星とぽんず
最新 最初 全 
#272 [七瀬]
マジメな姿を見ていると、無性に邪魔をしたくなってきた。
悪魔が私の心に芽生えた。
“ねぇ、ねえ。”
とでも、言うように
私はシャーペンでアイツの背中をつつく。
あれ、
ムシですか。
:09/03/03 18:59
:N703iD
:Fiiu.ZXI
#273 [七瀬]
まるで、何も知らないように、ノートを書き続けている。
気付いてないのかな?
いいや、そんなはずはない。
もっと強く押してみる。
知らんぷりしてるな、こいつ。
腹が立ってきた。
:09/03/03 19:01
:N703iD
:Fiiu.ZXI
#274 [七瀬]
粘り続けること、約5分。
まだ知らん顔するアイツ。
そろそろ、手も疲れてきた。
もう諦めよ。
また休み時間に声かけよ。
すると、
スッとアイツの手が後ろに伸びてきて、
私の机に何かを置いた。
:09/03/03 19:06
:N703iD
:Fiiu.ZXI
#275 [七瀬]
なんだろ?
すると、そこにはノートの切れ端をクシャクシャに丸めたものがあった。
それを開いてみる。
“まだ何か用?”
と、それだけ。
さっそく返事を書く私。
手紙を書いてくれただけのに、心は笑っていた。
:09/03/03 19:10
:N703iD
:Fiiu.ZXI
#276 [七瀬]
“名前、教えてよ。”
“ひつけーな。ぽんずちゃんには関係ないだろ?”
“ぽんずじゃないし!なんで教えてくんないの?”
“個人情報保護法に基づいて。
てかそんなに名前、知りたがるなんて、俺のこと好きなの?”
“ぜんっぜん!!”
“またまた、強がっちゃってー。”
:09/03/03 19:15
:N703iD
:Fiiu.ZXI
#277 [七瀬]
こんな、やりとりが続く。
はぁ、だめだこりゃ。
すぐ話題を反らそうとするアイツ。
そして、それに流されてしまう私。
これじゃキリないよ。
教えてもらえる空気じゃないし。
そんなうちに、2時限目も終了。
:09/03/03 19:20
:N703iD
:Fiiu.ZXI
#278 [七瀬]
『ねぇ!なんで教えてくんないの、名前。』
「ん、そのほうが面白いでしょ。」
こいつは私以上に悪魔が心に住み着いていた。
もう、あの温かい目はしないのかな?
また、してよ。
:09/03/04 12:43
:N703iD
:xIwV6ta2
#279 [七瀬]
結局、教えてもらえないまま学校が終わってしまった。
林原とも、会わなかった。
が、私の謎は思わぬ所で解消されることになる。
家に到着。
:09/03/04 12:47
:N703iD
:xIwV6ta2
#280 [七瀬]
ただいま、
と言おうとしたけれど、
下を見ると、お母さんの靴がない。
買い物でも言ってるのかな?
お姉さんはまだ学校だな。
これはチャンス!!
昨日の夕飯のおかずを、
つまみ食いしようとキッチンへ
ガチャ
:09/03/04 12:51
:N703iD
:xIwV6ta2
#281 [七瀬]
「柚子ー。帰って来てるのー?」
チッ。
心の中で舌打ちをする。
「柚子ー。ちょっと来てー。」
お母さんの大声は静かな家に響き渡る。
2階の自分の部屋にいたら、聞こえないフリも出来たけれど、
台所は玄関のすぐ近く。
:09/03/04 12:57
:N703iD
:xIwV6ta2
★コメント★
←次 | 前→
トピック
C-BoX E194.194