桃色に染まって
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#1 [雛鳥]

桃色に染まって


ここは主の完全なる妄想小説です。少々変態入ってますので嫌悪感を抱かれる方はご遠慮下さい。なお駄文です。誤字脱字があれば生暖かい目で見守って下さい(´`)

では桃色に染まって
貴方に夢を魅せましょう
この夢が覚めないことを祈って―…

⏰:09/04/03 14:27 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#2 [雛鳥]


感想板

bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4336/


よければ感想お願いします。

⏰:09/04/03 14:29 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#3 [雛鳥]

第1話
「桜舞う入学式と生徒会」




僕は完璧だったはず。
小学校からの学級委員長もそつなくこなして頑張って来た。高校もそう、生徒会長になり学園を団結させて行こう!と目標を持って入学した……はずだった。

⏰:09/04/03 14:33 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#4 [雛鳥]

僕は神桜 桃。
僕とか言ってるけど一応女。
昔からお世話体質ってよく言われ、自分でもそうだと思う。学級委員長とかなるのが好きで小学校のときからその座を譲ったことがないくらいだ。

高校の受験も完璧。
絶対成績トップ(死ぬ程勉強した)で昔から憧れの高校入学式で体育館の舞台の上から"新入生代表"として話せると思っていたのに…
その夢は叶わなかった。

⏰:09/04/03 14:40 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#5 [雛鳥]


「では第15回香桜学園入学式を始める―!」

入学式が始まった。
この香桜学園はいたって普通な高校。ただ他の学園と違う所は桜が多くある―…くらい。この日も満開の桜に覆われた綺麗な入学式になった。そう一面桃色だった

⏰:09/04/03 14:47 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#6 [雛鳥]


次々と式の内容が進められていく中ついに僕が楽しみにしていた…

「次は新入生代表の言葉―」

ふっふふ、僕に決まってる
すぐに立ち上がる準備も万端。話す内容もばっちり昨日徹夜で考え暗記してきた。お陰でかなり眠いがな!

「代表は…―入試トップだった…
霧坂神弥だ」

⏰:09/04/03 14:56 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#7 [雛鳥]


…………は?

僕じゃないの?

「はーい…」

おいおい、僕の昨日の徹夜の努力をどうしてくれる。僕は思わず新しくまだ着慣れていない制服のチェックのスカートをぎゅっと握りしめた。手が汗に蝕まれる

僕じゃな…い…?

⏰:09/04/03 15:00 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#8 [雛鳥]


僕が固まっていても時間は無情に流れていく。

だるそうな返事とガタガタという椅子の音とともに一人の男が前に立った。

見てやろーじゃねぇか
僕に勝った男の面を!

⏰:09/04/03 15:03 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#9 [雛鳥]


「きゃー、ちょっとかっこよくない?」

「本当だ!やばいよー」

ん?
なにを騒いでるんだ?
僕が声の音源を探り後ろを振り向くと大多数の女子が顔を真っ赤にさせ舞台の上に釘付けになっていた。
僕も再び前に視線をやるとその
僕に勝った男が真っ正面の舞台に立ちマイクを合わせている。

⏰:09/04/03 15:08 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#10 [雛鳥]



かっこいいかぁ?

どうも昔から僕は恋愛というものに疎いらしくあんまり男に興味がないし"かっこいい"という感情が分からない。むしろ男は嫌いだ。むさくるしいし…不潔。

前に立っている"霧坂"という男は…まぁ清潔さは認めてやろう。だが髪は茶色がかっているし制服はだらしない。こんなやつが成績トップぅ?

⏰:09/04/03 15:12 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#11 [雛鳥]


はっ…!
まさか意外に真面目なのかもしれんな…


「あーっあー…テステス…

えー…みなさん頑張りましょう…以上。」



⏰:09/04/03 15:14 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#12 [雛鳥]





はぁあぁぁぁっ!?




⏰:09/04/03 15:16 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#13 [雛鳥]


そう一言言ったかと思えばポカンとした顔の体育館にいる全員の波をかきわけていそいそと椅子に座る。

いや正確には僕意外だ。
僕はあまり怒りにプルプルと握りしめていた拳が震える。

テメェはそれがスピーチか馬鹿野郎――!!

危うく口が開いて怒鳴りそうになったがぐっと我慢する。
あ、泣きたくなってきた。

⏰:09/04/03 15:22 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#14 [雛鳥]

昔から憧れてきた…っ
この機会を……




霧坂……神弥
絶対、この恨みは忘れねぇ!

⏰:09/04/03 15:24 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#15 [雛鳥]

入学式も無事に終わり(無事じゃないけど)クラス発表や担任発表を済ます中も僕の心は霧坂神弥に対する恨みでいっぱいだった。


――「じゃあ今日はこれで終いだ。明日も元気に来いよ、んじゃ日直挨拶!」

「せんせー!日直まだいませーん!」

教室に笑い声が響く。
…あれ?この先生名前なんだっけ?

「あ、あぁそうだったな。じゃ明日決めるか。よし、解散!」

⏰:09/04/03 15:29 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#16 [雛鳥]


ガヤガヤと騒ぎながら生徒たちはどんどん教室から出て行く。

あ…僕も帰ろう


「おーい、…か、神桜?」

僕が帰る準備、鞄を持ち扉を開けようとすると教壇からさっきのへっぽこ教師に呼ばれた。

名前覚えてねーのかよ。

⏰:09/04/03 15:33 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#17 [雛鳥]


名簿を確認しながら不安げに名前を呼んでくるそのへっぽこ教師はあまりに間抜けだ。

…あ、僕も覚えてないな

「……はい?」

⏰:09/04/03 15:34 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#18 [雛鳥]


「あ、よかったー…合ってた。ちょっと着いて来てくれ」

「え?…あ、はい」

僕何かしたっけ…?
少し心臓をバクバクさせながら教室から出て行くへっぽこ教師に着いて行く

⏰:09/04/03 15:38 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#19 [雛鳥]


――…職員室?
着いて行った先は職員室だった。ガラッと勢いよく開ければそこには先生がいるのは当たり前だが…ついさっきの男。


霧坂神弥がいた。

⏰:09/04/03 15:42 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#20 [雛鳥]


「おー…霧坂。早かったな」

「早かったなーって呼んだのは先生でしょ」

そう言い先生は呑気に霧坂の肩をぽんぽんと叩く。そして僕と霧坂を交互に見て

「お前らが今年の生徒会の副会長と会長だ」

⏰:09/04/03 15:49 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#21 [雛鳥]


「……へ?」

僕らが?まだピカピカの一年生だよ?そりゃ生徒会だから嬉しいけどさ!おかしくない?

「センセー冗談きついって。俺らまだ一年だぜ?」

よく言った!霧坂!今はテメェと同意見だ!

⏰:09/04/03 15:51 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#22 [雛鳥]

「オレだって驚いたよ。
なんせ、今年の生徒会の2年生は生徒会長、副会長ともども退学になりやがったからな」

先生はカップに珈琲を入れながら淡々と話した。




はぁ?


⏰:09/04/03 15:55 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#23 [雛鳥]


「な、なんで退学なんかに…」

「いや…この学園は治安が意外とかなり悪くてな。見学パンフレットに載っていることはほとんど嘘だよ」

ちょちょちょ、待って?
見学に来たときは"治安がよくて真面目な子ばかりです"とかパンフレットに書いてたじゃねーかぁぁ!
あれ嘘か?嘘なのか?

⏰:09/04/03 15:59 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#24 [雛鳥]

「だから1年に…って校長や理事長やらと話し合った結果だ。
つーわけで、よろしくな!」


………やったぁあぁぁぁぁあぁあぁ!
ちょ、色々わけありだけど生徒会に入れるなんて!この霧坂と一緒っていうのが気に入らねぇがまぁ良い!

⏰:09/04/03 16:06 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#25 [雛鳥]


チラッと霧坂を見てみる




いかにも嫌そうな顔してんな、おい

「センセーじゃあオレとこの可愛い子ちゃんで生徒会ってこと?」

可愛い子ちゃん?
寒いよテメェ。

⏰:09/04/03 19:48 📱:SO704i 🆔:☆☆☆


#26 [わをん◇◇]
(´∀`∩)↑age↑

⏰:23/01/01 20:38 📱:Android 🆔:2rUS2lJ.


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