漆黒の夜に君と。U[BL]
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#574 [ちか]
↑すいません名前おかしかったです(;_;)
ちかなので気にしないでくださいorz

>>571 匿名さん
アンカーありがとうございます!おかげで見やすくなりました><

>>572 華さん
不定期ですいません(;_;)
完結するまで必ず書きます!

⏰:10/05/01 22:49 📱:P906i 🆔:RGaMdmDo


#575 [ちか]
>>568続き.


「ハァ‥‥ハァ‥ッ……ん///」


二度も達したせいか疲れはてた俺は力無く四つん這いの形を崩し倒れた。

そんな俺の達したばかりで熱の残る体を恭弥は後ろからそっと抱き締めた。


暖かくて心地良い。

⏰:10/05/01 22:55 📱:P906i 🆔:RGaMdmDo


#576 [ちか]
「冥‥‥‥‥ごめん。」


切なさと甘さが混ざったような声だった。

何に対してのごめんとして取れば良いのか分からず、俺は背中を向けたまま。


「もう不安にさせないから。離さないから、絶対。
冥が僕のこと、どんなに嫌いになっても‥‥」


ズキン


胸の奥が痛くなった。
自分が勢いで言ったことで恭弥を傷つけてしまった。

俺は後ろから回されている手をそっと握った。

⏰:10/05/02 00:09 📱:P906i 🆔:QuRPyR0k


#577 [ちか]
「そ、その‥‥あれは勢いで言っただけで‥‥気にしないでいいって言うか…。」

上手くまとまらない言葉で伝えようとする。

「冥?」

恭弥のきょとんとした顔が目に浮かんだ。

あんまり下手すぎて自分で自分に苛立つ。


「あ゙ー!!もうっ!
だから…っ、嫌いとか嘘!
‥‥‥‥‥好きだから…」


やっとの思いで言えた言葉だった。
耳元でクスリと笑う声がする。

⏰:10/05/02 12:39 📱:P906i 🆔:QuRPyR0k


#578 [ちか]
「ねえ、一つ聞いていい?」


妙に甘い吐息のせいで
耳元が熱い。

「‥‥‥なに?」



「それってどれくらい?」




コイツ‥‥‥。
そこまで言わせる気かよ!!

⏰:10/05/02 21:49 📱:P906i 🆔:QuRPyR0k


#579 [ちか]
「……で…………ん。」



「え?ごめん聞こえない。」


あ゙ーー!!!!!
ほんとにむかつく!!!!///


分かってるくせに。



「 世界で一番!!!! 」

.

⏰:10/05/02 21:54 📱:P906i 🆔:QuRPyR0k


#580 [ちか]
暖かい温もりがさらに俺を包み込んだ。




「もう一つお願いがあるんだけど。」

「まだなんかあんの…。」


でかいベッドなのに、
こんなにも密着されたらもう心臓がまともなわけない。

「冥が僕に投げた箱にさ、ネックレス入ってたけどあれって誕生日プレゼントだと思って良いの?」


俺は無言でコクリと頷く。

⏰:10/05/02 22:12 📱:P906i 🆔:QuRPyR0k


#581 [ちか]
「ありがとう。
すごい嬉しい。
けど、もっと欲しいのがあるんだ。」


髪に恭弥の指が絡まっていく。

「‥‥‥なんだよ。」



「冥。」

「は?」

「冥が欲しい。」

⏰:10/05/02 22:18 📱:P906i 🆔:QuRPyR0k


#582 [ちか]
コイツは‥‥!!!///
人の心拍数上げる天才だろ…




「僕だけの冥になって。」



ったく、どこまでもわがままなんだから…


「‥‥‥‥‥‥‥良いけど」

必死に平静を装う。
また耳元でクスリと笑う声がした。

⏰:10/05/02 22:30 📱:P906i 🆔:QuRPyR0k


#583 [ちか]
'

「世界で一番愛してる。」





その日、心臓がうるさくて寝たフリをするのが精一杯だったって、コイツは知らずにこんなこと言うんだから。

ズルいよな、俺の世界で一番好きな人。



  ― 第七話 e n d ― 

⏰:10/05/02 22:32 📱:P906i 🆔:QuRPyR0k


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