この春ぷ。様デビューしませんか?
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#571 [ぷ。様エブリディ]
頬杖をついたまま、目で文字を追う。
“お まえのせいだ”
ハァ――!?
…やっぱり、
超ムカつく、この女…。
:13/04/28 05:19
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#572 [ぷ。様エブリディ]
親の顔が見てみたい。
どうやったらこんな生意気な女に育てら れるのか。
きっと親もひねくれてるに違いない。
その日の放課後。
篠原との一件を引きずっている俺は、い まだにむしゃくしゃしていた。
それでもいつも通り、仲間達と学校前の 商店街に足を運んだ。
俺は陸上部を半年で辞めて以来、放課後 は毎日ここで 過ごしている。
:13/04/28 05:20
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#573 [ぷ。様エブリディ]
「あ〜あっ!賭けは純也の勝ちだな〜」
突然、同じクラスの奴が俺にそう言って きた。
「は?賭け?」
一体なんの事やら。
意味の分からない俺は首を傾げる。
「篠原だよ、しーのーはーら! あいつ 絶対純也の事好きだよなぁ!」
そいつが大きな声で言うと、みんなは一 斉に食い付いてきた。
:13/04/28 05:21
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#574 [ぷ。様エブリディ]
「俺もそれ思った!なんか純也にだけ話 すじゃん、篠原って。他の奴らには挨拶 すらしねぇのに」
「本当ズルイよな〜純也ばっかりいつも モテて。2組のレイカちゃんも純也の事 好きって噂だし!」
みんなは勝手に言い合った後、ギロッと 鋭い視線を俺に向けてきた。
「…んだよ!?」
:13/04/28 05:22
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#575 [ぷ。様エブリディ]
突き刺さるような視線に、たじろぎなが ら小さく反発する。
と、サトルが背後からプロレスの技をか けてきた。
「純也ぁーー!お前は篠原を取るの か!?それともレイカちゃんを取るの か!?」
またサトルが始まった、と思った。
こいつは基本的に力の加減を知らないか ら怖い。
:13/04/28 05:23
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#576 [ぷ。様エブリディ]
容赦なく締め上げられた首が、苦しい。
「ちょ… 痛ぇってマジで!!」
何とかサトルの腕からすり抜けた俺は、 続けて口を開く。
「つうか誰だよ、“レイカちゃん”って!」
:13/04/28 05:24
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#577 [ぷ。様エブリディ]
初めて聞いたような知らない名前。
絶対ただのデマだし。
レイカちゃんを知らない俺を、みんなは 信じられないって顔で見た。
そして仲間の一人が口を開く。
「おま…っ何で知らねーの!?」
「何でって…。そんな有名人なわけ?」
「まぁ、ある意味? でも見りゃ絶対分 かるよ。すげぇ胸デカイから」
………。
「そんなでけーの?」
「学年一ですから」
:13/04/28 05:25
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#578 [ぷ。様エブリディ]
「ふぅ〜ん、じゃ俺“レイカちゃん”にし よっ」
冗談でそう言うと、案の定みんなは一斉 にブーイングしてきた。
もう相手にしてられない俺は、無視して サイダーを口に含む。
すっかりぬるくなった炭酸が喉ではじけ た。
そういえばもう5月なんだっけ。
5月って事は篠原が引越してきて、もう 一ヶ月が経ったのか…。
なんだかんだであいつの隣は楽しいか ら、日が経つのが早く感じる。
:13/04/28 05:26
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#579 [ぷ。様エブリディ]
その2日後、驚く事が起きた。
なんと例の“レイカちゃん”が俺に会いに教 室まで来たんだ。
大きな胸を揺らして。
「寺岡くーん!」
呼ばれて振り返ると、見るからに安っぽ い派手な女が、ドアの所で手を振ってい る。
―…あ、あいつ知ってる!
男好きで有名な奴じゃん。
ってか…あれがレイカちゃんかよ。
マジ無理。
:13/04/28 05:28
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#580 [ぷ。様エブリディ]
「おい、純也!レイカちゃんが呼んでる ぞ!?」
聞こえないふりをしていたのに、サトル がわざわざ呼びに来た。
「……知ってる」
重い腰をあげ、席を立つ。
前までの俺は身構える女より、ちょっと 馴れ馴れしい女の方が丁度良かった。
入り込みやすいし。
だけど、なんでか今は生理的に受け付け ねぇな…。
:13/04/28 05:30
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