漆黒の夜に君と。U[BL]
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#689 [ちか]
「凌が俺にそんなん言うの、なんか変な感じ‥‥。」
「そう?」
「なんか、こう、まだ実感無いって言うか…。」
胸に顔を埋めると
凌の匂いがする。
この匂いも
この感触も
この温度も
全部俺の、なんて
やっぱりまだ夢みたいで。
「じゃあ、実感してみる?
その身体(カラダ)で。」
:11/05/26 01:38 :P906i :uHqg6e/Y
#690 [ちか]
「なっ……に言って…ッ、ん」
動揺した隙に
つけこむように
意地悪いキスをされ、
その唇は
首筋へ落ちていく。
「あ‥‥や、しの…ぐっ、「なーんちゃって。」
は‥‥?
:11/05/27 00:14 :P906i :jTVAZp2g
#691 [ちか]
「風邪うつったら大変だから続きは今度…な。
なに、それともしたかった?つ・づ・き。クスッ」
「な………っ、///」
意地悪な笑顔を
俺に向けて決めこむその余裕さが気にくわない。
「ンなわけあるかっ!!!!////
あほ!!ぼけ!!どっか行け!!////」
動揺してしまってる自分も恥ずかしい。
:11/05/27 00:18 :P906i :jTVAZp2g
#692 [ちか]
「あははっ、痛いって。
でも、ちゃんと印はつけといたよ?ほら。」
もうすっかり日が暮れて
鏡のようになった窓を指差して凌は言う。
そこにはうっすらと見える紅い斑点。
「〜…っ!!!///」
「クスッ、顔真っ赤。(笑)」
「うるさいっ!!!!!/////」
:11/05/27 00:24 :P906i :jTVAZp2g
#693 [ちか]
今までは
鬱陶しいとしか思わなかったキスマークも、
好きな人からのだとこんなにも嬉しいのかと
初めて知った。
───────‥‥‥
───……
「は…ふあっくしゅんっ」
次の日、
俺は案の定風邪を引いた。
:11/05/27 00:27 :P906i :jTVAZp2g
#694 [ちか]
「まさか本当にうつるとは(笑)ま、舌入れてたし、仕方ないか。クスクス」
「笑い事ちゃうわ。あほ。」
昨日と
立場は逆転したようだ。
「お前はなんでそんな元気やねん…。っくしゅん。」
:11/05/27 00:31 :P906i :jTVAZp2g
#695 [ちか]
「うつすと治るっていうし、そういうことじゃない?」
ケロッとした顔で言うから余計むかつく。
……まぁ、でも、
おかげでもう少しこっち(東京)でこいつと居られそうなので、良しとしようか。
:11/05/27 00:34 :P906i :jTVAZp2g
#696 [ちか]
*
出来れば、
風邪が長引きますように。
「優しく看病しろよな…。」
「クスッ、もちろん。」
なーんちゃって。
― 第八話 e n d ―
:11/05/27 00:39 :P906i :jTVAZp2g
#697 [ちか]
*
第八話 寂しがりの誘惑
>>585-696▼感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4220/すごく不定期更新でしたが、第八話無事完結しました*
長い間お待たせしてしまいすいませんでした。
待っていてくださった方達のためにも、今のペース、今以上のペースで更新していけたらなと思っています
たくさんの応援
ありがとうございました!
みなさまのおかげです><
良ければ、
感想などよろしくお願いします。(*^^*)
*
:11/05/27 00:44 :P906i :jTVAZp2g
#698 [ちか]
:11/05/27 16:29 :P906i :jTVAZp2g
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