【携帯小説】書き手の語り場V【集まれ(・⌒・)】
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#642 [◆vzApYZDoz6]
『モノがついているかついていないかは問題ではない。それはただの小さな問題でしかない。
女は、女であるが故に女なのだ。』
──男なのに女子校に入学しちゃった!?──
パターン10『言葉で始まるプロローグ』
俗に『エピグラム』と呼ばれる手法。
実在した偉人、あるいは物語上のキーワードが当てはめられる事が多い。
パターン2の亜種と捉える人もいる。
このプロローグの注意点はただ1つ。
『プロローグの言葉が全編に渡って共通されていなければならない』という事。
早い話が、プロローグの言葉と本編とを結び付けた方がいい、ということ。
それにはキーワードを繰り返すのが一番手っ取り早い。
最終話にプロローグの言葉が出てくるとかなりアツい。
決定的なキーワードを読み手に植え付けられるのが強み。
つーか誰かこんなハーレム物書いてくれ。
:08/07/22 05:11
:P903i
:IR/H5Uy.
#643 [◆vzApYZDoz6]
瓦礫と爆音のみで埋め尽くされた廃墟の町に立つ男の姿があった。
満身創痍。肩の力は既に無く、腕が力なくぶら下がっている。
遠くの方で聞こえてくる爆音、銃撃音、剣檄音。
味方のものか、敵のものかすら分からない。
思考が形を成す前に、ワルツのように崩れていく。
不意に、直立不動だった姿勢が予兆もなしに崩れ落ちた。
そのまま大地に体を打ち付け、爆風で砕けたコンクリートの瓦礫だけを視界におさめ、川上は小さく息を吐いた。
「──…やく、そく…」
それを果たすには少しばかり時間がかかりそうだ。
否、一眠りしてからでも間に合うかもしれない。
疲労しきった頭がそんな思考を勝手に描く。
だがここで遅れる訳にはいかなかった。
必ず、彼女の元へと行かなければならない。
「約束は……守るから……」
血と硝煙の匂いだけが鼻につく戦場で、疲労した手足を励まして、騙し騙しに立ち上がる。
人1人の重量すら支えきれずに折れそうになる足を、前のめりになって踏ん張る。
その拍子に、配給された安全帽がズレ落ちて、視界に黒い幕が降ちた。
そうして思った。
そういえば、と。
普段の涼しさをかなぐり捨てて、約束してくれと万一にすらない可能性に自分に縋った彼女との出会いも。
丁度こんな感じの、血と硝煙と瓦礫にまみれた、クソッタレの戦場だった。
:08/07/22 05:11
:P903i
:IR/H5Uy.
#644 [◆vzApYZDoz6]
パターン11『山場から始まるプロローグ』
冒険ものや戦争ものでよく見る。大抵が主人公の一人称だったりする。
パターン7の亜種と捉える人もいる。
一人称の場合、回想から始まる場合が多い。
回想から始まるプロローグの注意点についてはパターン7に言及してある。参考程度に。
この手のプロローグでパターン7と決定的に違うのは、語り手の境遇にある。
パターン7ではある程度の事が終わってからになるが、これでは山場、つまり語り手がこのあとどうなるか分からない状況にあるという事になる。
ぶっちゃけ、この直後に主人公が死んだって構わない。
:08/07/22 05:12
:P903i
:IR/H5Uy.
#645 [◆vzApYZDoz6]
まず『存在』という概念を作り、続いて何もない空間を造って、世界を創った。
全てはただの暇潰し。
この世は卓上のボードゲーム。
対戦相手は勿論、憎さ余って可愛さ100倍のお前ら人類。
さぁ、始めようか。生きるか死ぬか、デッドオアアライブな生き残りゲームを。
所詮はただの暇潰しだ。
──カミサマのゲーム──
パターン12『神による三人称』
とりあえず厨設定ごめんなさい。
語り手が『神』の三人称プロローグ。
パターン8の亜種として捉えてもよし。
ミステリーの特に日常を主軸にした生き残りものだとか、推理ものだとかによく見られる。
このプロローグの利点は、人知を超えた者の存在とそれに連なる展開を読み手に知らせられる、という点。
ただあんまりやりすぎると厨臭さが出てしまうので注意。
それを逆手に取るかどうかまでは知らないので勝手にやってくれ。
あとこれ系って、絶対最後に小説タイトル持ってくるよね。
:08/07/22 05:12
:P903i
:IR/H5Uy.
#646 [◆vzApYZDoz6]
「セリナ…お前にプログラムした命令は『俺の命令を守る事』だ」
消毒液臭い手術室の前で、今しがた手術を終えたばかりの私に男はそう告げた。
説明されてもどうせ抗えないのに何を今更、と言いそうになる口を抑えて、返事の代わりとばかりに自分の左腕を見た。
病院着のようなシャツの袖から、金属の腕が出ている。
「私は──一体、何者だ?」
「お前の『個』は既に失われた。今のお前は、ただただ命令に従い殺戮の限りを尽くすであろう、罪深き死人だ」
にやつきながら言う男の正面を向くのに嫌気がさし、自分の隣のベッドに視線を移す。
ちょうど自分と同じような改造を施された男が、昏々と眠り続けていた。
「それならば、ここにあるのは全てただの屍。……無機物に法は通らんよ」
「ハハァ、開き直ったもんだな、セリナよ」
「ふん」
目の前の男とこれ以上会話を続ける気にはなれなかった。
隣のベッドに眠る男の頬に無意識に触れていたのは、その意思の現れかもしれない。
不意に、眠っていた男の瞼がぴくりと動く。
新たな屍が、目を醒まそうとしていた。
:08/07/22 05:14
:P903i
:IR/H5Uy.
#647 [◆vzApYZDoz6]
パターン13『悪役視点から始まるプロローグ』
ヒーローものやアクションものに見られる。
本編はうって変わって正義サイドから始まるのがセオリーだが、例外もある。
それが上の例のような、主人公(この場合セリナ)が悪役サイドにいる場合は、この限りではない。
主人公が正義サイドの場合
・大きな陰謀臭
・正統派仮面ライダー的な
主人公が悪役サイドの場合・悪にも悪でいろいろある
・ヒールなりの葛藤
な物語展開や雰囲気を、何となく読み手に印象付けられる。
欠点は特にないけど、使えるジャンルはある程度限られるので、万能型とは言いづらい。
でも使いやすい。プロット段階で敵味方がハッキリしてるなら使ってもいいかも。
:08/07/22 05:14
:P903i
:IR/H5Uy.
#648 [◆vzApYZDoz6]
Humpty Dumpty sat on a wall,
ハンプティダンプティ塀の上
Humpty Dumpty had a great fall.
ハンプティダンプティ落っこちた。
All the king's horses,
王様の馬を全部集めても
And all the king's men,
王様の兵隊を全部集めても
Couldn't put Humpty togetheragain.
ハンプティは元に戻せない。
パターン14『歌や詩から始まるプロローグ』
とりあえず、無断拝借ごめんなさい。
有名所に『ひぐらし』がある。
有名じゃないって? 知らないね。勝手にやってくれそんな話。
パターン10のエピグラムに似た、というか同じ手法。パターン10の亜種と考えてよし。
パターン10みたいなただの言葉よりも少し複雑化するので、読み手が汲み取れるプロローグの『意味』がパターン10に比べると少ない。
しかしある種謎かけのようなこの詞を本編に取り込めて、なおかつ綺麗に意味を消化できれば、読み終わったあとの満足感というか『納得感』みたいなのは格段に上がる。
それにはやはり展開力と構成力が必要不可欠。
パターン7と同じく、畳み掛けるような展開力がある玄人向けのプロローグ。
素人が安易に手を出しがちだけど、あんまりオススメできない。
:08/07/22 05:15
:P903i
:IR/H5Uy.
#649 [◆vzApYZDoz6]
第二章〜エピローグの例〜
『エピローグの例』とは銘打ったものの、エピローグに例なんてない。
最初に言及したが、エピローグとはまとめや後日談のようなもの。
それはつまり物語によって様々であり、パターンというものが存在しない。
大抵は説明的な感じになるのだが、気にせず好きに書けばよろしい。
最後まで書いてきたあなたなら、書けるはずなのだ。
自由気ままに纏めるべし。
:08/07/22 05:16
:P903i
:IR/H5Uy.
#650 [◆vzApYZDoz6]
エピローグ〜で、結局何が言いたいの?〜
プロローグ
みんな違って
みんないい
ななし
てなわけで、どの物語にどんなプロローグをつけるかは作者次第。
恋愛ものだからこのプロローグ、ファンタジーだから………なんて制約はいっさい無い。
始まりは無限の可能性がある。
これまで長々と紹介してきたのは、数あるプロローグの一例に過ぎない。
参考程度に考えて、自分なりのプロローグを開発しちゃってください。
真似るよりそっちのが絶対楽しい。
人生、楽しまなきゃ損だよね!
てなわけで話は以上。
もう書いちゃった人も、これから書くって人も、精一杯頑張ってください。
そして同じぐらい楽しく小説を書こう!
:08/07/22 05:18
:P903i
:IR/H5Uy.
#651 [◆vzApYZDoz6]
さてと、自分でもビックリな長さになったわけだがw
果たして参考になるのか、これで
:08/07/22 05:19
:P903i
:IR/H5Uy.
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