別れさせ屋
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#144 [我輩は匿名である]
一気に読みました
つづき気になる
:10/07/04 02:36
:K002
:QNzYv7lg
#145 [歩美]
6≫再発。
淡々と日々を送り、
夏が過ぎ、秋も過ぎ、
いつの間にかまた寒い季節になっていた。
今頃、学生をしてる同級生たちは、進路や就職とかで頑張ったり悩んだりしてるんだろう。
私は違う。
仮にも社会人。
店の売り上げを考え、
自分の株を上げる術を模索する。
学生真っ只中のアイツらより、よっぽど頭使ってる。
地元から離れて新しい人生を進んでいたけど、
姉が結婚することになり久々に地元へ帰った。
:10/07/04 22:02
:F02A
:1Xie03Fs
#146 [歩美]
駅で同級生を見かけた。
あっちは全く私に気付いてない。
今の私はアイツらとレベルが違う。そう自信を持っていた。
実家は久しぶり。
結婚式の前日に帰宅した。
家族は、
私が整形したことを知らない。
玄関先まで迎えに出てくれた母はかなり驚いていた。
明るくなった髪、
濃くなった化粧、
派手になった服装、
そして、変わった顔。
でも、何も言わず笑顔で
「おかえり」と言った。
:10/07/04 22:06
:F02A
:1Xie03Fs
#147 [歩美]
お父さん、お母さん、
ごめんね。
結婚式前夜、
家族5人で夕食に出かけた。
近所の焼き肉屋。
昔はよく食べにきたよね。
席に座るとすぐに、お父さんとお兄ちゃんはタバコを吸い始めた。
私も自分のタバコを出した。
母「タバコも吸うの?」
心配するような表情。
私「・・・うん。」
:10/07/04 22:09
:F02A
:1Xie03Fs
#148 [歩美]
お兄ちゃん「家族5人中、3人喫煙かよ(笑)
多数決じゃん(笑)」
お兄ちゃんが笑いながら言ってくれて、空気が少し和やかになった。
今の私にとって、焼き肉なんていつでも食べれるもの。
だけど、こんなにおいしかったっけ・・・。
家族の大切さが身にしみた。
「はい上ミノお待たせし・・・
歩美ちゃん・・・??」
上ミノを持ってきた店員が私の名前を呼ぶ。
:10/07/04 22:14
:F02A
:1Xie03Fs
#149 [歩美]
《進藤くん》だった。
新一の親友。
私「進藤くん!
ここでバイトしてんの!?」
進藤「うん!声かけてもし歩美ちゃんじゃなかったらどーしよーと思ったよ(笑)
綺麗になったね。」
新一とは時々会ってたけど、
進藤くんと会うのは久しぶりだった。
私からアドレスを聞き、
進藤くんの連絡先をゲットした。
進藤くんは新一より男前。
綺麗になったね。って言われて、ちょっと嬉しかった。
:10/07/06 00:02
:F02A
:V800orH2
#150 [な]
:10/07/06 01:34
:SH001
:isWbPwRo
#151 [歩美]
店を出て、家に帰った。
久しぶりの自分の部屋。
お姉ちゃんの荷物はほとんどなくて、部屋が広くなっていた。
お姉ちゃんが入ってきて、
2人で一緒に過ごした間の思い出話をした。
お姉ちゃんはいつも優しかった。今も変わらない。
姉「私いなくなるしさ、1人部屋になるわけだし、
帰ってきたら?」
優しく微笑むお姉ちゃん。
お姉ちゃんも、家族みんな私の今の仕事を知らない。
言えない。
:10/07/06 01:38
:F02A
:V800orH2
#152 [歩美]
だから私はBARでバイトしてることにしていた。
ここに帰ってくれば、
確かに心はあったかい。
うん。
帰ってこよう・・・。
お母さんに帰ってきたいと話そうとしたら、
お母さんから言ってくれた。
『帰っておいで』
優しく微笑むお母さん。
隣でうなずくお父さん。
私には、家族がいたんだ。
こんなにも暖かな帰る場所があったんだ。
両親の前で泣いたのは、
小学校ぶりだった。
:10/07/06 01:42
:F02A
:V800orH2
#153 [歩美]
翌日、
お姉ちゃんの結婚式に参列した。
綺麗なウエディングドレス。
世界で一番似合ってると思った。
いつか自分も着たいな・・・。
私はお姉ちゃんがお嫁さんにいってしまうことが寂しくて、
式の間は泣きっぱなしだった。横を見ると、
お兄ちゃんも少し鼻をすすってた。
最高の結婚式だった。
披露宴が終わり、
私たち家族は帰宅した。
:10/07/06 01:45
:F02A
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