え?」

私「時々だけど家に来たりするし、亜里沙が拓海先輩のことを本当に好きだって私からも話してあげるよ!」

亜里沙「でも・・・」

私「こういうのって、又聞きの方が嬉しいんだよ♪」

亜里沙「そっか!じゃあ歩美、お願いっっっ!!」

⏰:10/07/02 01:37 📱:F02A 🆔:P25j35mE


#129 [歩美]
私は、亜里沙のことをお兄ちゃんに話した。
面倒くさがりのお兄ちゃんは、「そんなのお前が言えよ」
って言った。
だからお兄ちゃんに拓海先輩の連絡先を聞いた。

狙い通り。


私は早速、
拓海先輩に電話をかけた。

拓海先輩「もしもし?」

私「あっ、急にすみません。
優の妹ですけども。」

拓海先輩「えっ!?あゆちゃん?なになにどーした!?」

⏰:10/07/03 00:54 📱:F02A 🆔:ocKpzddI


#130 [歩美]
拓海先輩と直接会話なんてしたことないし、
家に来てても挨拶程度だったのにさすがチャラ男。
記憶力もノリもハンパなかった。(笑)


私「あのー、
亜里沙ってわかります?」

拓海「亜里沙?
あっ、松田?」

私「そうです!その亜里沙から頼まれたんですけどね、(ウソ)拓海先輩とどうしても付き合いたいから私からも言ってって言われたもんで・・・」

↑亜里沙が聞いたら驚くようなウソだった。

⏰:10/07/03 00:58 📱:F02A 🆔:ocKpzddI


#131 [歩美]
拓海先輩「あっ、そうか。
あゆちゃん、アイツと同い年か。わりぃなー巻き込んで(笑)
丁重に断ったんだけどなぁ・・・。」

私「そうなんですか・・・。
理由ってなんですか?
もちろん亜里沙本人には言わないですよ!(てか、私が聞きたいだけだし)」

拓海先輩「実はさ、
俺、彼女いるんだ。
まっ、遠距離なんだけどね。
だからちょっと遊んでしまったって感じでさ〜・・・。」


そうだったんだ。
チャラ男にも本命がいたんだ。

⏰:10/07/03 01:01 📱:F02A 🆔:ocKpzddI


#132 [歩美]
私「そうだったんですね!
じゃあ亜里沙は諦めた方がいいって言うべきですよね?」

拓海先輩「悪いな。付き合うとかは考えてないなぁ。」

私「わかりました!
すみません、急に・・・。
じゃあまたお兄ちゃんをよろしくです♪」


電話を切り、
すぐ亜里沙にかけた。


亜里沙「ど、どうだった?」

私「亜里沙、拓海先輩ね、
亜里沙のことは最初から体目当てでタダのヤリ友にしか見てなかったって・・・
最低だよあんな男!!!」

⏰:10/07/03 01:05 📱:F02A 🆔:ocKpzddI


#133 [歩美]
いや、
最低なのはこの私。(笑)

拓海先輩が言った言葉を、
わざと亜里沙が傷つくように伝えた。
亜里沙は大泣きしていた。
心にもないのに、
「大丈夫?」
とか聞いてみた。

大丈夫そうではなかった。


亜里沙はしばらく泣き続け、
やがて電話を切った。


あんなチャラ男にひっかかったんだから、自業自得だよ。

⏰:10/07/03 01:08 📱:F02A 🆔:ocKpzddI


#134 [歩美]
私はひと仕事を終えて、
より一層最低な女として、
新しい年を迎えた。


〈せっちゃん〉
という彼氏と、
〈新一〉
という私を思い続けてくれる男と、
〈亜里沙〉
という失恋した女。

望み通りだった。


新年、
せっちゃんと初詣に行った。


すでにこの時、私の周りでは大変なことが起きていた。

⏰:10/07/03 07:48 📱:F02A 🆔:ocKpzddI


#135 [歩美]
地元の女友達からのあけおめメールが、
ほとんど来なかった。
私は送信してるのに、
返信すらなかった。

亜里沙からも。


なんだか嫌な予感がした。


そんな新年早々、
くだらないことが原因でせっちゃんとも喧嘩をし、
最悪の新年の始まりになった。


真穂「それって、その亜里沙の仕業じゃないの?」

真穂に相談がてら、
亜里沙の話をした。

⏰:10/07/03 16:50 📱:F02A 🆔:ocKpzddI


#136 [歩美]
私「どうゆう?」

真穂「ん〜、歩美に拓海先輩を寝取られた!とか言いふらされたのかもよ?」

私「はぁっっ!?」


真穂の予想は的中していた。

亜里沙は、
私を悪者にした。

実際のところ、確かに私は勝手に話をすり替えて悪者だけど、寝取ったりなんてしてない。
だいたい拓海先輩はお兄ちゃんの友達。

⏰:10/07/03 16:54 📱:F02A 🆔:ocKpzddI


#137 [歩美]
そんなガセネタが出回っていることを教えてくれたのは、
地元の男友達だった。

たまたま会って、
その時に聞かれた。

男友達「なんか、お前が亜里沙の彼氏を寝取ったとか噂なってっけどマジか?」


やられた。
そう思った。
亜里沙は私に頼まなきゃよかったって思ったに違いない。
それで逆恨みなんだ。

私は男友達に弁解したけど、
冬休みが明けても、
地元の女友達からは一切連絡はこなかった。

⏰:10/07/03 16:58 📱:F02A 🆔:ocKpzddI


#138 [歩美]
1度、亜里沙にメールをしてみたけど、
すでにアドレスは変わっていた。電話も恐らく着信拒否していた。

あっそ。
別にいい。
高校にだって友達はいる。
噂を信じる奴は勝手に信じればいい。
でも、
亜里沙だけは絶対許さない。
時間はかかったとしても、私は亜里沙を立ち直れないくらいに傷つけたい。


高校生頃のこういう陰でのいじめまがいな事は、
されたほうはかなり精神的にやられる。

⏰:10/07/03 17:02 📱:F02A 🆔:ocKpzddI


#139 [歩美]
噂は怖いもので、
徐々にどこからか高校にも入ってきた。

しかもかなりひどい噂に発展していた。

「亜里沙の彼氏をとった」

「男なら誰でもいいらしい」

「人の彼氏を取りまくっている」

とかたくさん。

てか、拓海先輩は亜里沙の彼氏じゃないじゃん。(笑)
ただの遊ばれた女じゃん。

⏰:10/07/03 17:04 📱:F02A 🆔:ocKpzddI


#140 [歩美]
噂は真穂の耳にも入った。
真穂は全ての事実を知ってる。さすがにこんなガセネタはひどいと私をかばってくれたけど、
他の友達は、
「自分も彼氏をとられるかもしれない」
とか言ってだんだん離れていった。


「男たらし」

「男好き」

「悪趣味」


陰で色々言われた。

⏰:10/07/04 00:40 📱:F02A 🆔:1Xie03Fs


#141 [歩美]
私が男子と話すだけで、
私は周りから白い目で見られるようになった。
学校が嫌になった。



―――バレンタイン。



せっちゃん「ごめんな・・・」


私はせっちゃんに別れを告げられた。
何もかもうまくいかなくなった。
もう私には真穂と新一しかいなかった。
新一はまだ私を待っていた。

⏰:10/07/04 00:44 📱:F02A 🆔:1Xie03Fs


#142 [歩美]
あのとき、おとなしく新一とよりを戻してれば良かったのかもしれない。

私はバイトを辞め、
学校も辞めた。

壊し屋の代償は大きかった。


空っぽになった。
真穂は毎日メールや電話をくれた。
新一も毎日連絡をしてきたけど、その時の私は逃げ場所なんていらなかった。


とにかく私は、
無差別に仕返しがしたかった。

⏰:10/07/04 00:50 📱:F02A 🆔:1Xie03Fs


#143 [歩美]
私は夜の仕事を始めた。

失うものがなければ、
恐いものもない。
ただ突っ走れる。

すぐに金銭感覚はおかしくなり、家賃15万の部屋に1人で暮らし始めた。
欲しい『物』はすぐに手に入った。
いい客をたくさんつかまえた。
自分をよく見せたり、
偽ったりするのなんて簡単。
脱ぐのも簡単。

顔もいじって、
私は男をとっかえひっかえしてそれなりに楽しんだ。

⏰:10/07/04 00:55 📱:F02A 🆔:1Xie03Fs


#144 [我輩は匿名である]
 
 一気に読みました
 つづき気になる
 
 

⏰:10/07/04 02:36 📱:K002 🆔:QNzYv7lg


#145 [歩美]
6≫再発。


淡々と日々を送り、
夏が過ぎ、秋も過ぎ、
いつの間にかまた寒い季節になっていた。
今頃、学生をしてる同級生たちは、進路や就職とかで頑張ったり悩んだりしてるんだろう。

私は違う。
仮にも社会人。
店の売り上げを考え、
自分の株を上げる術を模索する。
学生真っ只中のアイツらより、よっぽど頭使ってる。


地元から離れて新しい人生を進んでいたけど、
姉が結婚することになり久々に地元へ帰った。

⏰:10/07/04 22:02 📱:F02A 🆔:1Xie03Fs


#146 [歩美]
駅で同級生を見かけた。
あっちは全く私に気付いてない。
今の私はアイツらとレベルが違う。そう自信を持っていた。

実家は久しぶり。
結婚式の前日に帰宅した。
家族は、
私が整形したことを知らない。
玄関先まで迎えに出てくれた母はかなり驚いていた。

明るくなった髪、
濃くなった化粧、
派手になった服装、
そして、変わった顔。


でも、何も言わず笑顔で
「おかえり」と言った。

⏰:10/07/04 22:06 📱:F02A 🆔:1Xie03Fs


#147 [歩美]
お父さん、お母さん、
ごめんね。


結婚式前夜、
家族5人で夕食に出かけた。
近所の焼き肉屋。
昔はよく食べにきたよね。


席に座るとすぐに、お父さんとお兄ちゃんはタバコを吸い始めた。
私も自分のタバコを出した。


母「タバコも吸うの?」

心配するような表情。

私「・・・うん。」

⏰:10/07/04 22:09 📱:F02A 🆔:1Xie03Fs


#148 [歩美]
お兄ちゃん「家族5人中、3人喫煙かよ(笑)
多数決じゃん(笑)」

お兄ちゃんが笑いながら言ってくれて、空気が少し和やかになった。

今の私にとって、焼き肉なんていつでも食べれるもの。
だけど、こんなにおいしかったっけ・・・。
家族の大切さが身にしみた。


「はい上ミノお待たせし・・・
歩美ちゃん・・・??」


上ミノを持ってきた店員が私の名前を呼ぶ。

⏰:10/07/04 22:14 📱:F02A 🆔:1Xie03Fs


#149 [歩美]
《進藤くん》だった。
新一の親友。

私「進藤くん!
ここでバイトしてんの!?」

進藤「うん!声かけてもし歩美ちゃんじゃなかったらどーしよーと思ったよ(笑)
綺麗になったね。」


新一とは時々会ってたけど、
進藤くんと会うのは久しぶりだった。
私からアドレスを聞き、
進藤くんの連絡先をゲットした。
進藤くんは新一より男前。
綺麗になったね。って言われて、ちょっと嬉しかった。

⏰:10/07/06 00:02 📱:F02A 🆔:V800orH2


#150 [な]
>>70-150
失礼しました

⏰:10/07/06 01:34 📱:SH001 🆔:isWbPwRo


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