俺が一番と思った女★4★続
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#255 [しゅん]
〈立派!ちゃんと社会に出て、教師しよるだけあるな!
俺が何も言うことはないよ!
ね?お母さん!〉

【はい。
未来をよろしくお願いします】

「ありがとうございます!」

〈一つ質問があるけど、いい?〉

「はい!」

〈こんな子で本当にいい?〉

未来のお母さんも俊哉も笑っている。
未来はお父さんを睨んでいた。
俺は未来をもう一度みて、

「やっぱり…もう一度考えさせてもらいます…」

と冗談を言うと、未来は益々腹かき、お父さんたちは笑っていた。

⏰:11/03/04 15:57 📱:PC 🆔:qH90Qwk6


#256 [しゅん]
そのまま飯を御馳走になって、色んな話をした。
俺の状況のことも全て話した。

〈しゅんくんの親御さんにも挨拶に行かないけんな。
時間取ってもらえるか?〉

「いえ、こちらからお伺いさせて頂きます。
母にも話しています。
ただ看護師をしているので、少し時間を頂いてもいいですか?
夜勤が入ったりするので…」

〈それは大丈夫。
そんな焦らんでいいから。
しゅんくんの予定もあるやろうしね。
お父さんは?〉

『それはね…』

未来が間を取り持ってくれようとしたが俺は止めた。

⏰:11/03/04 15:59 📱:PC 🆔:qH90Qwk6


#257 [しゅん]
「いいよ。俺がちゃんと話すけ。」

『うん…』

「僕が小学生の時に他界してます。
刑事をしてまして、殉職です。
母が女手一つで育ててくれました。
兄がいますので、顔合わせの際は一緒に出席させて頂きたいと思います。」

〈そうか…。
頑張って来たんやな。
しゅんくんのお父さんになるとか在り来たりの言葉は言わんけど、何か困ったことがあったらちゃんと言ってな。
協力することは出来る。
これからは荷物がもっと軽くなると思うよ!
お兄さんもしゅんくんと同じように立派な人なんやろうな。
早く会いたいな!〉

⏰:11/03/04 16:00 📱:PC 🆔:qH90Qwk6


#258 [しゅん]
未来のお父さんの言葉は俺の心に響いた。
この人は、本当に俺の気持ちをわかってくれている。
それがすげぇ伝わった。

可哀相、大変やったね、寂しかったやろう…
そんな言葉は死ぬ程聞いてきた。

そして、その話をした後は必ずといっていい程、時が止まる。

みんな俺に気を使っていたんやろう。
もうそうなることが当たり前になっていた。
その言葉やないけっち心配してねぇやろ!っとは思いよったわけやねぇけど、何か違うっち気持ちがどこかにあった。

⏰:11/03/04 16:01 📱:PC 🆔:qH90Qwk6


#259 [しゅん]
でも、「頑張ってきたね」と言ってくれた人も過去に2人いる。
高校のときの先生と未来だ。
言ってくれなかった人がわかってないとは言わないが、俺にとって「頑張ってきたね」と言う言葉が唯一救われる言葉だった。

お母さんも、未来が言っていたような人ではなく完全に仏みたいな人だった。
まぁ、最初やしね。
相変わらず俊哉は童顔イケメンで、久しぶり会ったが全然変わっていなかった。

⏰:11/03/04 16:02 📱:PC 🆔:qH90Qwk6


#260 [しゅん]
夕方から俺のお袋と兄貴夫婦に未来が挨拶する予定になっとったけん、俺の実家に行った。
未来とは何回も顔を合わせたことあるし、畏まって挨拶っちゅーのはせんでいいやろっち言ったんやけど、未来は納得せず。
こういうことはちゃんとしときたいと言う未来の希望で会を作った。
まぁそうは言っても、お袋も兄貴もサナコも未来のことはかなり気に入っていて、文句なし!
むしろ、未来しかダメ的な空気だった。

こういうときこそ、未来は本来以上の力を発揮する。
お袋も兄貴も本当に俺でいいのか何回も聞いていた。
3,4回聞いたぐらいの時。
今まで冗談っぽく流しよったのに、まっすぐ二人を見ながらこう言った。

⏰:11/03/04 16:03 📱:PC 🆔:qH90Qwk6


#261 [しゅん]
『はい。
大丈夫です。
しゅんくんとお付き合いさせて頂く中で、自分自身もすごく成長させてもらっています。
私のダメな所はちゃんと叱ってくれて、いい所はもっと伸ばしてくれますし…
自分よりも、相手のことを一番に考えてくれますし、これ以上の人はいないと思ってます。
むしろ、あたしで大丈夫かなってくらいです。
沢山ご迷惑もかけると思いますが、これからはしゅんくんのお嫁さんとしてよろしくお願いします。
まだ…結婚はしてないですけど…
しゅんくんのお父さんやお母さん、お兄さん御夫婦と家族になれることも凄く嬉しいです。』

これだけ言えれば文句なし!っち感じで二人ともあっけにとられていた。
俺が一番さすがやなっち思ったっちゅーか、嬉しかったのは親父も家族の一人としてカウントしてくれたこと。
もうこの世にはおらんけど、親父とお袋と兄貴っち言ってくれたことがすげぇ嬉しかった。

⏰:11/03/04 16:04 📱:PC 🆔:qH90Qwk6


#262 [しゅん]
みんなで夜飯を外に食べに行って、俺は未来を先に送った。

その帰り。

{未来ちゃん、やっぱりしっかりしとるね。
了はしっかりしとったし、サナコちゃんを連れてきた時やっぱりこういうちゃんとした子連れてくるんやなっち思ったけど…
しゅんはね〜。
まさか本当に未来ちゃんを連れてくることになるとは夢にも思わんやったわ。
期待してなかったのに。}

お袋が俺に言った。

⏰:11/03/04 16:06 📱:PC 🆔:qH90Qwk6


#263 [しゅん]
「どんだけ俺のこといい加減っち思っとるんかちゃ!」

【ほんとそうやな。お前、遊び人やったもんな。
未来に会って変わったっち感じやし。
ようお前みたいな奴と結婚するっち決めたな!未来は。】

「二人ともよー言うちゃ!
俺ちゃんとしとーしね。」

{でもよかった。
未来ちゃん本当にいい子やし、二人を見よって幸せな気持ちになれた。
しゅん、大事にしなさいよ。}

「わかっとーし。
未来の両親もすげぇ暖かい家族やったしね。
今度、両家の挨拶の日取りも決めないけんけ。
兄貴もサナコも予定合わせて出席してな!」

⏰:11/03/04 16:07 📱:PC 🆔:qH90Qwk6


#264 [しゅん]
{はい。
未来ちゃん、兄弟は?}

「6個下の弟がおる。
俺、ちょー弟欲しかったけね。
しかもすげぇ素直で可愛いんちゃ!
俺に懐いてくれとーし、まじで嬉しいけね〜
まぁ、まだ式とかはっきりしたことはゆっくりっち話しとーし、先になると思うけど、ぜってぇ感動させちゃーけ。
楽しみしとってな」


式のことをまだはっきり決めるつもりはなかった。
未来も両親にはそのことをはっきり言ってある。
学校の先生達や未来の会社の人達にも急かされるのは嫌やったけ、二人で話し合って全部決まってから話そうっちなっていた。

それから一ヶ月ぐらいして、両家の顔合わせと結納を済ませた。
お互いの親も仲良くしてくれそうやったし、二人で安心。
何か重大イベントが終了っち感じで、俺らは気が抜けていた。

⏰:11/03/04 16:09 📱:PC 🆔:qH90Qwk6


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