俺が一番と思った女★4★続
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#15 [しゅん]
いち早く社会人になった未来は、こうやって環境が変わり、俺の気持ちが変わってしまうことを心のどこかで予想していたかもしれない。
そして実際に言われたこのとき、浅田さんのときのことを思い出していただろう。
そんときのことを知っとるはずなんに、俺は同じことを繰り返してしまった。
このままの関係を続けようと思えば行けたかもしれん。
でも、気持ちに嘘はつけなかった。
:10/11/22 14:53
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:azIjcnXc
#16 [しゅん]
思い出せばつれーし、居たたまれない気持ちでいっぱいになる。
最後の未来の顔が目に焼きついて離れん。
でも、もう後戻りは出来ない。
言ったからには死ぬ気で頑張らんないけん。
そんな過去をぐっと胸にしまって、俺は新たな再スタートをきった。
:10/11/22 14:54
:PC
:azIjcnXc
#17 [しゅん]
未来と別れてからの生活は、学校が始まった時とたいして変わらず。
変わったことと言えば、時々作ってくれていた飯がねぇぐらいか…。
もともとお袋が看護師で夜勤も多かったり、一人暮らしが長いこともあって、飯は普通に作れるし、むしろ得意な俺。
外食するよりも自炊派だった。
一人やし、食えたらそれでいいしね。
:10/11/24 11:21
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#18 [しゅん]
夏の大会が開幕し、また自分のペースを崩される毎日。
でも、すげぇ充実していた。
久しぶりに取れた休みに、嵐と飲みに行くことになり、お互いの近況を話す時間ができた。
そーいや、未来と別れたことも言ってなかったし。
そのことも報告せないけんなーとか、いや…もう未来が報告しとるか!とか、
だけ、連絡してきたんか?とか色んなことを思いながら待ち合わせ場所まで行った。
:10/11/24 11:23
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#19 [しゅん]
約8ヶ月ぶりに会う嵐。
偉く大人の男になっている。
「お前、老けたな」
《久しぶり会って言う言葉はそれかちゃ!》
「いや、老けとーもん」
俺よりも先に行っているように見えた嵐に妬いたのかもしれない。
《お前、若いエキス吸いよるけやね?
俺、周りが年上ばっかやし。》
確かにそうかも。
そう思いながら、居酒屋まで歩いた。
:10/11/24 11:23
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#20 [しゅん]
「仕事どーなん?」
《めっちゃ楽しいばい!
俺が今まで生きてきた中で、一番充実しとるっち思えるし!
ほんとここに就職してよかったっち感じやな!
お前は?
お前も日々新しいことばっかで楽しいやろ!》
「やなー!!
まじ、お前が言いよることがすげぇわかる!!
日々いっぱいいっぱいやけど、それがめちゃめちゃ楽しいちゃね!
まぁー俺の場合は学生と接する仕事やけさ、何か自分が学生に戻った気分になるけ、その区切りは難しいけど。
時々、生徒の気分になっとったりしてやべ!っち時があったりする。」
:10/11/24 11:24
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#21 [しゅん]
《そーよな。ほんの4年前はそこにおったんやしな。
それ、ある意味こえーね。》
「やろ!
まぁ、何とかやりよるけどね。
まじみんなガキやなーっち思うわ!
俺らもあんなんやったんやろーけど!」
《一日潜入してみてぇわ!
お前の先生っぷり見てみてぇし!》
「こっちこそ、お前のビジネスマン姿見せてもらいてぇし!」
:10/11/24 11:25
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#22 [しゅん]
店に入り、一旦会話が止まる。
乾杯したと同時に嵐が言った。
《未来とは?ちゃんと連絡取りよん?
俺に泣きついてくることも全然ねぇけん、上手くいっとんやろーけど!》
この質問で、嵐は何も知らんことを知った。
「あいつ、お前に連絡してねぇんや。
俺ら別れたけ。
報告が遅くなってごめん」
《は??いつかちゃ!!》
「二ヶ月ぐらい前やね。」
《何で??どっちから???》
「俺から。
理由は色々あるけど、大きく言えば俺が構えんくなった。
気持ちはあるんやけど、行動が伴わんし、追いつかんかった」
:10/11/24 11:25
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#23 [しゅん]
《何かそれ。》
「浅田さんと同じことしてしまっとんのは、すげぇ悔しかったけど。
でも、ほんと両立っち思った以上に難しいし、あいつに対して申し訳ない気持ちしかねぇでさ。
いっつも心の中でごめんっち思ってしまうん。」
《未来もその関係で納得しとったんやねん?
別に不満も言ってねかったんやろ?》
「んー。
不満っちゅーかそーとー寂しかったと思う。
そのまま行こうと思えば行けたかもしれんけど。
でたんきちかったと思うよ。
でも俺がいっぱいいっぱいなのは、未来が一番わかっとったやろうし。
俺が言ってなかったら、自分からこのままでいんか話すつもりやったっち言いよったけ、どっちにしろ結果長くはなかったやろ。」
:10/11/24 11:26
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#24 [しゅん]
《未来も納得した上か?》
「ずっとなりたかった先生やから、それがあたしと一緒に歩く道やなかったとしても、しゅんがそう思ったなら、あたしはそれを応援したい。
しゅんが一番頑張れる環境を作りたいから。
っち言われた。
それ以上、何も言えんよな」
《まじで…》
「俺、最低やろ」
《お前。まじ罪な男やな。
仕方ねぇけど、まじ勿体ねぇ。
この先、こんなん言ってくれる女ぜってぇおらんぞ?
こんな簡単に手放していんか?》
:10/11/24 11:26
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