17歳。
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#55 [匿名]
:09/03/16 23:07
:W61T
:E9FIQkmQ
#56 [匿名]
『俺今ブランコ乗りたい 気分なの!』
…ブランコって
何歳だよ(笑)
でも、あたし知ってる。
あたしが気まずくならないように、わざとこんな事言ってるんでしょ?
馬鹿だね。
でも、ありがと。
優しいね、やっぱり。
:09/03/17 19:47
:W61T
:2Yp7h0Io
#57 [匿名]
『じゃ行くか!』
笑顔で言うあいつ。
「うんっ!…あっ」
迷わずに返事をした後に、はっとした。
いつもなら祐紀の自転車の後ろに乗る。
『乗れよー』
普段通りな祐紀。
…いいの?あたしが乗ってもいいのかな?
:09/03/17 19:52
:W61T
:2Yp7h0Io
#58 [匿名]
…このまま後ろに乗っていたら、きっとずっと祐紀の事を諦めきれない気がするの。
“あたしだけの特等席”
こんなものがあるから、自分は特別だなんて思い込んじゃうの。
期待しちゃうんだよ。
…だったら、“あたしだけの特等席”はもういらない。
諦めるの。
あたしは、祐紀を諦めなくちゃいけないから。
:09/03/17 19:55
:W61T
:2Yp7h0Io
#59 [匿名]
「………乗らない。」
声がうまく出なくて
振り絞った。
祐紀の顔を見るのが怖くて、自分の上靴のつま先を見つめながら。
『桃太郎。』
心臓が速く動くのが分かった。
祐紀は何て思ってるのかな。うざいとか面倒とか思われてんのかな。
:09/03/17 19:58
:W61T
:2Yp7h0Io
#60 [匿名]
:09/03/17 19:59
:W61T
:2Yp7h0Io
#61 [匿名]
―「…………は?」
祐紀の言った言葉の意味が分からなかった。
『だーかーらー、桃太郎が漕げ。いっつも俺ばっかり濃いで不公平だと思ってたんだよなー!』
面食らった。
やっぱりこいつには
勝てない。
:09/03/17 20:01
:W61T
:2Yp7h0Io
#62 [匿名]
「………おう!」
自然と笑顔になった。
『んじゃ出発!転ぶなよお前…』
「転ばないし!ぶっ飛ばしてくから捕まっててよ。」
『行け桃太郎ー!!!』
祐紀を乗せて自転車を漕ぐあたし。
あたしが漕ぐのは初めて。
:09/03/17 20:05
:W61T
:2Yp7h0Io
#63 [匿名]
「ねえ祐紀っ」
乗り心地どう?(笑)
なんて聞こうとしたあたしは、後ろを振り向いた。
―それと同時に、
前を向いていない、
空を見ている祐紀が
映った。
『んー?』
返事はするけどこっちを見ない祐紀。
………あたしとおんなじじゃん。
:09/03/17 20:08
:W61T
:2Yp7h0Io
#64 [匿名]
『…桃太郎がいっつも空見てる理由分かった。
こんなに綺麗なんだなー空って!(笑)』
空を見上げながら
笑う祐紀。
あたしは綺麗だから空を見てたんじゃないよ。
祐紀を見たくないから空を見てたんだよ。
心の中でつぶやいた。
:09/03/17 20:13
:W61T
:2Yp7h0Io
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