では金と白金の溶解の式を見てみましょう
金溶解:
Au + NOCl + Cl2 + HCl
→H[AuCl4] + NO
(NOClとCl2が酸化剤)
白金溶解:
Pt + 2NOCl + Cl2 + 2HCl
→H2[PtCl6] + 2NO
(同様)
NとCl元素の酸化数を数えてみるとNOClとCl2が酸化剤だとわかり(N:+3→+2 Cl:0→-1)、Au→Au^(3+) Pt→Pt^(4+)となっているところをみるとAu Ptが還元剤になっていることもわかります。電子の授受の数も辻褄があいますね。
上の反応で重要なのは酸化還元反応よりもCl-との反応だと思われます。
Au^(3+)、Pt^(4+)は強力な酸化剤です。Au Ptがなかなか反応しないということは裏を返せばAu^(3+)Pt^(4+)が反応性が高い、違った言い方をすれば
Au^(3+) Pt^(4+)が生成してもすぐに酸化剤として反応しAu Ptに戻ってしまうということです。
溶けるというのはイオンの状態で安定に存在していると言うことができます。
つまり王水との反応ではAu^(3+) Pt^(4+)が安定に存在しているということです。それはなぜなのか
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