俺が一番と思った女★4★続
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#112 [しゅん]
「未来。
俺ね…」
そう言いかけた時、未来がかぶせるように言った。
『しゅん。
しゅんにとってこの二年間はあっという間やったかもしれんけど、あたしにとっては凄い長かった。
怖かった。
悔しかった。
あの時、しゅんからの別れを受け入れんやったら、結果は変わってたんかな…
別れたくないっち言っとけば、まだ付き合ってたんかな…
もっともっとしゅんの気持ちを理解出来ればよかったのに…
しゅんとまた一緒に過ごせる日をずっと夢見て一生懸命頑張りながら、何がダメやったんやろう。
そうやってずっと後悔ばっかしてた。
こんな思いするぐらいなら、最初から戻らんどけばよかった…とも思った。
でも、もう戻る事はないんやもん。
後悔しても、前の生活はもう戻ってこないんやもん。』
泣きじゃくりながら、体は震えていた。
俺の目の前で泣きよんのに、何も出来ない俺。
:10/12/22 11:03
:PC
:k0HieFZU
#113 [しゅん]
「お前は悪くねぇよ。
悪いのは全部俺や。」
『違う。
あの時、支えてるつもりがいつの間にかしゅんの負担になってた。』
「そんなことねぇちゃ。
俺のわがままやった。
お前は悪くねぇ。」
『ううん…
もうこれで…』
「お前…
俺さ…」
『嫌だ。
聞きたくない。
やっぱ聞きたくない。』
「俺…」
『もうこれで終わろ。
もういい…
それ以上言わんで?
辛い…』
「未来。」
『嫌っち言いよるやん。
離してよ。
関係ないのに未来とか呼ばんで…
聞きたくない。』
:10/12/22 11:09
:PC
:k0HieFZU
#114 [しゅん]
「俺さ…」
『嫌っち言いよるやん。
離してよ。
好きでもないのに、優しくせんで…』
:10/12/27 16:59
:PC
:7NxMUVNk
#115 [しゅん]
「未来…。
俺、やっぱお前やねぇと無理や。
結婚して?」
『…?』
「こんだけ俺のことを想ってくれて、尽くしてくれて、待ってくれて。
俺のわがままなんに、自分が悪いっち責めてさ。
そんなお前、このまま帰せん。
他の男になんか渡したくねぇ。
俺は、あの時の気持ちと全く変わってねぇよ。
ずっと好きやった。」
:10/12/27 16:59
:PC
:7NxMUVNk
#116 [しゅん]
『…え?』
「お前に対する気持ちは二年前と全く変わってねぇちゃ。
むしろ、今お前に会って余計好きっち気持ちが増した!
ただ、その気持ちを押さえ込んどっただけや。
お前に会ったら、もうそれすら押えきかん。
何であん時、その気持ちが見えんくなったんやろう。
ごめんな。
やっぱ、お前すげぇよ。」
『ほんとに?』
:10/12/27 16:59
:PC
:7NxMUVNk
#117 [しゅん]
「ほんとに。
未来、ぜってぇ幸せにする。
離れた二年間なんか忘れるぐらい大切にする。
やから、また俺の隣におってほしい。
もう絶対泣かせんけ」
『しゅん…。』
「今までごめんな」
『ううん。
もうめっちゃ好き』
「俺もやけ」
抱きついてきた未来を抱きしめながら、俺は言った。
:10/12/27 17:00
:PC
:7NxMUVNk
#118 [しゅん]
未来の気持ちが痛いほど伝わり、こんなに俺のことを思ってくれとったんやと正直驚いた。
離れていた二年間が未来にとって、こんな苦しい時間とは予想出来んやった。
辛いという言葉以外当てはまらない、追い詰められていることが全てに表れていた。
あの時の未来の顔を忘れることはないと思う。
二年前の時、何で未来に別れを告げたのか。
こんなことを思わせるためだったのか。
そうやないんに、そう思わせるぐらい未来の顔は直視できない泣き顔だった。
:11/01/04 16:45
:PC
:v3PA.FvA
#119 [しゅん]
そういうことが重なってか、俺はいつのまにか結婚してと未来に言っていた。
でも、決して勢いではない。
心の底から結婚してぇとほんとに思った。
未来と別れた日、もし戻ることがあるならそれは「結婚するとき」と漠然に思っていたのもあるかもしれない。
もう離したくない。
その思いだけだった。
:11/01/04 16:46
:PC
:v3PA.FvA
#120 [しゅん]
こんな泣き顔も、笑った顔も、拗ねたり怒ったりする顔も、全てが俺にとって大切なもので他の奴なんかに見せて欲しくねぇ。
器がちっせーかもしれんけど、未来が他の男と・・っち考えただけでイライラする。
そんな想いが俺の中にはずっとあって、でもそれを開けれないように何重も縛って鍵をかけていた。
そうしていくうちに未来の存在に慣れすぎて、今、大事なものは未来やねぇっち洗脳され、いつの間にかそれが正しい答えになっていた。
今頃やけど。
今、やっとそれに気付いたんや。
未来はもう俺自身になっとるんや。
今、また俺の腕の中にいる未来の存在がより一層大切なものと感じていた。
:11/01/04 16:47
:PC
:v3PA.FvA
#121 [しゅん]
『しゅん。』
「ん?」
『ご飯ちゃんと食べてないと?』
「何で?」
『前より痩せとる』
:11/01/04 16:47
:PC
:v3PA.FvA
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