俺が一番と思った女★4★続
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#241 [しゅん]
朝方。
何か苦しくなって薄っすら目を開けると、未来が抱きついていた。

「どした?」

『何もない』

「ん?」

『…』

「どしたん?
何かあった?」

『しゅんが帰ってくるの起きて待っとこうっち思ったのに、いつの間にか寝とった…』

「そんなんいーよ。
疲れとったんちゃ。
帰ってきたとき、お前がおってテンションあがったし、それで充分。」

未来にはまだ思っていたことがあったと思うが、俺はただ家におったっちだけで嬉しかった。

⏰:11/03/02 15:22 📱:PC 🆔:48Krjdu2


#242 [しゅん]
次の日は未来の希望で結婚情報誌を大量に買って、家で見る!っち事になった。
でも、さすがにこんだけの間家に帰さんのはよくねぇっち思い、早めに帰らせる準備をしていた。

『何でそんな帰れ的な雰囲気出すん!』

「雰囲気やねぇちゃ!今日はもう帰り!
お前、全然家帰ってねぇやん。
俺はいいけど、みんな心配するやろ?
俺の立場も考えてほしーんですけど!!」

『しゅんまだまだやね〜。
しゅんがミーティングと飲み会行ってる間、ちゃんと家に帰ってご飯も食べたし、お父さんとお母さんにちゃんと話しもしてきたもーん!!
しゅんが思ってる以上にあたしはしゅんの立場とか順序とか考えとる。
その言い方何かムカツく。』

⏰:11/03/02 15:24 📱:PC 🆔:48Krjdu2


#243 [しゅん]
「まじ?
何でそれ早く言わんのかちゃ!」

『別に内緒にしとったわけやないし!!』

「それでも早く言えよ!
何ち?」

『いや!教えん。』

「何でかちゃ!
お前のこと考えてなかった俺が悪かったけん。
ごめん」

『嫌。』

「じゃあいいや。
話す気になった時に聞く。
もう今日は帰り。送る」

⏰:11/03/02 15:24 📱:PC 🆔:48Krjdu2


#244 [しゅん]
本当はこんな小さな言い合いすらしたくねぇ。
俺だってその話をしてくれれば、早く帰そうとはしてなかったかもしれん。
お互いに非はあるやろと思いながら俺は財布とキーケースを持って玄関を出た。
何となく未来が偏屈になっているような気がしていた。

外の空気を吸うと、気分転換になったというかちょっと冷静になった。
やっぱここは俺が悪いか…
あいつは絶対意地をはったまま降りてきて、そして無言のまま家に帰る。
このままバイバイするのも何か腑に落ちない。
一緒におりたかったっち気持ちを酌むべきやったなと反省し、もう一回謝ろうとしていた。

⏰:11/03/02 15:25 📱:PC 🆔:48Krjdu2


#245 [しゅん]
一時して未来が降りてきて、助手席に乗る。
無言だった。

「未来。」

ごめんと言おうとしたとき。

『しゅん。ごめんね…』

未来が謝ってきた。

俺は驚き、未来を見る。
あいつは泣いていた。

⏰:11/03/02 15:25 📱:PC 🆔:48Krjdu2


#246 [しゅん]
『あたしさ、しゅんの気持ち何も考えてなかったよね。
しゅんが心配してくれてそう思ったのに…
しかもせっかくしゅんが折れてくれたのに、また強がってしまったし。
言い合いとかしたくないのに、自分から持ちかけるようなことしてしまった。
ごめんね。
でも、ほんとに話さんつもりとかやなかったし、内緒にしとったわけやないん。
何で早く言わんやったんやろう…』

「もういいよ。
わかったけん。
俺も言い方悪かったし。ごめんな。」

『ごめん…』

「もーいいよ。」

未来の親がどんな反応だったか自分からは聞かなかった。
未来もこの日に話す気にはなれんやったんと思う。
でも、引きずる終わり方をしたわけでもなく、ちゃんと話してお互いすっきりした気持ちで帰った。

⏰:11/03/02 15:27 📱:PC 🆔:48Krjdu2


#247 [しゅん]
そして思いのほか早く挨拶をする日がやってきた。

未来のお父さんはサラリーマン。
が、普通のサラリーマンとは言いがたい、全国的…いや、世界的にもかなり有名な会社の役職付社員。
みんな小学校の時に社会の授業で出てくる鐵の会社。
福岡っちゅーか北九に住んどけば、でけぇ会社っちゅーのは誰でも知っている。

しーかーもー。
その部署を統括するマネージャーという役職。
普通の会社で言う部長の上っち感じかな。

完全に脱帽!やし、本当に仕事が出来なければ就けないポストにいる人だった。

⏰:11/03/04 15:46 📱:PC 🆔:qH90Qwk6


#248 [しゅん]
その会社に勤めているっちゅーことは聞いていたが、そこまで偉い人と聞いたのはプロポーズをした後。
完全に、俺は戦意喪失…っち感じ。

ただ、未来から聞く話はやさしーーーパパのイメージ。

何をどう言おうとか考えれば考えるほど、イメージが湧かん。

しかも、未来はお母さんをちゃんと説得出来るように頑張って!と押す。
そこまで言うからには、母親にただならぬ威力があるんやと身を引き締めるしかなかった。

⏰:11/03/04 15:47 📱:PC 🆔:qH90Qwk6


#249 [しゅん]
挨拶する当日。
未来からは私服でいいと言われたが、一応スーツを着て家に行った。
家には何回かあがったことはあるけど、俺はまじで緊張していた。

玄関に俊哉が出迎えてくれ、俺は居間に通された。

⏰:11/03/04 15:48 📱:PC 🆔:qH90Qwk6


#250 [しゅん]
「お邪魔します。」

部屋に入るとソファーにはお父さんが座っている。
完全に顔が怖ぇ。
未来の野郎!!!全然話とちげーやんけ!っち思いながら、どうぞと言われ俺も腰を下ろす。
お母さんは飲み物を入れたあと、お父さんの隣に座った。

⏰:11/03/04 15:49 📱:PC 🆔:qH90Qwk6


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