俺が一番と思った女★4★続
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#41 [しゅん]
「まぁ教師に違いはねぇけね」
[よな!
野球教えたいでさー。
まぁ、なったらなったで先に素晴らしいコーチがいましたけど]
「お前が相方になるんは、心強いわ!」
俺の予想通り、啓示もサブコーチとして野球部に迎えられ、厳格な監督のもと素晴らしいコーチ組が誕生した。
:10/11/25 15:53
:PC
:9T6IILaI
#42 [しゅん]
啓示の弟はずば抜けて野球が上手く、野球留学していた。
ここでは名前が書けんけど、関西の有名な高校。
小学校のとき、全国ジュニアの大会でベストナインに選ばれたくらいやけね。
野球部の生徒はほぼ全員知っとーこと。
その兄貴が先生として入ってきたっちことで、部内もざわつく。
啓示自身も野球チームを持っている企業からのオファーはあったみたいやけど、俺と一緒で野球を極める道には進まなかった。
:10/11/25 15:55
:PC
:9T6IILaI
#43 [しゅん]
歓迎会も終わり、啓示も学校のペースにやっと慣れた頃。
二人で飲みに行った。
そこで俺は人生のターニングポイントに遭遇する。
これから起きる事を、俺はこれっぽっちも想像していなかった。
:10/11/25 15:56
:PC
:9T6IILaI
#44 [しゅん]
お互い一回家に帰って再び集合し、電車で小倉まで出た。
適当に選んだ居酒屋に入ることになった。
二人とも酒はかなり強い。
めちゃめちゃ強い。
ビールから始まり焼酎、日本酒とまじで飲みまくった。
ある程度、酔ってきたかなーっちぐらいのとき。
急に啓示が切り出した。
:10/11/26 16:05
:PC
:kkl3jxSQ
#45 [しゅん]
[今まで触れてねぇけど。
お前、未来と別れて彼女おるん?]
急に聞かれ、不意打ちをつかれる俺。
「は?急にどーしたんかちゃ!」
[いや、どーなんやろっち思って。]
「おるわけねぇやん。」
[全く?]
「全く。
女と連絡取ったことすらねぇよ。
全部未来から聞いとん?」
[別れたことはいっときしてから、祐子(ゆーちん)に聞いた。
あいつ、ほとんど誰にも言ってねぇみたいやけね。
自分から話したんは、祐子ぐらいなんやね?]
「そーなんや」
:10/11/26 16:06
:PC
:kkl3jxSQ
#46 [しゅん]
[本人からは俺がここに配属なるっち話した後、全部聞いたけど。]
「そっか。」
[お前、もう未来のことどーでもいい感じなん?]
「いや、そんなことねぇよ。
俺の都合で別れたし、あいつにはほんとに申し訳ねぇっち思っとるし。」
[申し訳ねぇとかやねぇでさ、気持ち的にはどーなん?
もう丸二年経ったけど]
:10/11/26 16:06
:PC
:kkl3jxSQ
#47 [しゅん]
「んー。
お前が入ってきたとき、久しぶりに未来のこと考えたけど。
考えたってどーなる話でもねぇし。
未来が一歩進んでくれとったらいいなとは思うけど。」
[一歩進んでっち、新しい恋を始めとったらっちこと?]
「恋っちだけやねぇで、仕事とかそんなんも全部含めてでも」
[それはお前に一切気持ちがねぇっちことなん?]
「んー。そーなんやね?」
:10/11/26 16:07
:PC
:kkl3jxSQ
#48 [しゅん]
そう言葉では言いながらも、俺の心の中は迷っていた。
実際、どーなのか。
好きと言われれば好きなのか…。
自分の素直な気持ちを誤魔化し、そうじゃないと言い聞かせる自分。
そして、そう言い切れる自信もない自分。
そんな自分にさえ嫌気がさして、全否定する自分もいる。
今思えば、本心ははっきり未来が好きだと言えるだけの気持ちがあっただろう。
でも、そんな偉そうなことを言う権利も余裕も俺にはなかった。
俺の都合で別れて、また戻って欲しいというのは虫が良すぎる。
やし、自分から戻って欲しいと強く思ったわけでもない。
実際、あの未来でも今回は俺に嫌気が刺して、いい人を捕まえているだろうとも予測できた。
まぁー未来が新しい恋を始めていると聞けばショックはショックなんやろーけど。
離れた時間が長すぎて、そして仕事というものに集中しすぎて、未来の存在は心の隅に追いやられていた。
言うなら、今は啓示によってそれを蒸し返された状態。
そんな反応をした俺に啓示は、思わぬ言葉を俺に投げかけた。
:10/11/26 16:10
:PC
:kkl3jxSQ
#49 [しゅん]
[そっか。
なら、あえて言うけど。
未来はお前を待っとるぞ。
二年経った今も。]
その言葉を聞いた瞬間、鳥肌が立った。
「は?ねぇねぇ」
動揺を隠す俺。
[そー思うかもしれんけど。
あいつは今も待っとる。
お前が一人前になって迎えに来てくれる日をずっと。]
「…」
:10/11/26 16:45
:PC
:kkl3jxSQ
#50 [しゅん]
[まぁ本人が口にしたわけやねぇけどね。
お前と別れてから、あいつの浮いた話は聞いてねぇし、あんだけ可愛いけ紹介して欲しいっち言う話が山ほど出よることも知っとる。
でも、あいつはそれに一回も答えてねぇんやね?
俺が聞いてないだけかもしれんけど。]
「別にそれだけで待っとるっちことにはならんやろ。」
[まぁそうかもな。
俺もそう思いよったし。
でも、うちの試合は見に来れるときは見に行きよーよ。
お前に見つからんように。
しかも二ヶ月に一回、柳川かなんかにある神社に行って、お前の生徒が怪我しませんようにと甲子園に行けますようにと、しゅんがちゃんと先生を続けられますようにっちお参り行きよるらしいよ。
二年間ずっと。
これでもそう思うか?]
:10/11/26 16:46
:PC
:kkl3jxSQ
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