漆黒の夜に君と。U[BL]
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#577 [ちか]
「そ、その‥‥あれは勢いで言っただけで‥‥気にしないでいいって言うか…。」

上手くまとまらない言葉で伝えようとする。

「冥?」

恭弥のきょとんとした顔が目に浮かんだ。

あんまり下手すぎて自分で自分に苛立つ。


「あ゙ー!!もうっ!
だから…っ、嫌いとか嘘!
‥‥‥‥‥好きだから…」


やっとの思いで言えた言葉だった。
耳元でクスリと笑う声がする。

⏰:10/05/02 12:39 📱:P906i 🆔:QuRPyR0k


#578 [ちか]
「ねえ、一つ聞いていい?」


妙に甘い吐息のせいで
耳元が熱い。

「‥‥‥なに?」



「それってどれくらい?」




コイツ‥‥‥。
そこまで言わせる気かよ!!

⏰:10/05/02 21:49 📱:P906i 🆔:QuRPyR0k


#579 [ちか]
「……で…………ん。」



「え?ごめん聞こえない。」


あ゙ーー!!!!!
ほんとにむかつく!!!!///


分かってるくせに。



「 世界で一番!!!! 」

.

⏰:10/05/02 21:54 📱:P906i 🆔:QuRPyR0k


#580 [ちか]
暖かい温もりがさらに俺を包み込んだ。




「もう一つお願いがあるんだけど。」

「まだなんかあんの…。」


でかいベッドなのに、
こんなにも密着されたらもう心臓がまともなわけない。

「冥が僕に投げた箱にさ、ネックレス入ってたけどあれって誕生日プレゼントだと思って良いの?」


俺は無言でコクリと頷く。

⏰:10/05/02 22:12 📱:P906i 🆔:QuRPyR0k


#581 [ちか]
「ありがとう。
すごい嬉しい。
けど、もっと欲しいのがあるんだ。」


髪に恭弥の指が絡まっていく。

「‥‥‥なんだよ。」



「冥。」

「は?」

「冥が欲しい。」

⏰:10/05/02 22:18 📱:P906i 🆔:QuRPyR0k


#582 [ちか]
コイツは‥‥!!!///
人の心拍数上げる天才だろ…




「僕だけの冥になって。」



ったく、どこまでもわがままなんだから…


「‥‥‥‥‥‥‥良いけど」

必死に平静を装う。
また耳元でクスリと笑う声がした。

⏰:10/05/02 22:30 📱:P906i 🆔:QuRPyR0k


#583 [ちか]
'

「世界で一番愛してる。」





その日、心臓がうるさくて寝たフリをするのが精一杯だったって、コイツは知らずにこんなこと言うんだから。

ズルいよな、俺の世界で一番好きな人。



  ― 第七話 e n d ― 

⏰:10/05/02 22:32 📱:P906i 🆔:QuRPyR0k


#584 [ちか]
*

第七話 特別な日
>>427-583

▼感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4220/

不定期更新でしたが、第七話も無事完結しました(^q^)

感想などいただければ
嬉しくて泣いちゃいます
(´;ω;`)←

たくさんの応援
ありがとうございました!
みなさまのおかげです><

*

⏰:10/05/02 22:36 📱:P906i 🆔:QuRPyR0k


#585 [ちか]



第八話 寂しがりの誘惑


⏰:10/05/03 16:12 📱:P906i 🆔:V0wmcMEs


#586 [ちか]
from:凌
No title
━━━━━━━━━━━
死にそう。
助けろ。
  - end -







突然届いたメール。
なんやねん、これ。

⏰:10/05/03 16:22 📱:P906i 🆔:V0wmcMEs


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