通学路
最新 最初 🆕
#101 [ABC]
雄「俺の近くにいたら絶対ほっとかねーよ。」

と言ってアハハと
笑う雄大くん。

その後も、

聡貴くんがあゆみに
ベッタリだったために

あたしは雄大くんに
かまってもらってた。

くだらない話ばっか
だったけど、
なかなか楽しかった。

⏰:10/08/30 02:10 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#102 [我輩は匿名である]
更新してあるー(^O^)
まじこれおもしろいです

⏰:10/08/30 02:16 📱:SH001 🆔:☆☆☆


#103 [我輩は匿名である]
>>84

失礼しました

⏰:10/08/30 09:32 📱:F08A3 🆔:☆☆☆


#104 [なな]
我輩は匿名である
さん、
何が失礼しました
なんですか?e

⏰:10/08/30 19:27 📱:auSH3F 🆔:☆☆☆


#105 [我輩は匿名である]
>>104さん
アンカーのことです。

ちょうど
>>84
まで呼んでいたので。

⏰:10/08/30 21:07 📱:F08A3 🆔:☆☆☆


#106 [ABC]
コメントありがとう!

⏰:10/09/01 14:00 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#107 [ABC]
▼夏休み明け

そんなこんなで
あゆみの恋愛も

伸吾の想いを
知ってしまった
あたしの気持ちも

何の変化もないまま
夏休みが終わった。

4人で何回か
遊んだけど、

今までと変わらずに
ただみんなで馬鹿してた。

⏰:10/09/05 21:35 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#108 [ABC]
プールで会った
あゆみのバイト先の先輩
聡貴くんと

聡貴くんの
友達の雄大くんとも

あれから仲良くなって
あゆみと一緒に
何回か遊んだりした。

車持ってるから
いろんなとこ
つれてってもらったりして
なんだかんだ楽しかった。

そんな、
高一の夏休み。笑

⏰:10/09/05 21:38 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#109 [ABC]
あ「あ〜あ、学校だるーい。」

ち「ほんとに。ずっと夏休みが良いよね。」

あ「だね。」

いつも通りあゆみと
だらだら廊下を歩いてた。

康「おーす、おはよ。可愛いお嬢ちゃんたち。」

出ました!
あゆみの王子様。

あ「あぁ、おは〜」

ち「おはよ!」

⏰:10/09/05 21:40 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#110 [ABC]
なんか…
あゆみのテンションが
低い気がする…。

康「なぁなぁ、お前ら今日ひま?放課後カラオケ行かね?!伸吾のおごりで!」

ち「マジ!?行く行く〜!なんなの、伸吾の奴珍しいじゃん。」

康「なんか臨時収入が入ったらしいぜ(笑)」

ち「どーせパチンコっしょ?(笑)ねぇ!あゆみも行くよね?!」

⏰:10/09/05 21:44 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#111 [ABC]
あ「え?あ、うん。行く行く!今日バイトないし。」

康「決定〜!そんじゃ、また帰りな。」

ち「あいよ〜またね!」

あ「・・・。」

明らかに
あゆみの様子がおかしい。

そういえばあゆみ、
前に康之に対して
自信無くしちゃってから
康之の話あんまり
しなくなったかも。

⏰:10/09/05 21:46 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#112 [ABC]
ち「あゆみ〜、どした?せっかくの康之からの誘いじゃんか。嬉しくないの?」

あ「…う〜ん。」

ち「どした?」

やっぱりなんか
思い詰めてる感じ。

あ「嬉しいよ?そりゃ嬉しいに決まってんだけど…なんかやっぱり康之を好きになればなるほど、無理なんだろうな〜って思っちゃって、辛いんだよね。」

ち「…あゆみ。」

⏰:10/09/05 21:50 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#113 [ABC]
あ「やっぱ、あたし無理かも〜。はぁ…。告ったりして、今の関係なくなるくらいならずっとこのままの方が良いって思うし…。」

ち「…そうなんだ。」

あたしには
康之の気持ちが
わからないから、
適当な言葉は簡単に
言えなかった。

それに、

あゆみの気持ちが
痛いほどわかる気がした。

⏰:10/09/05 21:54 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#114 [ABC]
立場は違うけど

もしも今、伸吾があたしに
告白をしてきたとして、
あたしが断ったら、

きっとあたしたち4人の
関係は壊れていく。

うまくいかない限り、
あたしたちの関係は
終わっちゃうんだ。

自分の気持ちのせいで
こんなに楽しい今を
壊すのが、怖かったんだ。

それはあゆみも同じように
感じてたんだと思う。

⏰:10/09/05 21:58 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#115 [ABC]
▼放課後

康「じゃ、行くか〜」

下駄箱で4人集まった。

あ「伸吾あんたいくら勝ったの?」

伸「ひひ!秘密〜」

ち「今日ご飯もおごりね!」

伸「いやっそれは待て(笑)」

やっぱこうゆう
くだらない感じが
すごい楽しい。

みんなもきっと、
そうだよね。

⏰:10/09/05 22:03 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#116 [ABC]
康「あゆみ!お前なんか顔色悪くね?」

あたしと伸吾が
ギャーギャー
しゃべってる間に

康之があゆみに
そう言ったのが聞こえた。

あ「そう?デリケートなタイプだ・か・ら(笑)」

康「いやそれは無いな(笑)ほれ、カバン持つわ。かしな!」

⏰:10/09/05 22:07 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#117 [ABC]
そうゆう優しさに
あゆみは
たまらないんだろうな〜。

あ「さんきゅ。」

康「えらかったら無理すんなよ?」

あ「うん。」

でもよく考えれば
康之って昔からあゆみに
対して特別優しい気がする。

今まで気にしたこと
なかったけどあたしそんなに
優しくされたことないぞ(笑)

⏰:10/09/05 22:29 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#118 [ABC]
伸「あれ?何だあの車〜、中の奴こっち見てね?」

校門に一台
大きい車が停まっている。

あたしとあゆみには
見慣れた、黒いサーフ。

あ「あっあれ…」

ち「あゆみ…?」

康「・・・」

その車に近付いて歩く
あたしたち4人。

⏰:10/09/05 23:10 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#119 [ABC]
聡「…あゆみ!」

窓をあけて顔を出した
運転手が
あゆみの名前を呼んだ。

やっぱり…。

聡貴くんだ。
助手席には雄大くんも。

なぜここに!?

今日約束してないから
ビックリ。

あ「聡貴くん?!」

伸「え!?知り合い?」

⏰:10/09/05 23:32 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#120 [ABC]
聡「突然ごめんな。あゆみに会いたくて思わず来ちまった(笑)!今からいつもんとこ食いに行かね?!ちなみちゃんも一緒にさ!」

あたしとあゆみの後ろで
伸吾と康之がブツブツ
話してる。

そりゃ、伸吾たちが
一番ビックリだよね。

康「おいちなみ、誰?あいつ。」

康之があたしの肩を掴む。
康之の表情が
なんかすごい怖い。

⏰:10/09/05 23:45 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#121 [ABC]
ち「あ〜あゆみのバイトの先輩なんだ。」

伸「なんでちなみの事も知ってんだよ?」

ち「あ、えっと前たまたま会ったからそれから何回か遊んで…」

なんであたしがこんなに
ハラハラしてんだろ。

なんかめっちゃ今
気まずい空気が
流れてますけど(笑)

あ「ごめん!今から友達と遊び行くんだよね。」

⏰:10/09/05 23:50 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#122 [ABC]
聡「マジか…!そりゃタイミング悪い時にきたな〜残念。ごめんな、突然!」

あ「ううん、ビックリしちゃった。また遊ぼね!」

雄「ハロー、ちなみ〜。そして、バーイ(笑)」

黙っていた助手席の
雄大くんがあたしに
しゃべりかけてきた。

ち「おぉ!うん、ハロバーイ(笑)」

伸「…なにあいつ!?」

康「…まぁまぁ。」

⏰:10/09/06 00:04 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#123 [ABC]
康「あゆみ、お前行って来いよ?ほれ、カバン。」

康之が冷たくあゆみに
カバンを渡した。

なんなの…その態度。

あ「え、なんで?今日は4人っしょ。」

康「お前体調悪いんだから車で家まで送ってもらった方が良いんじゃね?」

あ「・・・。」

聡「・・あゆみ!乗れよ。」

⏰:10/09/06 00:21 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#124 [ABC]
あ「ごめんちなみ…あたし…もう限界だわ。」

あゆみは目に涙を浮かべて
カバンを握りしめて
車に乗り込んだ。

ち「あゆみ?!待って…えっ。」

伸「お〜まえは、こっち!」

あゆみを追いかけようと
したら伸吾に手をつかまれた。

康「はぁ、何やってんだ…。」

あゆみを乗せた車は
走り出して
遠く、見えなくなった。

⏰:10/09/06 00:24 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#125 [我輩は匿名である]
更新されてるー(^O^)
面白いです。

⏰:10/09/06 06:37 📱:SH001 🆔:☆☆☆


#126 [しょう]
むっちゃ楽しいです~
がんばってくださいZ

⏰:10/09/06 16:33 📱:U1 🆔:☆☆☆


#127 [我輩は匿名である]
>>108-130

⏰:10/09/08 19:41 📱:auSH3F 🆔:☆☆☆


#128 [ABC]
コメントありがとうございます!

⏰:10/09/09 14:12 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#129 [ABC]
▼カラオケ

予定通りいつもの
カラオケに着いた。

だけど誰も歌わずに
重た〜い空気が
流れている。

だっていつも一番
盛り上げてくれるあゆみが
ここにはいない。

ち「はぁ、つーか康之なんなの?どうゆうつもり?あの態度。」

一つも喋ろうとしない
男共に呆れたあたしは
ついに言ってやった。

⏰:10/09/09 14:20 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#130 [ABC]
康「・・・」

珍しく康之が
頭を抱えている。

マジでらしくないわ。

わけがわらなすぎて
イライラしてきた。

伸「確かに…康之らしくない行動だったから俺もビックリだ。」

康「…はぁ、うるせぇよ〜。一番俺がわけわかんねーのに。」

ち「康之にあんな風に言われて、あゆみがどう思ったか、考えてみなよ!」

⏰:10/09/09 14:23 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#131 [ABC]
康「別になんとも思ってないだろ…ただうぜ〜って思っただけじゃね?」

好きな人に、
あんな冷たくされて
なんとも思わない
わけないじゃん!

バカか!

…でも康之には
言えないし。

もう〜あたしやっぱ
不器用だからこうゆう立場
難しい。涙

伸「だいたい康之最近ちょっとおかしいぞ。」

⏰:10/09/09 14:27 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#132 [ABC]
ち「え!?そうなの?」

伸「お前4人で過ごしてて何か気付かなかったわけ?マジで鈍感な女だよ。」

伸吾が呆れながら
あたしを睨む。

ち「ご、ごめん。でも康之がどう違ったわけ?」

康「・・?」

伸「あゆみに対してだよ、異常に冷たかったり優しかったり、なんか不自然じゃね?」

そうだったんですか?
全く気付かないあたしって
一体…。笑

⏰:10/09/09 14:31 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#133 [ABC]
ち「ど、どうなのよ?康之。」

あたしと伸吾が
康之をじっと見つめると
康之は苦笑いをして言った。

康「伸吾にそんなん見抜かれるなんて、俺も落ちたな〜。」

ち「何かあったんだね。」

伸「言えよ、みずくせぇぞ!」

康「なんか、自分でもマジでわけわかんね〜んだけど、多分、あの日からだ。ちなみ、あゆみからなんにも聞いてないか?」

⏰:10/09/09 14:37 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#134 [ABC]
伸「あの日?」

ち「…なんのはなし?」

ゆっくり、康之は
話し始めた。

康「久しぶりに4人で飯食いに行くってなった日、あいつ…あゆみ、クラスの奴に告白されたじゃん?」

あぁ、なかなか
イケてる子なのに
振ったって
言ってたやつだ。

伸「康之が告白現場目撃したやつだよな(笑)」

⏰:10/09/09 14:40 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#135 [ABC]
康「あゆみが言うなって言ってたから黙ってたけど…実はあん時、あゆみに告った奴が無理やりあゆみにキスして…」

ち「は!?なにそれ!」

伸「ふざけやがって!なんだそいつ、B組のあいつだろ?マジで今からボコリ行くぞ!」

あゆみ、そんな事一言も
言ってなかったのに…。

康「やめろって、そんなんしてもあゆみが悲しむだけだ。」

ち「あゆみ…。」

⏰:10/09/09 14:45 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#136 [ABC]
康「俺そん時に、その男振り払って帰れ!って帰らせたんだよ。そんでその後、ビックリしてるあゆみを見たらあいつ…泣いてんだよ。」

伸「マジで許せねぇ…。」

康「俺も追いかけてボコってやろうかと思ったけど、必死で唇拭きながら泣いてるあいつを、抱きしめるくらいしかできなくて。」

ち「康之…。」

康「震えてんだよ、あゆみの奴。あんなちっちゃい体で。」

⏰:10/09/09 14:51 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#137 [ABC]
康「普段バカ騒ぎばっかのあゆみのそんな姿初めてで、俺も調子狂ってなんにも言ってやれなくて…、まぁ…ちょっとしたらすぐ涙拭いて、ちなみ達待ってるから行こうって笑顔で。心配するからお前らには言うなって…。」

ち「あゆみのバカ…」

伸「うわ…お前何泣いてんだよ!」

ち「…だって…あゆみ…うっうっ」

康「あの日からなんか、あゆみに普通に接すんのがなんか出来なくなって…」

⏰:10/09/09 14:59 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#138 [ABC]
伸「確かに、そんなあゆみ見たら心配になるけど…別にあゆみはあゆみだろ。お前がそんなに態度かわる事ねーじゃん?それを見られてから態度かえられたらあゆみだって気にするだろうが。」

康「…そーなんだけど。」

伸「お前さ、あゆみの事、好きなんじゃねぇの?!」

ち「えぇ!!!!!??」

伸「お前は泣いたり驚いたり大忙しだな。」

あたしの脳内パニックです。

⏰:10/09/09 15:03 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#139 [ABC]
康「いや・・正直それは無いな。あいつはマジで妹みたいなもんだし…」

ズキン。

あゆみの気持ちを
知ってるのは
あたしだけなんだ。

康之からそんな言葉
聞きたくなかったよ。

伸「お前が自分で気付いてないだけなんじゃねぇの?さっきだって…自分の知らないあゆみの男連れ現れて、カッとなったんだろ?」

…確かに。

⏰:10/09/09 15:06 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#140 [ABC]
伸「確かに康之とあゆみは昔から兄ちゃんと妹みたいな関係だったけど、あゆみだっていつまでもお前の妹としてくっついてくるわけじゃないんだぞ?ほかの男に取られてもマジで心の底から祝福出来るのか、よく考えみろ!」

康「ほかの男に…ね。」

ち「なんか今伸吾がすごい頭良い人に見える…。」

伸「カッコイイだろ?」

ち「全然。」

伸「おい(笑)!」

⏰:10/09/09 15:09 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#141 [ABC]
康「そうだな…ありがと。ごめんな今日は。」

なんにも言えないあたしは
康之の肩をポン!とした。

康之がこんなに
責められるのは
珍しいから

康之は照れくさそうに
あたしに頭を下げて笑った。

伸「よし、柏井伸吾、歌います!ピピピ、ピ!」

ち「このタイミングで!?」

康「ははは(笑)」

⏰:10/09/09 15:14 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#142 [ABC]
高1の秋。

4人の気持ちに
少しずつ変化が起きた。

仲良しなだけに
すごく難しいのはきっと

好きと好きの違い。

ラブとライクって言うの?

好きか嫌いかじゃない、
好きなのかただの好きなのか。

⏰:10/09/09 15:18 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#143 [ABC]
この時のあたしは

康之もあゆみの事
好きだって気付いたら
良いのにな。

って心から願ってた。

あたしと伸吾は
どっちに転んでも
ずっと仲良くは
出来ると思ってた。

康之がかかえていた
大きな問題にも

伸吾の複雑な想いにも
気付かずに。

⏰:10/09/09 15:21 📱:D705i 🆔:☆☆☆


#144 [○○&◆.x/9qDRof2]
↑(*゚∀゚*)↑

⏰:22/10/23 20:04 📱:Android 🆔:☆☆☆


#145 [わをん◇◇]
↑(*゚∀゚*)

⏰:22/12/24 21:43 📱:Android 🆔:☆☆☆


★コメント★

←次 | 前→
↩ トピック
msgβ
💬
🔍 ↔ 📝
C-BoX E194.194