星とぽんず
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#82 [七瀬]
案の定、誰もいなくて安心した。
ブランコに腰をかける。
昔はイスとおしりの間もスカスカだったのに、
今は少しきつい。
『……うっ、うっ、うぇぇん!!』
私は大声を上げて泣きだした。
:09/02/28 12:26
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#83 [七瀬]
5分くらいかな?
『うわぁぁん!うぇぇん!』
と泣く私。
すると
ポンッ
なにか温かいものが
ほっぺに感じた。
:09/02/28 12:29
:N703iD
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#84 [七瀬]
『うぇ??』
「何、泣いてんの?」
林原が目を丸めて聞く。
驚きで一瞬、涙が止まった。
が温かいものが缶のミルクティーだと分かったときは、また目から涙が溢れていた。
:09/02/28 12:33
:N703iD
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#85 [七瀬]
林原は私の隣のブランコに座るって缶コーヒーを飲みだした。
もう、少しずつ日が沈み初め、少し寒くなってきていた。
けれど私は、せっかく林原がくれたミルクティーに口を付けずに
また泣きだした。
:09/02/28 12:37
:N703iD
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#86 [七瀬]
林原は私の隣のブランコに座わって缶コーヒーを飲みだした。
もう、少しずつ日が沈みはじめ、少し寒くなってきていた。
けれど私は、せっかく林原がくれたミルクティーに口を付けずに
また泣きだした。
:09/02/28 12:37
:N703iD
:p45OiH1g
#87 [七瀬]
『うっ、うぅ〜』
ぐずり泣きする。
そんな私に、林原は
「大丈夫?」
「何があったの?」も聞かずただ座っているだけ。
でも今は、そっちの方がありがたかった。
それに不器用な林原の優しさにも見えた。
:09/02/28 12:41
:N703iD
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#88 [七瀬]
静かな公園に私の泣き声だけが響く中、林原は声を発した。
「なあ、この公園1月から取り壊され始めて、
3月の中旬には、もうないんだって。」
林原が突然、話しだしたのと、その話に驚いた。
けれど私は何も言えなかった。
:09/02/28 12:46
:N703iD
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#89 [七瀬]
林原が公園で発した言葉はそれだけだった。
次の日、学校で林原と昨日のことについての話は全くしなかったし、
普通に話せた。
ほんとに分かんないヤツ。
:09/02/28 14:25
:N703iD
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#90 [七瀬]
合唱コンクールに奇跡的に我がクラスが優勝した、文化祭も終わり、
とうとう冬休みに。
私はあんまり勉強しなかった。
元からやる気が無いのと、G高にはほぼ100l受かると言われたので
さらにやる気が無くなった。
そしてやる気のないまま、新年を迎えた。
:09/02/28 14:30
:N703iD
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#91 [七瀬]
「ハッピーニューイヤー!」テレビの中のタレント達が次々と言っている。
私はこたつでテレビを見ている。
「明けましておめでとう」
お姉ちゃんが言う。
「あらあら、もう明けちゃったの〜?」と
のんきなお母さん。
お父さんは
「今年もみんな健康に過ごせますように」と
仏壇のおじいちゃん祈っていた。
:09/02/28 14:34
:N703iD
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