悪 魔 の 誕 生 日
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#122 [七瀬]
 
 
ま、まさか…

嫌な予感がした。



「でさー、その娘フランス人みたいな顔してんだよなあ。
めっちゃ綺麗で…

特に、あの茶色い目は一度見たら忘れられないって感じ。」

京介が惚れ惚れした様子で言った。

⏰:09/04/15 23:39 📱:N703iD 🆔:1kyD36ys


#123 [七瀬]
 
“その髪、染めてんの?”

“ちっちゃいねー。”

“フランス人みたいな顔してんだよなあ”

“特に、茶色い目は一度見たら忘れられないって感じ”


その言葉は
俺の頭に流れる。


「…い!雷!!」
 
美里の呼ぶ声で我に帰る。

⏰:09/04/15 23:43 📱:N703iD 🆔:1kyD36ys


#124 [七瀬]
 
『あ…ああ…』


「どうしたの?
なんか変だよ?」

心配そうに俺の顔を覗き込む。


『…なんでもない。
早く行こうぜ。

じゃあな、京介。』

一人、興奮する京介を
放って、校門へと人だかりへと向かう。

⏰:09/04/15 23:47 📱:N703iD 🆔:1kyD36ys


#125 [七瀬]
 
 
あり得ない。
そんなはずはない。

自分に言い聞かせる。


「ねー、
なに食べに行くー??」

俺の腕に自分の腕を絡ませて隣を歩く美里の言葉に
適当に相づちを打つ。


俺の心と目線は
あの一点に定められている。

⏰:09/04/15 23:54 📱:N703iD 🆔:1kyD36ys


#126 [七瀬]
人だかりとすれ違う。

やっぱり、囲む男どもで
なにも見えない。

俺の勘違いで
終わってくれ…

そう心から祈った時、





「私、悪魔を探しに来たの」

声が聞こえた。

昨日の、俺を惑わした
あの声が…

⏰:09/04/15 23:59 📱:N703iD 🆔:1kyD36ys


#127 [七瀬]
 
 
“悪魔?”
と周りが頭にハテナを浮かべた時、


「あ、いた!悪魔さん!!」

これでもかってくらい
大きな声の先には



背伸びをして俺を指さす
昨日の女。

一斉に
みんなの目線が俺に。

⏰:09/04/16 06:35 📱:N703iD 🆔:5v6a24gA


#128 [七瀬]
 
「この人が
私の探してた悪魔さん。」

そうやって、人ごみを掻き分け、俺の元へ。


「そして
私の“ボーイフレンド”」

そう美里が絡ませている腕の反対の方の俺の腕にギュッと抱きついた。


周りが騒めき立つ。

俺がカバンを落としたのは言うまでもない。

⏰:09/04/16 06:40 📱:N703iD 🆔:5v6a24gA


#129 [七瀬]
 
 
な…なに言ってんだ?
この女。

俺の乏しい脳ミソは
なかなかこの状況に着いていってくれない。

いや、どんなに俺が天才だったとしても、戸惑っていただろう。



「“ぼぉいふれんどぉ”?」

この美里の怖〜い声で
やっとことの重大さに気付いた。

⏰:09/04/16 06:46 📱:N703iD 🆔:5v6a24gA


#130 [七瀬]
 
「どういうことなの?」


『あ…いや、その…』

と、とりあえず
この状況をなんとかしないとね。


「誰?誰なのよっ!!
この女は!」


『え、えーと〜…』

精一杯、
思考回路を巡らす。

⏰:09/04/16 06:50 📱:N703iD 🆔:5v6a24gA


#131 [七瀬]
 
 
そうだ!


『ただの、いも…』

俺がやっと考えてた見苦しい言い訳…
“妹”と言おうとした時、


「雷のガールフレンドの
真姫ちゃんでーすっ!」

そうやってピースした。
 
 

⏰:09/04/16 06:57 📱:N703iD 🆔:5v6a24gA


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