お遍路スレ
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#277 [ぬっぷしぬっぽし]
歩いてると結局おれが今日行こうとしてるとこに行くみたいになってた。ええ?あの善根宿に?と微妙におもうがこのペースだとどうも到着しそうにない。
歩いてると視界にお遍路さんの姿がみえた。近づいてみるとなんと12番に一緒だった人だ。どうも白々しく知り合いみたいな感じはみせずにドイツ人とおれをみてこの先にコンビニがある。温かいコーヒーを買っておくといいみたいなことだけを言って分かれた。もう彼との縁はこれでおしまいだと感じた。まあでももしかしたら会うかもしれないが。
しばらくいくと安宿の看板がみえた。行ってみると二食6000円とのこと。全然安宿じゃない。普通が7000円だから。
ドイツ遍路にきくと「スタンダードの値段だが私は大丈夫あなたは?」
じゃあもういいやと泊まることにした。一人ならきっと来てないだろう。
風呂は小さいがまあゆっくりできた。晩飯を食べてるとさすがにドイツ人、ビールをすすめてきた。僕も嫌いじゃないので普通に飲むことにした。後から近所のおじさん二人が加わって、結局自分ら3本、おじさんたちにいただいたビール4本くらい飲ませてもらった。
ドイツ人、割と早い段階で酔っぱらって言葉があらげてきておもしろかった。なぜか旅館のマスターとドイツ人のそりが合わないようでおれの目を二人ともみておれ経由で会話をするという面倒な感じになっておもしろかった。なぜだ?おまえら普通に話せばいいのになんだこの感じと。
:12/06/15 22:59
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#278 [ぬっぷしぬっぽし]
来たおじさん二人はケンカ相手といい放ち、一人のハゲのひとがどうもなにか腹に持ってる。もう一人のおじさんは平和主義者らしくいちいちありがとうやら世界の平和や日本の政治、未来などを語っていた。
ハゲのひとはすぐに帰って行ったがどうせこの平和主義のおじさんが亡くなったとき誰よりも悲しむんだろうなと想像したらすごく泣けてきた。
このひとたちはわかいころからずっとこんな感じで、もしかしたら二人の好意をもった女の子を平和主義のおじさんがとったことがあるんじゃないかとふと思った。平和主義のおじさんは74らしいが髪はふさふさで中田カウスみたいな男前の顔をしていた。
我よかれとしているが人のヒガミを知らず知らずに受けている。それを年を重ねてやっと気づいたが気づかないふりをしてるかのように酒をこれでもかと奢る。そんな心理がなんとなく垣間見た。
お開きになって部屋にいるとドイツ遍路さんがノックしておれの膝の怪我を独自のオイルをもってマッサージしてくれた。されっぱなしじゃあれなのでおれもマッサージを返した。
マッサージを終えると太ももと背中の伸ばしかたの手技がいまいちだったらしくレクチャーされた(笑)
お粗末様で下手でごめんなさい。
明日も雨か。とりあえず明日は金平に行けるだろう。
:12/06/15 23:00
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#279 [ぬっぷしぬっぽし]
しかしなんだこの宿屋のオヤジ。性格というか地域性なんだろうか。聞く耳持たなくなると全然だな。
あー大雨か。まあ仕方ない。こんな時季に来てるおれが悪い。
:12/06/16 07:05
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#280 [ぬっぷしぬっぽし]
すげえ川
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:12/06/16 08:14
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#281 [ぬっぷしぬっぽし]
ドイツ遍路さん
たばこ平気でポイ捨てするので二回目したときちょっと注意してみたら頭のとこ指差してわからないみたいにジェスチャーされた。
注意ってむずかしいな
:12/06/16 10:37
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#282 [ぬっぷしぬっぽし]
縁には賞味期限がある。なんとなく前々から薄々感じていたことだ。その賞味期限はその人とのなんたるか必要なポイントを通過したとき伸びる。
ゲームセンターの車のゲームみたいに。言葉、会話、行動、場所、なにかお互いそれかどちらかに必要ななにかを通過したとき賞味期限は伸びる。
そのポイントを通過しなければなんとか解決しなければ終わる。その後ちらっと会うことはあっても、その人生のその生活のその道の重要な事項には組み込んでこれない。
いまドイツ遍路さんと休憩のタイミングがさっきから合わなくて、そしてイブリの分岐点にきた。
海側に行きたいなら注意して左にいくようにと忠告してきた。でもおれも初めてだしわからない。
途中イミテーションみたいな分岐点にきた。地図をみてるとおばあさんがいた。あのすいませーんとてをふるとおばあさんは道を横切って会いに来てくれた。そして分かりづらい二つ目の分岐点を分かりやすく教えてくれた。
トンネルを入るまえに左へとのこと。ドイツ遍路さんはわかるだろうか。もしわかってこっちに来たのならなんらかの縁がまだなにかクリアしとくべき事柄があるのかもしれない。
:12/06/16 11:29
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#283 [ぬっぷしぬっぽし]
ここ
自動車で回ったとき印象にある
今回歩き遍路の前にここを歩いてるのをイメージしてきた
晴れて暑いなかカートをひいてるおれ
だが実際は雨
ドイツ遍路まさかの追い付いてきた
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:12/06/16 14:03
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#284 [ぬっぷしぬっぽし]
来るまえからここ金平には兼ねてから来たいとおもって思い描いてきた。
安宿のオヤジの話ではここを使ったお遍路にゴエモン風呂どころかだれもいなかったと言っていた。
来てみると真っ暗でじめじめしている。雨のせいでもあるだろうが。
近所を散策して金平さん宅に以前使ったとき話を聞き、ごはんをご馳走になったので思い出しながら玄関を開けてみる。だれもいない。鍵は空いている。
外にでてみると都合よくおじさんがあるいてくる。聞いてみるとおばあさんはほんの一週間前に亡くなったとのこと。
結局安宿のオヤジの言う通りの情報だった。
まあ91くらいで大往生だろうとのこと。
ドイツ遍路さん、修行してるはずなのにどうもボロすぎて引いてるみたいだ。
なんだかさびしいが今日はここに泊まることにする。
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:12/06/16 15:07
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#285 [ぬっぷしぬっぽし]
とりあえず時間があるので金剛副寺へうちにいくことにした。どうもペースが合わない。結局おれが毛嫌いしてるだけなんだろうか。相手に嫌われる前に自分が嫌ってきたところがあるのかもしれない。
待つ気もなく荷物のないおれは平然と歩き向かう。結局こんなんだから独りばかりなのかもしれないな。そして独りが気が楽なのはただの慣れなのか習性なのか。
寺で読経して、掛け軸に納経してもらい待つがやっぱりいつまでたっても終わらない。結局一人で8キロ戻ってきた。
戻ってご飯の支度、勝手にゴエモン風呂を使わせてもらうことを許しを得て、叡知やおばあさんの思念をたどりやり方を教わりながら湯を沸かしてみた。
かなりシンクロしながら行動できた。これまでのおれの能力を越えているくらいにいろんなやり方が叡知とともにダウンロードされるようにわかった。おばあさんのアドバイスを受けながら熱々の湯を沸かすことができ涙がでた。
もうここでお湯を沸かされることはないんだろうかと。ノートにも書かせてもらった。
:12/06/16 22:27
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:OUE2y9HY
#286 [ぬっぷしぬっぽし]
ドイツ遍路はやっぱり戻ってきた。時々愚痴のようなことをおれのわからない言葉で言ってるんだろう。意味はわからないがその雰囲気は誰だってわかると思う。特に汚い言葉は濁音が多いものだ。
こいつこのボロ小屋使うの文句言うなら民宿でとまれやと思いながら、やんわりと民宿か宿坊で泊まったら?と何度も勧めてみたが結局戻ってきやがった。戻ってきて文句を外国語でいってんじゃねーよと「とりあえずここを使わせていただくにあたって般若心経を唱えようか」と指図した。最もだと思ったのか従ったが部屋に入るなりブーブーブーとか言いやがる。ブーブーブーくらいわかるよこのやろうダンカンこのやろう。
そしてここで知った情報を彼に教えてみた。彼も仏教徒としての修行の身。それなりに心得はあるようでおばあちゃんにエコウヲトナエタと言っていた。あれだけあらぶっていた風が屋根を叩く音が静まった。気のせいなら気のせいでいいが。
結局ドイツ遍路の読経はそれなりのスキルがあって連れてきてよかったのかもしれない。
:12/06/16 22:36
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