別れさせ屋
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#112 [歩美]
私「なにしてんの?」
新一「おぉっ、
びっくりした。
歩美か。」
新一と久しぶりに学校以外でバッタリ会った。
親友の《進藤》の家に行く途中だった。
そのまま道端で話し込んだ。
私「進藤くんも元気ぃ?
付き合ってた頃よくWデートしたよねっ!」
新一「そうだな・・・。」
:10/07/01 09:04
:F02A
:Kjt9WnB6
#113 [歩美]
私「楽しかったよね・・・」
すでに私は壊しにかかっていた。
新一には今他校に彼女がいる。それなりに男前だし、
元々モテるもん。
新一「歩美も彼氏いるんだろ?俺と話してるとこ見られたら、ヤキモチやくんじゃねぇの?(笑)」
私「ないない!
私、愛されてないし・・・。」
もちろんウソ。
ただ新一の気を引きたかっただけ。
:10/07/01 09:08
:F02A
:Kjt9WnB6
#114 [歩美]
新一「えっ?うまくいってねーの・・・?」
ひどい言い方だけど、
新一はちょろい。
情にもろいというか、
やっぱり私を特別視してくれているのが伝わってきた。
このまま押せば、
すぐ転がるって自信があった。
私「クリスマスも会ってくれないかもだし、超寒い冬だよ〜っ(笑)」
新一の態度や反応が面白くて仕方なかった。
:10/07/01 09:11
:F02A
:Kjt9WnB6
#115 [歩美]
クリスマスはしっかりせっちゃんと予定がある。
でも、
今は新一を振り回して
満足したかった。
私「新一はうまくいってるんでしょ・・・?」
わざと悲しそうに言った。
新一「えっ、・・・あ、あんまり・・・。」
『転がった』
新一の返答で確信した。
:10/07/01 19:02
:F02A
:Kjt9WnB6
#116 [歩美]
新一はその後、
進藤の家に向かっていった。
案の定、
その日の晩に新一からメールがきた。
〈俺、
やっぱり歩美が好きだ・・・〉
やった。
根が真面目な新一のことだから、すぐに彼女とは別れてくれるはず。
そして例え私が
「付き合えない」
って断ったところで、
新一はすぐには私を忘れられない。
:10/07/01 21:31
:F02A
:Kjt9WnB6
#117 [歩美]
突然別れを告げられる彼女のことを想像すると、
優越感でたまらなかった。
新一はその日のうちに彼女をフった。
バカな男。
もちろん私は新一と復縁する気はない。
私にはせっちゃんがいる。
欲しいのは、
保険。
いつでも私を受け入れてくれる逃げ場所。
私は本当に最低だ。
:10/07/01 21:40
:F02A
:Kjt9WnB6
#118 [歩美]
新一にはこう言った。
「好きだけど、今すぐ新一と戻る気はないの。でも新一を誰かにとられるのは絶対嫌!」
って。
新一はこう答えた。
「じゃあずっと待ってる。」
欲しかった答え。
私を満足させてくれる最高の答えだった。
こうしてクリスマス直前、
私は簡単に
新一カップルを壊した。
:10/07/01 21:43
:F02A
:Kjt9WnB6
#119 [歩美]
快感だった。
とにかくそれだけ。
人の不幸はおいしい。
私の場合、
恋愛の不幸に限ってだけど。
特に仲良くない同級生も、
クリスマス直前で、
彼氏や彼女とサヨナラした子が何人かいた。
そんな話を聞いては、
内心嬉しかった。
そして、
私が次に自分の手で壊したくなったのは、
友達だった。
:10/07/01 23:49
:F02A
:Kjt9WnB6
#120 [歩美]
5≫代償。
次に壊したくなったのは、
《亜里沙》という友達。
高校は違うけど、
地元で仲のいい子。
昔から私はいつも亜里沙に負けていた。
何においても。
顔も可愛いし、頭もいいし、
男女共にウケがいい。
仲良くしていたけど、
いつも心の中では「うざい」って思ってた。
――久しぶりに地元メンバーで集まった日。
:10/07/01 23:54
:F02A
:Kjt9WnB6
#121 [歩美]
クリスマスが終わり、
冬休みに入っていたその日は、みんな彼氏の話で盛り上がっていた。
ただ亜里沙だけは、
複雑な恋愛状況だった。
彼氏はいない。
彼氏みたいな相手はいる。
その相手は、
地元で有名なチャラ先輩。
《拓海先輩》
あまりに男前なチャラ先輩だから、ワンナイトラブだとしても、女子にとってはうらやましい存在。
そんな拓海先輩と、
亜里沙はセフレみたいな状況だった。
:10/07/01 23:58
:F02A
:Kjt9WnB6
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