漆黒の夜に君と。U[BL]
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#60 [ちか]
「恭がまだ初等部に上がる前のやから、4、5歳のんやったかなぁ?」


そう。
子供版恭弥の写真!!


「か、可愛い…っ///」


クリクリとした大きな瞳に真っ赤な唇。
そして透き通るような白い肌の、幼さの残る恭弥の顔はそれはもう…可愛いかった‥///


俺はめぐさんから写真を受けとると、ソレに釘付けになった。

⏰:09/04/20 19:40 📱:P906i 🆔:DHUcas..


#61 [ちか]
写真に見とれる俺に、めぐさんは耳元で囁いた。


「欲しいやろ??
特別に冥ちゃんには激安特価で‥‥「僕で悪どい商売するのやめてくれる?」



後ろで響く、怒りの混ざった低い声。

⏰:09/04/20 19:47 📱:P906i 🆔:DHUcas..


#62 [ちか]
めぐさんの肩がピクリと揺れて、まるで『マズい‥』とでも言いたげな表情(カオ)を作った。

黒いオーラのようなモノが俺達の背中を熱くする


「いっ、いややなぁ!!;
冗談やんかぁ、冗談っ♪
なっ?!冥ちゃん?!」

ぐるりと振り返り弁解するめぐさん。
‥‥‥目が必死だ。

「はッはい‥!!(?)」

俺がそう返事をすると、恭弥は大きくため息をついた。

⏰:09/04/20 20:52 📱:P906i 🆔:DHUcas..


#63 [ちか]
「でっ電話はもう終わったんか?!誰からやったん?!」

めぐさんは話題をそらす事に必死らしい。

恭弥もめぐさんの言葉に、今思い出したかのような声をあげた。


「あぁ、そのことなんだけど‥‥、」


その続きを言おうとした時、玄関からリビングに通じていたドアが目の前でゆっくりと開いた。

⏰:09/04/20 21:08 📱:P906i 🆔:DHUcas..


#64 [ちか]
「‥‥‥だ‥れ‥?」


一枚のドアが開くとそこに立っていたのは、


肩につくかつかないかぐらいのブロンドの髪に、
長い睫毛が伸びた碧眼(ヘキガン)を持った綺麗な女の人。


周りを見渡すと、大きな目をさらに大きく開き、口をポカンと開けて固まっていた。

それを見てニヤニヤと口元を緩める恭弥。

⏰:09/04/20 21:31 📱:P906i 🆔:DHUcas..


#65 [焔枉
この小説めちゃ好きです
応援してます
頑張ってください

⏰:09/04/20 21:35 📱:SH706i 🆔:HpkNfg2A


#66 [ちか]
>>65
└→焔桙ウま*

そう言って頂けて、ほんまに嬉しいです(´;ω;`)
ありがとうございます!
これからも頑張るので、
続きも読んで頂けると嬉しいです♪
>>3に感想板があるので、よかったら遊びに来てくださいね∩^ω^∩★

⏰:09/04/20 22:09 📱:P906i 🆔:DHUcas..


#67 [ちか]
>>64

「久しぶり。
凌、背伸びたんじゃない?」

呑気な口調で話す恭弥に、凌と呼ばれたその人は不満そうに口を開いた。

「でもまだ恭には勝ってない。」

そんな返事を聞いて、ふふっと恭弥は笑う。

めぐさんは相変わらず固まったまま。


が、暫くして震える人差し指をしっかりとその人に向けながら叫んだ。

「なっ…なんでお前がココに居んねん!!!!」

⏰:09/04/20 22:17 📱:P906i 🆔:DHUcas..


#68 [ちか]
めぐさんがそう大声を張り上げると、碧眼がめぐさんを映した。


「あぁ。居たんだ。
ごめん、小さかったから視界に入らなかった。」


そんな毒づいた言葉を、単調に吐き捨てるその人


それと同時に『ブチン』と聞き覚えのある音が聞こえた。
しかし、それは恭弥のモノじゃない。


これは、

⏰:09/04/20 22:20 📱:P906i 🆔:DHUcas..


#69 [ちか]
「そこまで小っちゃないわボケ!!!!
もっぺん言ってみぃ!!」


めぐさんがキレた合図。


「だから、『小さすぎて視界に入りませんでした。』
これで満足?」


面倒くさそうな表情でめぐさんを見下ろす謎の綺麗な女の人。


3人の関係性が全く見えないんですけど…。

⏰:09/04/20 22:27 📱:P906i 🆔:DHUcas..


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