漆黒の夜に君と。U[BL]
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#310 [ちか]
なぜか透の手にはメイド服が握られている。

「ちょ…透?」

「すぐに終わるから♪」

「なっ…ちょ!!//どこ触って…!!!///」




い゙……、

「いやあああああ!!!!(泣)」

⏰:09/07/27 21:05 📱:P906i 🆔:1t8lFZ9.


#311 [ちか]
―15分後‥

「で、出来た…!!」

クラスメイト達はやりきったような達成感溢れる声をあげた。



父さん、母さん
ごめんなさい…

男、日下冥は



初めてスカートを(強制的に)履きました…。

⏰:09/07/27 21:36 📱:P906i 🆔:1t8lFZ9.


#312 [ちか]
「いい加減離せよっ!!!」

俺はそう言って両側で腕を拘束するクラスメイトを振り払う。


押さえつけられていたせいで髪は乱れ、
必死の抵抗によって顔は赤みを増し、
乱暴に着せられ、胸元ははだけたまま。


見上げるとクラスメイト達は目を丸くしていた。

「「やべ、想像以上なんですけど…!!///」」


最早クラスメイトの目に恐怖を覚えずにはいられなかった。

⏰:09/07/28 23:51 📱:P906i 🆔:z.CRNudE


#313 [ちか]
大分暴れたせいで俺はぐったりしていた。

そんな時急に頭上で透の声がした。

「冥、冥!」

「ん?」

カシャッ。

……油断していた俺は透に与えてしまったのだ。


シャッターチャンスを…

⏰:09/07/29 23:17 📱:P906i 🆔:VT88ciVA


#314 [ちか]
「な、なに撮ってんだよ!!!!///(怒)」

赤い顔をさらに赤くして俺が怒りを露にしても透は、「あはは」と笑うだけ。


もう頭きたっ!!!

「俺絶対ぇやらねぇから!!」

そう叫び、頭に付けられたレースのカチューシャらしきものを外そうと強く掴んだ。

が、その時。

「いいのかなぁ、そんな事して。」

妖艶な笑みを浮かべる透。

⏰:09/07/29 23:26 📱:P906i 🆔:VT88ciVA


#315 [ちか]
「ど…どうゆー意味だよ??」

何か企んでいるようなその顔に嫌な予感を覚えた。


透は四角い塊を俺に見せつけた。

「何かパーツ一つでも取ったら…これ大量に焼き増しして売るから♪」

そう。
透が俺に見せたもの…

それは、今さっき俺を取ったデジカメだったのだ。

⏰:09/07/30 21:11 📱:P906i 🆔:8d0K66.I


#316 [ちか]
「ぜぜ絶対だめ!!!!!!
それはダメ!!!!!」


一瞬で血の気が引いた。



だってそんな事されたら…




絶対恭弥の目に入るかも
知れないじゃん!!!!!!!

⏰:09/07/30 21:17 📱:P906i 🆔:8d0K66.I


#317 [ちか]
こんな格好、恭弥に知られたら‥‥‥



駄目だ、絶対馬鹿にされる!!!!
笑われる…

想像するだけでもゾッとした。


「分かった…。分かったからそれだけはやめて??」

仕方なく俺はそう呟いた。

⏰:09/07/30 21:31 📱:P906i 🆔:8d0K66.I


#318 [ちか]
そんな俺に透を含めクラスメイト全員がガッツポーズを決めた。

「さんきゅー日下!!
これでウチの売り上げ学年1も夢じゃねーよ★」

「日下くんのおかげでお客さん増えるよ〜」

口々に呟くクラスメイト達


俺のメイド姿って一体…


苦笑いを浮かべていると透が肩にぽんと肘を乗せてきた。

「ま、みんな売り上げ一位の商品狙ってんだ。悪いけどウチの売り上げに協力してくれな。」

そう言われると頷くしかないよなぁ…。

まぁ立ってるだけで良いらしいし、それなら…ね。

そう思って俺は小さく頷いた。

⏰:09/07/30 21:50 📱:P906i 🆔:8d0K66.I


#319 [ちか]
――――――――――――
――――――――――――

「いらっしゃいませぇ…。」

『キャー//日下君可愛い!!』

『写真撮ってください!!』

『キャー//』『キャー//』



‥‥‥‥。
誰だよ、立ってるだけとか言った奴!!!!

⏰:09/07/30 23:40 📱:P906i 🆔:8d0K66.I


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