― S u m m e r ― <BL>
最新 最初 全 
#1 [楓]
:09/04/23 22:20
:W61K
:☆☆☆
#2 [楓]
:09/04/23 22:26
:W61K
:☆☆☆
#3 [楓]
ピ――――…
「澪――――ッ!!」
機械音が病室に響く。
その音と同時に
母親の声がした。
:09/04/23 22:29
:W61K
:☆☆☆
#4 [楓]
――――――――
―――――――
2009年 夏。
「暑ーい…。」
「あっつー…。」
そんな声がちらほら
俺の耳に入る。
それもそのはず。
日本は今、
夏真っ只中だから。
:09/04/23 22:42
:W61K
:☆☆☆
#5 [楓]
「なぁ弥生ーなんか冷たい物持ってない?」
「持ってたら苦労しねーよアホ。」
隣にいる友人が
アホみたいなことを言う
とうとう暑さで頭がやられたのだろうか。
:09/04/23 22:54
:W61K
:☆☆☆
#6 [楓]
「弥生冷た!!あ、でもでもちょっと涼しくなったかも!!」
「……………。」
あまりにもバカな
友人に、俺は返す言葉もなかった。
俺の名前は
夏瀬 弥生(ナツセ ヤヨイ)
今はコンビニへ行った帰りで、暑い外を急いで歩いている。
:09/04/23 23:07
:W61K
:☆☆☆
#7 [楓]
早く帰りたい。
早く家に帰ってクーラーにあたりたい。
とにかく早く帰りたい、その一心で俺は街を歩いていた。
街は帰宅途中の
サラリーマンなどで
溢れ返っている。
ただでさえ暑いのに、
人が多いから尚更暑い。
早く帰りたい…。
:09/04/23 23:15
:W61K
:☆☆☆
#8 [楓]
ざわざわと騒がしい街。
色んな人の声がまざって何を言ってるかはわからない。
――でもそんな中、
不思議なくらい
俺の耳に入る声がした。
「離して下さいッ…!!」
後ろの方から聞こえた、少し高めの男の声。
気になり後ろを振り向くと、中年のおじさんがやけに白い男の腕を掴んでいた。
:09/04/23 23:35
:W61K
:☆☆☆
#9 [楓]
結構遠くにいるのに、
なんで聞こえたんだ?
その声は本当に不思議なくらい耳に入る。
話を聞いた感じだと、
あの男は酔ったおじさんに女と間違えられているみたいだ。
確かに女みたいな顔立ちだけど……。
間違えるほどか?
…まぁ酒のせいなんだろうけど。
:09/04/24 00:00
:W61K
:☆☆☆
#10 [楓]
「弥生ー?なに立ち止まってんのー?」
弥「…なんでもない。」
まぁその内誰か助けるだろうから大丈夫だろ。
可哀想だけど早く帰りたい俺はまた前を向いてはや歩きを始めた。
未だにあのおじさんに捕まってるのか、あの声が聞こえる。
……気にしちゃダメだ。無視無視。
そう自分に言い聞かせ、足を進めた。
:09/04/24 00:33
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