悪 魔 の 誕 生 日
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#221 [七瀬]
姫は一番がよくても、
俺は別に一番じゃなくても困らない。
「…泣いちゃった。」
かわいいな、おい。
かけっこで一番になれなかったくらいで泣くって…
かわい〜!!
:09/04/24 16:01
:N703iD
:6YI0Zqac
#222 [七瀬]
「でね、雷にはそんな思いさせたくないの。」
うん、心配しなくても
俺は十分、今のままでも
そんな思いしませんから。
「だから!!
姫と一緒に頑張ろっ!」
う〜ん、でもなあ…
『いや、姫の気持ちはとてもありがたいけど…』
やっぱ勉強はやだ。
:09/04/24 16:06
:N703iD
:6YI0Zqac
#223 [七瀬]
『俺の
ために嬉しいけど〜…』
真姫の目を見ずに言う。
喉はカラカラ。
「はあっ。
ほんとだらしない男ね。」
姫の態度が豹変した。
「あなたね…
根性ってものがないわけ?“このままじゃいけない”とか“負けたくない”っていう気持ちがないの!?」
:09/04/24 16:10
:N703iD
:6YI0Zqac
#224 [七瀬]
ど…同一人物?
さっきのかわいい姫は
どこへやら。
「それになによ。
“俺のために”?
あなたほんっっとバカね」
鼻をフンッと鳴らした。
「姫のために決まってるじゃない。
ひ・め・の・た・め!!」
一気に話された。
:09/04/24 19:00
:N703iD
:6YI0Zqac
#225 [七瀬]
はあ
今度は小さくため息をつく真姫。
「あのね、
あなた…自覚してるのかしら。」
『…自覚?』
なんの…??
「姫の彼氏だって自覚!
姫のボーイフレンドなのよ、あなたは!!」
:09/04/24 19:02
:N703iD
:6YI0Zqac
#226 [七瀬]
『は…はい。』
「わかったらよろしい。
姫のボーイフレンドだっていう自覚をきちんと持って恥ないようにしてね。」
コクリと頷いた。
初めて女にこんなえらそうにされて、短気なはずの俺が素直に頷いてる。
姫の迫力に圧倒されたのもあるけど、
:09/04/24 19:06
:N703iD
:6YI0Zqac
#227 [七瀬]
なにより、
姫が俺のことを
“彼氏”だって言ってくれたことが嬉しかったんだ。
:09/04/24 19:08
:N703iD
:6YI0Zqac
#228 [七瀬]
「よし!
じゃあこれから猛特訓よ!!さあ、行くわよ!雷!!」
『え…行くって、
どこに……?』
この悪魔といる限り、
俺の驚きは絶えることはない。
「もちろん、姫の家に決まってるじゃない。」
『ええぇえ〜っ!?』
ほらな。
:09/04/24 19:14
:N703iD
:6YI0Zqac
#229 [七瀬]
「これが
うちのパパとママ。」
『え〜と、どうも。
岩崎雷です…』
「…でっ、
姫のボーイフレンド!!」
めちゃくちゃ見てる…
真姫の両親はこれでもかってくらい見ている。
どうやら見定めてるよう。
:09/04/24 19:46
:N703iD
:6YI0Zqac
#230 [七瀬]
で、俺から
言わせてもらうと…
真姫の両親は
ぜんっぜん
姫に似ていない。
めっちゃ日本人だし。
色素の薄い髪も
筋の通った鼻も
そしてあの茶色い瞳も。
なに一つ当てはまらない。
:09/04/24 19:49
:N703iD
:6YI0Zqac
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