星とぽんず
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#292 [七瀬]
この話には続きがある。

この後、おじいちゃんは

「それに柚子とわしの肌はなぁ、太陽をたくさん浴びた証拠なんだよ。
たから、ちっとも恥ずかしがることはない。」

と言った。

これで私のコンプレックスは消えた。


……はずなのに。

またあの当時の、苦しい気持ちが蘇ってきてる。

⏰:09/03/04 13:56 📱:N703iD 🆔:xIwV6ta2


#293 [七瀬]
 
なんでだろう。



「どしたの?柚子。
鏡ばっかり見て、好きな子でも出来たの?」

いきなりお姉ちゃんが現れた。

『もう!からかわないでよ!!』



私は、部屋に戻り、ベッドに倒れこんだ。

⏰:09/03/04 14:01 📱:N703iD 🆔:xIwV6ta2


#294 [七瀬]
 
 
さっきのお姉ちゃんの言葉が耳を離れない。

“好きな子でも出来たの?”




ふと、アイツのことを思い出す。

アイツもきれいな小麦色だったなあ。
 

⏰:09/03/04 14:05 📱:N703iD 🆔:xIwV6ta2


#295 [七瀬]
 
 
今度こそ!
今度こそ、名前を知る!!

固く決心して、元気良く、家を出る。

んー、朝の空気が清々しいなあ。

駅へと、私の足はルンルンと歩いて行く。


アイツのことを考えると、自然と楽しくなる。
 

⏰:09/03/04 14:32 📱:N703iD 🆔:xIwV6ta2


#296 [七瀬]
 
 
が、 
私の気持ちは、一気に暗くなった。

だって、






駅に林原がいたから。
 
 

⏰:09/03/04 14:34 📱:N703iD 🆔:xIwV6ta2


#297 [七瀬]
切符を買っているらしい林原は、私には気付いていない。


なんか懐かしい。

一昨日、会ったのになぁ。


私が2日前に見た林原は、普段の林原じゃなかった。


だから今見てる、いつもの林原がとても懐かしく感じたかな。

息が苦しくなった。

⏰:09/03/04 14:38 📱:N703iD 🆔:xIwV6ta2


#298 [七瀬]
私はやっぱり林原に声をかけられず仕方なく一本、後の電車に乗った。




「おーい、遅刻だぞ。」

教室に着くころには、1時限目の授業を5分、過ぎたところだった。

技術の授業だったみたいでマッキーの声が私に向けられる。

『すいません。』

私は席に着いた。

⏰:09/03/04 14:45 📱:N703iD 🆔:xIwV6ta2


#299 [七瀬]
私はボンヤリと朝のことを考えていた。


前にアイツがいるのに、ちっとも、心は弾まない。

どうしちゃったんだろ、私?

自分でもわからない。



マッキーの話は相変わらずなのに
私は全然、頭に入ってこない。

⏰:09/03/04 14:49 📱:N703iD 🆔:xIwV6ta2


#300 [七瀬]
“どうかしたのか?”

そんな手紙が前から、送られてきた。

アイツが私を見ている。
あの温かい目で。


なんでもないよ、
という風に首を振った。

心配してくれてるのかな?


ちょっぴり元気が出た。

⏰:09/03/04 14:53 📱:N703iD 🆔:xIwV6ta2


#301 [七瀬]
マジメに授業を受けよう。

不謹慎だけど、
アイツのおかげで、そう思えた。

ノートを開く。


シャーペンで、マッキーの乱雑な字を移し始める。

あ、間違えた。

消しゴムを出そうと、筆箱をさぐる。


あれ?

⏰:09/03/04 14:57 📱:N703iD 🆔:xIwV6ta2


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