お遍路スレ
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#444 [ぬっぷしぬっぽし]
でもまた来るんだろうな
と書こうとしたら声かけられた
日和佐のひとで薬王寺のお坊さんと飲み友達らしいひとにコーヒー接待された。
やたらアウトドアなひとらしくマシンガンみたいに話てくれるので時間ごつぶれてありがたい。なんか歯医者の予約があるらしくそのあと家に来てやすんでいくといいとのことでまた落ち合うことになった。
なんか大丈夫だろうか
:12/07/11 19:07
:Android
:tPkU1W.Q
#445 [◆Aso/.A/o/.]
やっぱフェリーやなくて高速バスにしたんやね!
:12/07/11 21:25
:F09C
:2xrbRheg
#446 [ぬっぷしぬっぽし]
いや高野山行くのまた今度にして帰ることにした。なんかあっけない終わりかただな。
さっきのおっさんの家におじゃましてきた。なんかやっぱり自慢話はっかりだった。というか会話にならないくらい自分のターンばっかでこのひといったいなんなんだろうと疲れた。
なんか徳島駅近くに単身赴任してるらしく須藤元気が巡ってるときにすれ違ったらしい。最初話せなかった言ってたのに途中から、須藤さんですか?はい。みたいな会話したとか言い出した。なんか眠くて疲れた。俺の顔見たら一目瞭然なはずなのにこのひとはいままで人と対面してこなかったんだろうかと不思議に思った。
しかし暇がつぶせて有り難かった。ざっと四時間くらい潰してくれた。言い方は悪いけど駅で何時間もいなければならないってけっこう辛いんだなと。
おじさんのマシンガンだったがもちろんいい話は盛り込まれていたので感謝します。ただ予定より一時間早く家を出たいといいだしたら「せっかくせっかく」連発された。感謝の念はちゃんと言ったつもりだが、おじさんの予定ではギリギリまでお話をしたかったんだろう。
そこまで付き合いたくない。というか家もくそ狭くて汚くてよくこんなとこに人を招き入れたなぁと不思議に思った。よっぽどいい部屋で単身赴任しててなんかあるのかとおもったらおるスペース一畳もなかった。途中肩揉まれてキスされるんかとこわばった。でもされなかった。なんなんだ。お互い暇同士の一期一会だったんかな。
:12/07/11 23:54
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:tPkU1W.Q
#447 [ぬっぷしぬっぽし]
さて帰れる。
だるい。
つかれた。
おれは四国におじゃましにきた身。仕事にてお遍路を歩きで全うした。途中膝を痛めて医者にかかり注射をうってもらった。注射を打ったってことをひとに言いたくてたまらなかった。
いい思い出になる。きっとすべてがいい思い出になるんだろう。
バスは進む。おれのもとあった生活へと戻してくれる。若干ルンペンみてーな匂いが帽子からティシャツからする。へぇルンペンの匂いってこうやって作るのかと。
おれルンペンじゃねーし。でもルンペンとおなじことしよる。途中会った12年前から日本を旅してる人。ありゃルンペンだ。おれはルンペンと普通に話せたし、一緒に飯も食った。ごはんを振る舞ったら喜んで食ってくれた。道端でみかけても一切関わることのなかった人種だ。おれのためにいろいろ尽力してくれた。
別れるとき、次会うときはあの世で会いましょう。あの世のあすまやでまた野宿しましょうか?と笑顔で言われた。
そのときは泣かなかったがあとでためといて泣いた。
よく泣いた。
雨のなか自分の傘を渡してくれたおばあさん。
テントの骨が折れて、自分のテントの修理道具をおれにくれた沖縄のひと。
おれをみかけて店から出て笑顔でおれにてをふった韓国のあまさん。二日間も泊めてくれて本当によくしてくれた愛媛のひと。
出逢ってくれたすべての人。そしてここの住民。
感謝。ありがとう。
:12/07/12 00:13
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:7rqwmnIY
#448 [ぬっぷしぬっぽし]
仕事にてお遍路を歩きで全うした?
いや仕事で来てないww
打ち間違い多すぎるなすいません
:12/07/12 00:15
:Android
:7rqwmnIY
#449 [ぬっぷしぬっぽし]
家に到着。ここも雨か。
礼所の打ち間違いはないので大丈夫かな
:12/07/12 09:51
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:7rqwmnIY
#450 [◆Aso/.A/o/.]
1ヶ月半お疲れさまぁ
(=゜ω゜)ノ
:12/07/12 11:47
:F09C
:BWCro/.M
#451 [ぬっぷしぬっぽし]
やってきました高野山。
もうキロ数たいしたことないけど車で五時間かかってやんの。さすがに山んなか。いいところ。なかなかいけないところ。高野豆腐のところ。
四国お遍路の終着点が高野山とはあまり思わないけれど、ここ高野山の本覚院て宿坊は大したもんだと思わざるを得ない。さすが高野山の宿坊だと。さすが9,500〜の価格帯。
へやにしても十畳。あないしてくれはったお坊さんいはく、ここは高野山でも一番大きな宿坊とのこと。庭がすごい。ググったら五つも庭があるとのこと。全部みてられん。
静かだ。
あぁ静かだ。
おれは歩き抜けた。
あぁ俺様は歩き行き着いた。
一番から八十八番まで違えることなく歩き通した。
確実に。
なにがあっても歩き通すことを誓って家を出た。足が壊れても、何かを盗まれても、転んでも、病気になっても。死ぬ覚悟までしていなろうか。いや死ぬとは思ってはいない。でもだ。とりあえず達成しないままに帰ることはできまいと四国にやってきた。
ものの12番でみぎひざがピキッと言って引きずりながら激痛とともに毎日30キロ歩いた自分はすごいとおもう。よく、ないた。こんな年になってどれくらい泣いただろう。号泣も気持ちいいくらいした。ただ、誰にも涙はみせなかった。
山んなかで一人。泣いた。
山や道、アスファルト、川や海は本当に素晴らしいものだった。単純にそれを目の当たりにしても泣いてやった。泣くのが日課とはいかないがそれくらい泣いた記憶だ。
別に恥ずかしくもない。泣けてよかったとさえおもう。
:12/07/17 17:29
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:m8FO5Nek
#452 [ぬっぷしぬっぽし]
あら、雨。
かなりの雨。よく雨に降られたな。泣きながら歩くには雨は都合がよかった。
また、かっぱをきて嫌々ながらほんと文句いいなから怒りながら歩いた。でも歩けば歩くほど進むことができた。それは確かなことだった。
お遍路やってよかった。それはやるまえからわかってた感想だ。きっとやり終わったあと、おれにとってかけがえのないものとなるはずだと。準備をしっかりとしてきた。だから荷物が重くなった。それがおれの性格だ。荷物のなかにそのすべてに自分というものがあるといとおしくてたまらなくなったことがあった。あぁおれはなんだかんだ自分のことをよくわかってるんだなと。
出逢ったひとのことは忘れない。なるべく。忘れてしまうのはしょうがない。わすれないようにしたいというのが本当だろう。
すべてに意味があるのだという。出くわす出来事すべてに自分が照射されるのだと。
納得できることと納得できないことはある。
いまだにあの民宿のおやじの22時までにしてくださいの風呂の張り紙を思い出すとふざけんなとムカついてくる。張り紙のまんまえで5時前に風呂を落とすと言いやがった。
:12/07/17 17:37
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:m8FO5Nek
#453 [ぬっぷしぬっぽし]
ところ変わって
ここ本覚院。お風呂は九時までいつでも入ることができますとにこやかに話してくれた。うれしい。単純にうれしい。当たり前だろとおもうよりただ、うれしい。おれはお風呂が好きなんだ。静ちゃんくらい好きだ。静ちゃんと一緒に入りたい。
あら、雨が止みそうだわ。
梅雨がまだ残っててくれてちょっとうれしい。最後にあったあのおやじもよくわからん苛立ちはあったが元の生活に戻らなければならないとおれに伝えてくれた。
雨が止み夕暮れの陽射しが緑を透けさせ部屋に魅せてくれる。
たのしかったな。たしかにたのしかった。楽ではなかった。でもたのしかった。
もしおれに子供ができたなら四国の素晴らしさ、お遍路の魅力、そんなこんなをおもしろおかしく話してやりたい。
おれはやっぱり素晴らしいことをしたんだと。
:12/07/17 17:38
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:m8FO5Nek
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