漆黒の夜に君と。U[BL]
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#353 [ちか]
「なんで知って…─ッ!!//」

「さて、何ででしょう?」


突然目の前まで顔を近づけられ、俺は言葉を失くした。

不気味なくらいニッコリと笑う恭弥。

その裏になにか隠されてる…。


そんな気がしてならなかった。

⏰:09/08/06 16:35 📱:P906i 🆔:qD2ec7Oo


#354 [ちか]
「な…なんで恭弥が…?」

「さて、何ででしょう?」

「ここ、どこ…?」

「さて、何処でしょう?」


質問しても返ってくるのは質問だけ。
ピクリとも動かないその表情が怖くて俺は泣きそうになった。


「…そう言えば、」

そんな半泣き状態の俺に恭弥はこっちを向いた。

「彼氏、居ないんだってね?冥には。」

とびっきりの黒スマイル。

⏰:09/08/06 17:21 📱:P906i 🆔:qD2ec7Oo


#355 [我輩は匿名である]
>>250-350

⏰:09/08/06 17:53 📱:W61T 🆔:Uykd8IfM


#356 [ちか]
>>355
└→我輩は匿名さま*

アンカーありがとうございます!∩^ω^∩
おかげで見やすくなりました♪

⏰:09/08/06 19:14 📱:P906i 🆔:qD2ec7Oo


#357 [ちか]
>>354続き.

その瞬間やっと全てを把握した。

「ち、ちがっ…!!!アレは…っ「アレは?なに?」


この人完全に怒ってる…
ちゃんと誤解とかなきゃ!!

「アレは女と間違われたのがムカついて…それで勢いって言うか…、そんなつもりで言ったんじゃなくて!!」

俺は必死に身振り手振りを添えて弁解した。

しかし、

⏰:09/08/06 19:22 📱:P906i 🆔:qD2ec7Oo


#358 [ちか]
「ふーん。それで?」

時に恭弥は無情なほどに冷たい表情(カオ)を見せる。
鋭い目付きも口調も俺の心を揺らす。

“どうしよう”
今の俺の頭にはそれ以外の言葉は無かった。

恭弥はふいに俺の顎に触れ顔を引き寄せた。



「じゃあ、証拠見せてよ。」

…証拠?

⏰:09/08/06 23:02 📱:P906i 🆔:qD2ec7Oo


#359 [ちか]
「証拠って何したら…」

「さぁ?自分で考えなよ。」

突き放すような口調で毒づいて恭弥は近くにあったソファーに腰かけた。


俺は依然床に座り込んだまま。


証拠ってどうしたら良いんだよ〜…


ない頭を必死に使って証拠になりそうなものを探すけどいっこうに見つからない‥‥。

⏰:09/08/06 23:22 📱:P906i 🆔:qD2ec7Oo


#360 [ちか]
― 恭弥side.―

今僕の目の前には半泣きの冥が居る。

なんでかって?
それは‥‥──────
───────‥‥

人混みを避け逃げようとすると自然に『この部屋』の前を通ると言うことは予想がついていた。

だからただ僕はそこで冥が来るのを待ってるだけ。


その部屋とは、生徒会室。
またの名を生徒会『長』室と言う。

⏰:09/08/07 19:59 📱:P906i 🆔:1malDpRs


#361 [ちか]
まぁ、つまり簡単に言えば僕専用の部屋ってこと。
(地位と権力と改造によって作られた部屋…。)


「しかしこの服動きにくいなぁ。」


袖をピンと引っ張って呟いてみる。

あ、そう言えばさっきウチの出し物の話途中で終わっちゃったよね?

⏰:09/08/07 20:06 📱:P906i 🆔:1malDpRs


#362 [ちか]
うち、お化け屋敷なんだよね。

で、宣伝用にこれ着てって渡されたのが今僕が着てる浴衣なんだけど…。


着にくいよね。
歩きにくいし、下駄とか…


神楽っていっつもこんなの着て疲れないのかな…?

⏰:09/08/07 20:12 📱:P906i 🆔:1malDpRs


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