漆黒の夜に君と。U[BL]
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#736 [ちか]
「ふーん。大変だな!ま、おかえり!」


ああ、
どうしてコイツは
気づかないんだろう。


俺が
この屈託の無い笑顔に
どれだけ救われてきたことに。


「ただいま。」

コイツと居ると自然に笑える。
コイツの存在は俺の全てなんだ。‥‥――――

⏰:11/05/30 14:51 📱:P906i 🆔:nhTHY9Gc


#737 [ちか]
― 冥side.―


「「‥‥‥‥‥。」」




本日、
恭弥生徒会長様は
ご機嫌ナナメなようです。

⏰:11/05/30 15:09 📱:P906i 🆔:nhTHY9Gc


#738 [ちか]
学校終わって久しぶりに一緒に帰れたって言うのに、なんでか分かんないけどずっと仏頂面。


車の中は
いつに無く静まり返って
なんだか落ち着かない。



これは何があったか
聞いた方が良いのだろうか‥‥。

⏰:11/05/30 15:12 📱:P906i 🆔:nhTHY9Gc


#739 [ちか]
「きょ、恭弥?‥‥なんかあった?」


恐る恐る顔色を窺いながら問いかける。
下手に刺激したら、八つ当たりされるのは俺だし。

それなのに、意を決して聞いたわりに帰ってきた返事は

「え?」


コレ+きょとんとした顔。

当の本人はもしかして、

「自覚無し?」

⏰:11/05/30 15:58 📱:P906i 🆔:nhTHY9Gc


#740 [ちか]
「あ‥‥うん、全然気づかなかった。」


恭弥はそう言って少し困った顔をする。

なんだ。
普通じゃないか。
俺の考えすぎ?

今日の透と言い、恭弥と言い、全部俺の勘違いか。

「なーんだ!!心配して損したっ。」

「心配?」

なぜか恭弥は少し間合いを狭めた。

⏰:11/05/30 16:17 📱:P906i 🆔:nhTHY9Gc


#741 [ちか]
「心配してくれたんだ?」


あらま。
さすが気分屋恭弥様。

もうニコニコしちゃってるよ。

「わ、わりぃかよ…。」


急にニコニコしながら詰め寄ってこられると、それはそれで困るって言うか、照れるって言うか…。

⏰:11/05/30 16:22 📱:P906i 🆔:nhTHY9Gc


#742 [ちか]
「嬉しい。ありがとう。」


ちゅ。



腕を引き寄せられてから
頬を触られ、
その唇が重ねられるまで、

それは一瞬の出来事だった。

⏰:11/05/30 16:25 📱:P906i 🆔:nhTHY9Gc


#743 [ちか]
「☆@%$◆℃▽〜ッ!!///」


「え、なに?足りない?」


余裕を含んだ笑顔で
そう問いかけてくる姿は
悪魔にしか見えない。


「ちっがーう!!!!///」


俺の声は車中に響いて、
それでも俺の耳を
一番支配していたのは
恥ずかしくなるくらいうるさい自分の心臓の音だった。

⏰:11/05/30 16:30 📱:P906i 🆔:nhTHY9Gc


#744 [ちか]

*感想板
bbs1.ryne.jp/r.php/novel/4220/

これから用事があるので
また夜に更新します(*^^*)

よかったら
感想、アドバイス等
お願いします!
元気が出ます\(^o^)/
帰ったら感想板へのレスも返していきます*

誤字脱字の訂正をしたいのですが、話の間に入れたくなくて訂正出来ずにいます;
気になられたらすいませんm(__)m

ではまたあとで*

⏰:11/05/30 19:16 📱:P906i 🆔:nhTHY9Gc


#745 [ちか]
>>743続き
― 恭弥 side.―

家に着いてから
部屋に戻りベッドに仰向けに倒れこんだ。


無造作に伸ばした手が
宙をかく。

「まさか顔に出てるなんて。」

宙をかいたその手の後に、冥の心配そうな顔が浮かんだ。

⏰:11/05/31 00:01 📱:P906i 🆔:m8JJ0MGc


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