夏祭り、恋花火
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#490 [七瀬]
 
「遅なったら電車なくなるし、
外もこれ以上、暗なったらまつりも女やし、危ないやろ。
今日はこの辺でお開きにしよーや、な?」


奏は納得していない様子だったけど、渋々頷いた。


「よし、じゃあ帰ろか!
まつり、送るわ。」


『うん。』
 

⏰:09/04/09 22:21 📱:N703iD 🆔:bh4XHvt6


#491 [七瀬]
 
ん〜、
やっと解放されるー!!


奏はアルコールが入ると
いつものしっかり者で頼れるイメージの奏が

…うーん、なんとゆうか
その逆になるって感じ、


それに、めっちゃ飲む!!

お酒は嫌いやないけど
強い方でもない私はいつもクタクタ。
 

⏰:09/04/09 23:17 📱:N703iD 🆔:bh4XHvt6


#492 [七瀬]
とりあえず、
酒から解放されるんや

とゆう解放感に浸りながらドア付近まで足を運ぶ。


「じゃあ帰るわな、奏。」

『おやすみ〜またあし…』


「待って!」
 
奏の引き止める声に
2人で振り向く。


「どしたんや。」
 

⏰:09/04/09 23:21 📱:N703iD 🆔:bh4XHvt6


#493 [七瀬]
 
 
「別に〜帰らなくても〜」

奏は呂律の回らない口調。


「まつり、今日泊まりぃや」


『え、でも…』

「明日は学校ないやろ?」


『まあ…
でも!その…』

「じゃあえーやん。
決定!!」

⏰:09/04/09 23:26 📱:N703iD 🆔:bh4XHvt6


#494 [七瀬]
 
おろおろしながら
遊希を見る。

「じゃー、俺は帰るわ。」


チラッと私を見て、
すたすたと階段を降りていった。


私を置いて。


「ま〜つりぃ。」

取り残された私には奏の声が聞こえただけだった。
 

⏰:09/04/09 23:39 📱:N703iD 🆔:bh4XHvt6


#495 [七瀬]
 
 
「なあ〜」

私を呼ぶ。


「好きやで、まつり。」

『んんっ…』


いつもの優しいキスではなく、荒っぽい。


こんなに余裕のない奏、
初めて。
 

⏰:09/04/09 23:48 📱:N703iD 🆔:bh4XHvt6


#496 [七瀬]
 
 
そのままベッドへ。




私は、奏に抱かれながら
遊希のことを考えてた。




時折聞こえる奏の

“まつり、離れんな”
とゆう言葉を耳に… 
 
 

⏰:09/04/09 23:53 📱:N703iD 🆔:bh4XHvt6


#497 [七瀬]
 
 
 
『う〜ん…』


ムクッと体を起こすと
太陽の光いっぱい差し込んでいて、目を上手く開けられない。

ふと、下を見ると
奏が静かな寝息を立てて
眠っている。


あ…そうか。

昨日は泊まったんだ…
 

⏰:09/04/10 20:42 📱:N703iD 🆔:M6Uf2VzY


#498 [七瀬]
 
 
ズキン

『…いった…〜』

立ち上がろうとすると
頭が痛む。


お酒の飲み過ぎだろうか。


それとも…




「…んん〜まつり?」
 

⏰:09/04/10 20:45 📱:N703iD 🆔:M6Uf2VzY


#499 [七瀬]
 
『奏…おはよ。』 


「おはよ…痛っ」

頭を抱えて、
そうゆう奏に冷蔵庫から
水を取出し注いであげる。


「ありがとう。」

そう言って、一気に飲み干す。

それを見て、
私もコップを口へ運んだ。 

⏰:09/04/10 20:49 📱:N703iD 🆔:M6Uf2VzY


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