夏祭り、恋花火
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#125 [七瀬]
もういいや!
私の足は階段へ。
猛スピードで下へ降りていく。
ダンダンダンダン…
「まつり、はよしろ。」
大竹さんの白くて大きなワゴン車が見えた。
:09/03/20 07:54
:N703iD
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#126 [七瀬]
『ごめーん。遅れて…』
忘れてた。
大竹さんの助手席に奏が座ってたこと。
太陽がギンギンしていて、よく見えへんかった。
窓の外を見てた顔を私へ向けた。
やっぱり似てる…。
:09/03/20 07:58
:N703iD
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#127 [七瀬]
車の助手席の後ろの席に乗り込む。
高等座席に座ってる遊希がドアを開けてくれる。
『おはようございます。』
「おはよう。」
大竹さんの不機嫌な声。
『…その遅れて、ほんまにすみません。』
「もうええ。出発すんぞ。」
:09/03/20 08:02
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#128 [七瀬]
車が走りだす。
はあ。
グダグダや。
前を見ると
“おはよう”
奏君が口パクをしている。
“散々やな”
と大竹さんを指さし笑う。
そんな奏君に肩をすくめて見せる。
:09/03/20 08:09
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#129 [七瀬]
20分ほど走って、車はいつもの業務用スーパーへ。
「確か牛乳とハチミツがないてゆうとったなあ。」
大竹さんがメモ用紙を見て呟く。
ある程度は昨日の内に屋台の方に持って行く。
でも牛乳なんかは、
この炎天下に何時間も放っておいたら、一発アウトや。
私も車から降りる。
:09/03/20 08:21
:N703iD
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#130 [七瀬]
大竹さんが店員に色々、指示してる。
その間に私らは、パンやペットボトルを買う。
あっ、これ!
このパンめっちゃ美味しいねん。
手を伸ばす。
『ああっ!』
:09/03/20 08:25
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#131 [七瀬]
後ろから手が伸びてきて、お目当てのもんを奪われる。
「まつりはほんまに、これ好きやなあ。」
後ろを振り向くと奏君。
『奏君、なんでそれ取んのよ!
いっつも、甘いパンは食べへんやんか。』
「たまにはええかな、思て。」
:09/03/20 08:29
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#132 [七瀬]
その言葉に子供みたいに膨れる。
「ブッ、ハハハ。
ほんままつりは面白いわ。
嘘やって!嘘嘘!!
まつりが食べるやろなあ
思て、カゴ入れてん。」
そう笑う奏君に、
三日前のことを思い出し、恥ずかしくなる。
『…ありがと。』
:09/03/20 08:34
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#133 [七瀬]
「どういたしまして。
ってゆうか、まつりさあ。もしかして思い出した?
三日前のこと。」
そう耳元でささやく。
『な、なんのこと!?』
真っ赤にしながら聞く。
「分かってるくせに。」
:09/03/20 08:38
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#134 [七瀬]
意地悪く笑う奏君。
「もうそろそろ行こか。
二人の秘密がバレてしまう前に。」
車に牛乳、ハチミツを積み込んだ。
車が再出発する。
私のドキドキは先ほどよりも増していた。
:09/03/20 08:42
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