黒猫の棲むところU
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#230 [イリア]
七「いいいいいい、今はそんな話じゃなくて、私は麗さんの演技が……っ///」
麗「……クス、分かりやすい…」
え………
:09/11/30 20:44 :W61P :☆☆☆
#231 [イリア]
七「…笑った……」
麗「……何よ、文句でもある訳?」
七「いえいえ、別にそんなっ…」
狐「麗ちゃん??!!何してんの2分前!!スタンバイよろしく!!!!」
狐さんの声に、麗さんがまた走り出す。
:09/11/30 20:45 :W61P :☆☆☆
#232 [イリア]
麗「…あぁ…あと、言い忘れてた」
七「?」
麗「今回の舞台、恋愛ものじゃないの。だから主役は猫だけど、私はヒロインじゃないわ」
七「…あ…」
:09/11/30 20:45 :W61P :☆☆☆
#233 [イリア]
麗「――……だから、猫とはキスできないわね、残念だけれど。」
そう言って麗さんは、意地悪く微笑む。
:09/11/30 20:46 :W61P :☆☆☆
#234 [イリア]
七「………!!麗さん…///」
麗「……ほんと、分かりやすい…」
またまた顔が赤くなる。
いや別に、私は猫さんと麗さんがキスしたって、別に……///
麗さんが、足を動かす。
:09/11/30 20:47 :W61P :☆☆☆
#235 [イリア]
:09/11/30 20:48 :W61P :☆☆☆
#236 [イリア]
?
館内に流れる微量の風にのって、何か声が聴こえた気がする……けど
七「気のせいかな?」
そう言って私も、小走りで劇場に向かった。
:09/11/30 20:48 :W61P :☆☆☆
#237 [イリア]
―――――――
―――
――
...!.....!!!...!
....!...!!.......!!!!!!
劇場につくと、客席は満員。もの凄い歓声に圧倒される。
:09/11/30 22:17 :W61P :☆☆☆
#238 [イリア]
七「――……うわあ」
狐「七衣ちゃんっこっちこっち〜!」
狐さんの声がして振り向くと、椅子の陰に隠れるようにして私を手招きしていた。
そういえば狐さんにも、たくさんファンの人いたっけ。笑
:09/11/30 22:17 :W61P :☆☆☆
#239 [イリア]
狐さんに手を引かれ、劇場の一番後ろに立つ。
七「ここで見るんですか?」
狐「うん、舞台の両端って、意外と見にくいんだよねえ〜だから僕は大概は一番後ろで見てる。七衣ちゃん、中入りたい?」
七「いえ、…今日はここで見ます。」
:09/11/30 22:18 :W61P :☆☆☆
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