星とぽんず
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#421 [七瀬]
「もういいよ、松田。」
『え?』
「俺のとこへ来てくれて、ありがとう。」
『なんで、そんなこと言うの?』
「だって…、」
:09/03/09 18:10
:N703iD
:W7rSt6Q.
#422 [七瀬]
林原は言った。
「だって…、
お前、泣いてる。」
泣いてる?
うそ…っ。
気が付くと私の頬には、いくつもの涙たちが伝っていた。
:09/03/09 18:13
:N703iD
:W7rSt6Q.
#423 [七瀬]
嘘だ。
嘘だ。
嘘だっ!
そんなはずないじゃん。
ねぇ、林原。
嘘だって言って。
笑って。
そんな悲しそうに見ないで。
私は泣いてなんかない。
涙なんて出てたまるか。
:09/03/09 18:48
:N703iD
:W7rSt6Q.
#424 [七瀬]
目を擦っても、擦っても涙はとめどなく出てきた。
「お前はほんと泣き虫だな。」
誰のせいよ。
アンタのせいじゃない。
「そんなに目、ゴシゴシすんな。
ブサイクが余計にブサイクになる。」
私の頭をポンポンする林原。
:09/03/09 18:51
:N703iD
:W7rSt6Q.
#425 [七瀬]
トゲのある言い方。
だけどぶきっちょな林原の優しさがにじみ出てて、
余計に涙が溢れた。
『うっ、ブサイク…じっ、じゃない!』
泣きながら反論する私に、林原は、
「そうだな。松田はかわいいよ。」
こんな恥ずかしくなるような一言。
:09/03/09 18:55
:N703iD
:W7rSt6Q.
#426 [七瀬]
「俺は、お前のかわいさに何回も心臓がブッ壊れそうになった。」
また顔を真っ赤にして、林原は言った。
それは、こっちのセリフだよ!
って言ってやりたかった。
林原って、こんなにロマンチストだったっけ?
またまたドキドキが襲ってきた。
:09/03/09 18:59
:N703iD
:W7rSt6Q.
#427 [七瀬]
『そっ、それはこっちのセリフよ!』
意を決して言った。
が、その直後にはお互い笑い合っていた。
こんなに林原と笑い合うなんて、久しぶり。
心のモヤモヤが消えていった。
:09/03/09 19:02
:N703iD
:W7rSt6Q.
#428 [七瀬]
あれから、私たちは本当の仲直りをした。
林原の告白は、うやむやになったまま。
私は林原をフッたのかな?
林原を嫌いになったわけじゃない。
ただ歩志が心から出ていかない。
いつもいつも私の心は支配されてしまう。
:09/03/09 22:27
:N703iD
:W7rSt6Q.
#429 [七瀬]
占いは当たったのかな?
私の運命は変わった?
疑問だらけ。
それでも、前より気持ちが楽になったのは確実。
でも、そのおかげで気付いてしまう。
:09/03/09 22:30
:N703iD
:W7rSt6Q.
#430 [七瀬]
私を泣き虫にしたのは、林原だけじゃない。
私がドキドキしたのは、きっとアイツのせい。
私は好きなんだ。
歩志のことが。
:09/03/09 22:32
:N703iD
:W7rSt6Q.
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