星とぽんず
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#21 [七瀬]
  

 
 
さ…
さ、さ……
34点!!


なんなんだ、これは!
いくらなんでもひどいっ
ひどいぃーっ!!

今、英語のテスト
撃沈中です。

ほんと泣きそう

先生の解説を聞かず、
机に顔を伏せる。

⏰:09/02/26 23:38 📱:N703iD 🆔:V1qRCp82


#22 [七瀬]
楽しい楽しい夏休みが明けいきなりの課題テスト。

一気に夢から現実へ。

まったく勉強しなかったわけじゃない。

宿題はきちんと自分の力でしたし、復習だってしたつもりなのに〜!!

とふと前の席の林原を見ると同じく顔を伏せていた。
なんだ、あいつもかあ〜っと安心し声をかけてみることに。

⏰:09/02/26 23:43 📱:N703iD 🆔:V1qRCp82


#23 [七瀬]
『はやしっばら!!』と妙に声が高くなり、バカみたいな声が出てしまった。

林原はマイペースに振り向くと、いつもの高い声ではなく少しかすれた声で「何?」と聞いただけだった。
『英語、何点??』

林原はしばらく黙り込んだ後、無表情で

「松田は?」と聞いた。

ギクっ!!

⏰:09/02/26 23:49 📱:N703iD 🆔:V1qRCp82


#24 [七瀬]
『あっ!!
どこの高校受けるか決めた?』と話をそらすことに。

林原は話題転換に気にも留めず、ダルそうな声で
「あ〜、J高」
と言った。


え!?
まじでっ??という驚きが、つい口から出てしまった。

「うん、まじで。」と林原は言った後、また机に顔を伏せてしまった。

⏰:09/02/26 23:54 📱:N703iD 🆔:V1qRCp82


#25 [七瀬]
なんだ。ライバルが1人、増えてしまったではないか。

窓の外で1年女子の体育を見ながら、ぼんやり考える。

ってか林原って、J高ほど賢かったっけと、またヤツに視線をもどすと、机の隙間から、


79点


と英語の答案用紙が顔を出していた。

⏰:09/02/26 23:59 📱:N703iD 🆔:V1qRCp82


#26 [七瀬]
ちぇっ、嫌味なヤツ!!と
ちょっと舌を出して
あっかんべーをする。

が、その後で
元気のない小さなため息が私の口から出た。


はぁ。


何やってんだろ。
わたし。

途端に情けない気持ちが、襲い掛かってきた。

⏰:09/02/27 00:08 📱:N703iD 🆔:DfpWCp/w


#27 [七瀬]
家に帰るやいなや、
私は机に猛ダッシュした。
靴を投げ捨て、
廊下をダダダーン。
階段をドンドンと音を立てて上がってった。
そしてドアをバンッと閉めた。

隣の部屋からお姉ちゃん「うるさーい」という、少しヒステリック?な
声が聞こえたけれど、とりあえず無視した。


机に向かい、中1からの教科書を引っ張りだし、無造作に広げた。

勝負の始まりだ。

⏰:09/02/27 00:15 📱:N703iD 🆔:DfpWCp/w


#28 [七瀬]
今から夕食の7時まで2時間、英語の復習だっ!!

自分に言い放つ。

2時間後に私の目の前にあるのは、真っ黒な手と鉛筆、独特の匂いの染みたノートだっ!!

心でかたくなに誓った。


そして2時間後、
私の目の前には………。

⏰:09/02/27 00:21 📱:N703iD 🆔:DfpWCp/w


#29 [七瀬]
  
 
 
ベタベタの手とヨダレ臭いノートだった。



「ごはんよー。」
お母さんの声が一階から聞こえる。

肉の良い匂いがした。
ハンバーグだなーっ

私はわくわくして下へおりた。

⏰:09/02/27 00:24 📱:N703iD 🆔:DfpWCp/w


#30 [七瀬]
うっそーん!?

予想は見事にはずれ、今目の前にあるのは、赤い口紅をしたオムレツだった。


はぁ。


ここでも、またため息。

なんか最近は付いてないな、とオムレツぐらいで、気分が下がる。

「どうしたの?」と
お姉ちゃんが問い掛けてきた。

⏰:09/02/27 00:29 📱:N703iD 🆔:DfpWCp/w


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