星とぽんず
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#121 [七瀬]
 
教室ではヒグマが、ごっつい肩を揺らし、泣いていた。


こんなこと言うなんてホントに冷めてるのかもしれないけど




ちょっと引いた。

⏰:09/02/28 17:00 📱:N703iD 🆔:p45OiH1g


#122 [七瀬]
でも周りを見てみると、みんなも同じ気持ちみたい。

さっきまで泣いてた子も、固まってヒグマをガン見してるし。笑



よかった。
思ったより、私は冷めていなかった。


でもヒグマも最後まで面白いなぁ。
と、しみじみする。

⏰:09/02/28 17:04 📱:N703iD 🆔:p45OiH1g


#123 [七瀬]
そんなヒグマも最後の言葉を終え、
また教室中は悲しいに包まれた。




みんながそれぞれ最後の思い出に写真を撮っている。


私も何人かの友達と撮った。

⏰:09/02/28 17:07 📱:N703iD 🆔:p45OiH1g


#124 [七瀬]
そして、辺りを見回す。



林原、どこだろう?

あいつは、こういうのが苦手なヤツ。
別に、嫌いなわけじゃなく、照れてるんだ。

あいつのああいう、不器用な優しさに、
何回ドキドキさせられただろう。
 

⏰:09/02/28 17:10 📱:N703iD 🆔:p45OiH1g


#125 [七瀬]
 
あれ?
いない。


卒業式には、ちゃんといたの、見たのに。



嘘!?なんでいないのよ〜。
今じゃなくても言える。
けど今、言いたいのに。


なんで肝心な時にいないのよぉ〜!

⏰:09/02/28 17:14 📱:N703iD 🆔:p45OiH1g


#126 [七瀬]
このままなんて、やだ! 
 
『やだやだやだ!!』





「フッ、何がやなんだよ。」

この声は……
林原!


後ろを振り向くと林原が笑っていた。

⏰:09/02/28 17:17 📱:N703iD 🆔:p45OiH1g


#127 [七瀬]
林原…。

私はいきなりのことに、
びっくりした。



「どーしたんだよ、松田。」あの目でいう林原。


何もかも見透かしてしまうような目。
茶色くって大きな瞳。

なんか犬みたい。



そして私の大好きな目。

⏰:09/02/28 17:20 📱:N703iD 🆔:p45OiH1g


#128 [七瀬]
「だから、どーしたの?
ぼぉーっとして、熱でもあんの?」
ともう一度、聞いてくる。

い、言わないと……。
ちゃんと自分の気持ち。


林原にぼぉーっとしてるなんて言われたくない。



……じゃなくって!!

⏰:09/02/28 17:24 📱:N703iD 🆔:p45OiH1g


#129 [七瀬]
 
 
あぁーっ、もう!!
じれったいなぁ!


なんか自分にイラついてきた。



あの日、じっくり考えたことを、そのまま言えばいいんだ!


言おう!
言うんだ、柚子!!

⏰:09/02/28 17:27 📱:N703iD 🆔:p45OiH1g


#130 [七瀬]
『あのね、私ね……』

決意した私は言う。
恥ずかしくって、林原の顔を見れず下を向く。



『私はね、林原のことが、す、すす……

あいつは私の言葉を遮る。


「俺もだよ。俺も同じ気持ち。」

⏰:09/02/28 17:31 📱:N703iD 🆔:p45OiH1g


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