星とぽんず
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#484 [七瀬]
 
「どうしたの?そのマヌケ顔。」

『マヌケ顔で悪かったね!』

ハハッと歩志が笑う。


昨日は夢でも見てたのかもと思ってしまう。

不自然なとこなんて、一つもなかった。


私は気付かなかった。

余りにも自然すぎて。

⏰:09/03/15 23:53 📱:N703iD 🆔:hr2Oe0pM


#485 [七瀬]
 
 
 
見えない壁がどんどん厚くなっていることに。



放課後。

「ねぇ、ぽんずちゃん。」

『なぁに?』

宿題忘れで、その倍の宿題をしていた私は、
机に顔を向けたまま答えた。
 

⏰:09/03/15 23:58 📱:N703iD 🆔:hr2Oe0pM


#486 [七瀬]
 
 
 
「俺たち、ずっといい友達でいようね。」


心臓が加速してゆく。

『ハッ…ハハ。
何を急に言ってんの?』

私は少し引きつった顔を歩志へ移動させた。


ドクンドクンドクン。

心臓は速くなってゆく一方。

⏰:09/03/16 00:06 📱:N703iD 🆔:3DtPCs2w


#487 [七瀬]
 
「だから俺らはいい友達だろ?
これからも、ずぅっと。」


目が怖い。

作りすぎた笑顔がより怖さを増している。

歩志のニッコリ顔に、私は背中がゾクッとなった。


『あ…歩志。』

声が震える。

⏰:09/03/16 00:10 📱:N703iD 🆔:3DtPCs2w


#488 [七瀬]
「そうだよね?」

何も言えず、頷いた。


「よかった。安心した。
じゃあね、ぽんずちゃん。」

『…バイバイ。』

元気なく手を振った。


歩志が教室から出ていった。

私には大量の宿題と、胸の重い痛みだけが残された。

⏰:09/03/16 00:37 📱:N703iD 🆔:3DtPCs2w


#489 [七瀬]
 
 
 
“俺たち、ずっといい友達でいようね。”



さっきの言葉が頭の中でうるさく響く。


友達。
友達。

“ずっと”友達。

ずっと。
ずっと。
ずっと…。

⏰:09/03/17 01:29 📱:N703iD 🆔:GUMwiLbY


#490 [七瀬]
 
 
 
それは私は一生、友達以上にはなれないってこと?

歩志にとって1番の人にはなれないってこと?


あ、なんか
めまいがしてきた…。

ゆらゆらと立ち上がる。


早く帰ろう。

早く帰りたいよ。

⏰:09/03/17 01:33 📱:N703iD 🆔:GUMwiLbY


#491 [七瀬]
 
 
 
校門から出る。


「どうしたんだよ、松田。」


『あ…、林原。』

「なんか顔色悪いぞ。」

『…ん。大丈夫。』

「大丈夫って…。
ちょっと待ってろ。」

そういって、林原はどっかへ行った。

⏰:09/03/17 01:38 📱:N703iD 🆔:GUMwiLbY


#492 [七瀬]
 
仕方なく、校門前で待つ。



遅いなあ。
早く帰りたいのに。

でも無言で帰るわけにもいかないし。


「悪い悪い!」

振りかえると林原。


「行こっか。」

『え?どこに?』

⏰:09/03/17 01:41 📱:N703iD 🆔:GUMwiLbY


#493 [七瀬]
『どこって、決まってるじゃん。』


いやいや、何が決まってるの?



「思いっきり笑えるところ。」

そう林原はニカッと笑った。

『なにそれ。全然分かんな…って林原ぁ!?』

言い終わる前に林原は私の手を握って歩きだした。

⏰:09/03/17 01:44 📱:N703iD 🆔:GUMwiLbY


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