― S u m m e r ― <BL>
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#67 [楓]
 
すると、戸惑いを隠しきれずにいる俺にその男は申し訳なさそうに


「…俺の名前は、佐伯澪って言います。
さっきは本当にありがとうございました。」


ペコッと頭を下げ、
そしてまた顔をあげた。



サエキ、ミオ……。


その名前は、何故か
俺の頭の中でぐるぐると回り続けた。
 

⏰:09/06/03 20:10 📱:W61K 🆔:☆☆☆


#68 [楓]
 

そしてその男は
次の言葉を言おうと、
口を静かに開く。



澪「突然住みたいだなんて言って本当にごめんなさい。…でも、時間がないんです!!……信じて貰えないと思うけど…



俺は1年前、
病気で死んだんです。」



 

⏰:09/06/03 20:18 📱:W61K 🆔:☆☆☆


#69 [楓]
 

弥「…………は?」



あ、コイツ絶対馬鹿だ。

俺の頭はそう察した。


だって普通に考えたら
あり得ない話だ。


一度死んだら二度と生き返らない。

それが当たり前なんだ。


 

⏰:09/06/03 20:21 📱:W61K 🆔:☆☆☆


#70 [楓]
 
俺の頭は必死にその言葉を否定する。


でも、澪の表情は
あまりにも真剣で、

嘘ではないと言うことを物語っていた。



もし、
この男が普通じゃなかったら………?


当たり前だと思っていたことが、当たり前じゃなかったら……。

 

⏰:09/06/03 20:25 📱:W61K 🆔:☆☆☆


#71 [楓]
 
この男は、嘘ではなく
真実を言っていたら……

俺は、どうすればいい?




でも…………。


嘘だとしても、この困ったコイツの顔を見た途端


この厄介な性格のせいで答えは決まってしまったんだ。

 

⏰:09/06/03 20:30 📱:W61K 🆔:☆☆☆


#72 [楓]
 

澪「…駄目、ですか?」


やめろ、そんな悲しそうな顔で俺を見るな。


だって……そんな顔で言われたら……。



弥「……わかったよ。住ませればいいんだろ!?」



ほら、また面倒なことに首を突っ込んでしまった
 

⏰:09/06/03 20:35 📱:W61K 🆔:☆☆☆


#73 [楓]
 

苛立ちながらベッドに座る佐伯澪を見下ろすと、



花を咲かせたかのように目を細めて笑っていた。



澪「ありがとうございます…ッ。よろしくお願いします!!」


はぁ、とため息を1つ漏らす。こんな簡単にいいのだろうかと心配になったが、まぁいいかと俺は小さく呟いた。

 

⏰:09/06/03 21:31 📱:W61K 🆔:☆☆☆


#74 [楓]
 

でも気になることが1つ



弥「本当にお前は死んでいるのか?」


嘘ではないのか。



真剣な目で澪を見ると、澪は一瞬目を丸くさせ笑った。




澪「嘘は言わないよ。」


そうして頬に
当てられた手は、


温かさなんて何もなく、驚くほど冷たかった。
 

⏰:09/06/03 21:43 📱:W61K 🆔:☆☆☆


#75 [楓]
 

弥「冷た…ッ…」


俺が驚いたのを見て、
澪はくすっと笑った。



澪「わかった?」




その一言は
俺の人生を、運命を
大きく変えるものだった


まずその男、
佐伯 澪に出会った時。



俺の人生は180゚変わったんだ。

 

⏰:09/06/03 21:48 📱:W61K 🆔:☆☆☆


#76 [あいら]
あげ�ヨ

⏰:09/06/07 04:17 📱:824SH 🆔:☆☆☆


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