星とぽんず
最新 最初 🆕
#51 [七瀬]
「おう。」

さっきまで、ちょっと声荒げてたのに急に黙ってしまった。
やっぱわかんないヤツだわ、林原は。


ちょっと笑ってしまった。


『ってかなんで林原はそんなに早く学校いくわけ?』
ふと疑問に思った。

⏰:09/02/27 15:36 📱:N703iD 🆔:DfpWCp/w


#52 [七瀬]
「俺、日直だから。」


『ぶっ!』

無愛想な顔して真面目なこと言うから笑ってしまったではないか。


「何、笑ってんの?」
スローで答える林原。

相変わらずのマイペースぶりに、少し癒されてしまった。


調子狂うな、もう。

⏰:09/02/27 15:41 📱:N703iD 🆔:DfpWCp/w


#53 [七瀬]
 
その日、私はG高校は受けない、J高にする
とヒグマに告げた。

今までは憧れでJ高を目指してた。

けれども今日、なぜか自分の意志で行きたいと思った。


それはやっぱり林原のおかげだと思う。



悔しいけれど。

⏰:09/02/27 16:23 📱:N703iD 🆔:DfpWCp/w


#54 [七瀬]
 
 
 
あれから10月になり、みんなで盛り上がった体育祭も終わり、

気付けば、11月に入る直前だった。



そして、とうとう始まってしまった。


第3回目の恐怖の進路懇談が……。

⏰:09/02/27 16:27 📱:N703iD 🆔:DfpWCp/w


#55 [七瀬]
 
お母さんは激怒した。



私は何も言わずJ高に決めてしまったからだ。

2回目の懇談の時はJ高は一応、視野にいれておこうということで保留になっていた。


が今回、何も相談せずに勝手に進路希望調査に“J高”と記入したのを

お母さんはグダグダ言っている。

⏰:09/02/27 16:33 📱:N703iD 🆔:DfpWCp/w


#56 [七瀬]
ほんとに参った。

でも参ってしまったのは私じゃなくヒグマの方みたいだ。


ようやく肌寒くなってきた季節だけど、昼は暑い。
日がよく差し込むこの教室は
冬はあったかい、
夏はくそ暑い。
と批評されている。


ヒグマはまさに、直射日光の位置。

元々、ぽっちゃり?
筋肉質?な
ヒグマのこめかみからは
大量の汗が溢れていた。

⏰:09/02/27 16:40 📱:N703iD 🆔:DfpWCp/w


#57 [七瀬]
「え、えーと、ではお母さまはG高については何も聞いていないわけですね。」 
細い目を一段と細めて、ヒグマは言った。


「G…高?」
お母さんの目付きが厳しくなるのが見なくても分かった。

暑いのに冷や汗が流れているのがわかる。

やばいよーっ!!


ヒグマは恐る恐る話しだした。

⏰:09/02/27 18:38 📱:N703iD 🆔:DfpWCp/w


#58 [七瀬]
「……というわけで、僕は柚子さんにG高を勧めたわけです、はい。」

ほぼ私に話したことをそのままお母さんに説明していた。
ただ“変わった”高校だということは除いて。

けどそんなことよりヒグマの「僕」と「柚子さん」が面白くって、そっちに気が向いてしまったけれど。


ただ話を聞いた後のお母さんの顔は確実に和らいでいた。

⏰:09/02/27 18:49 📱:N703iD 🆔:DfpWCp/w


#59 [七瀬]
「なんだ柚子、良かったじゃないの。
やだ、この娘ったら何にも言わないから。すいませんねぇ、先生。
柚子、そこにしましょ。
G高校でしたっけ。」


ちょ、ちょ
ちょっと待ってよ!

『お母さん、やだっ!私、J高がいい!!』

だだをこねる私。

ヒグマは安心した顔になったのもつかの間、すぐ心配顔になっていた。

⏰:09/02/27 18:55 📱:N703iD 🆔:DfpWCp/w


#60 [七瀬]
「松田……。」
ヒグマが何か言い掛けた時、お母さんが口を挟む。

「いいんです、先生。私が説得しますから。
今日はありがとうございました。柚子、行きましょ。先生さようなら。」

一方的で、言い終わるまでには、すでに腰を上げていたお母さん。

私は無理矢理、手を引かれ、連れて帰られた。

まるでスーパーでお菓子買ってとすがる幼稚園児を連れて帰るように。

⏰:09/02/27 19:02 📱:N703iD 🆔:DfpWCp/w


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194