夏祭り、恋花火
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#31 [七瀬]
とりあえず遊希は粉を練り出した。


ブゥィーン

ドリルが回り始める。


遊希はそこに手際良く、
小麦粉、砂糖、牛乳、ハチミツを入れていく。


「ちょっと粉っぽいな。
まつり、水足して。」


水缶から水をすくって、そこに入れた。

⏰:09/03/18 18:39 📱:N703iD 🆔:1U/TvnL6


#32 [七瀬]
「うーん。
今度は水っぽくなってしもたわ。
粉足そ。」


小麦粉を入れる。

そんなことをしている内にどんどんバケツはいっぱいになってしまった。


『これ…、
作り過ぎちゃうん?』


「…そうやな。
ちょーっと作り過ぎたな。」

⏰:09/03/18 18:42 📱:N703iD 🆔:1U/TvnL6


#33 [七瀬]
『“ちょーっと作り過ぎたな”って

…ちゃうやろ!』


「ハハハ〜。」

遊希は笑って流そうとする。


『笑ってる場合ちゃうで!大竹さんに怒られるやん!!』



どうしよ…。
 

⏰:09/03/18 18:46 📱:N703iD 🆔:1U/TvnL6


#34 [七瀬]
 
 
 
「どうしたんや?」


おっと!

良いところに来た!!


『ちょっ、奏君!
来て!早く来てっ!!』

「奏!来てくれへん?」


奏君は駆け寄ってきた。
 

⏰:09/03/18 18:51 📱:N703iD 🆔:1U/TvnL6


#35 [七瀬]
『あんな、
遊希がアホみたいに粉作り過ぎてん。』


「アホはお前やろっ!
水足し過ぎるし、
粉は入れ過ぎるし…。」


『じゃあ頼まんかったら、ええやんか!』



「まあまあ。
二人共、落ち着いて。」

奏君が止めに入る。

⏰:09/03/18 18:55 📱:N703iD 🆔:1U/TvnL6


#36 [七瀬]
 
二人の目線は奏君に。

うーん
とでもゆうように首を捻っている奏君。



「うん、そうや!」

突然、奏君がひらめいたように言う。


『何!?なんか良い案でも思いついた?』

私たちは目を輝かせた。

⏰:09/03/18 18:59 📱:N703iD 🆔:1U/TvnL6


#37 [七瀬]
 
 
「おとなしく、大竹さんに怒られよ。」

それを聞いた途端に、
二人の顔がどうなったかは言うまでもない。


「なあ奏。もっと良いのないか?
怒られる以外に!」

遊希の必死な態度とは裏腹に奏君は

「ないな。」

キッパリと言った。

⏰:09/03/18 19:03 📱:N703iD 🆔:1U/TvnL6


#38 [七瀬]
 
しょんぼりした私たちに向かって奏君は言った。 



「俺も一緒に怒られたるから、な?」

なんだかんだ言っても、奏君は優しい。



その後、たっぷりと大竹さんに怒られた。
 
 

⏰:09/03/18 19:06 📱:N703iD 🆔:1U/TvnL6


#39 [七瀬]
 
『もう、さっきは遊希のせいで散々やったわ。』


「まあ許したって〜。」

奏君は言う。



遅くなったけど、この子は


仲嶋奏(ナカジマソウ)。
遊希より一つ上の19歳。

めっちゃ頼れる。
お兄ちゃんみたいや。

⏰:09/03/18 19:09 📱:N703iD 🆔:1U/TvnL6


#40 [七瀬]
遊希と同じ時期に入ってきた。

遊希とは、ほんまの兄弟みたいや。

もちろん遊希が弟の方やけど。笑



『でも奏君も最悪やな、怒られて。
なんかごめんなあ。』

「うん。
ほんまありがた迷惑や。」

笑い合う。

⏰:09/03/18 19:13 📱:N703iD 🆔:1U/TvnL6


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