人間

僕は、人間が嫌い。いや、苦手なのかな。
とにかく僕は早く人生が終ってほしいと願った。

大人は言った。
子供は自由だと
僕も聞いた時は共感できた。しかし、月日が流れるにつれ、考えが変わっていった。
人間は生まれて、幼稚園、保育園、小学校、中学生、高校と大半の人がそうゆう道のりを歩む。
確かに社会人、大人からみたら自由だ。

だが、実際は違う。
僕達、当事者は自由には感じられない。教師、親、親族から期待などという身勝手な言い分で僕達の行動を妨げられてしまう。
自分達も体験しているはずなのに。

中学、高校時代が終わり社会人になっても自分がなりたい職業に就けるのはほんの一握り。
多くが別になりたくもない職業に就き、死んでいく。
そう、人間はいつか死ぬ。

そこで、僕は思った。
人間は生き続けるのはいつか死ぬためだっと。
だからといって僕は人は見殺しにしてもいいとも、殺してもいいとも思ってはいない。
人それぞれの価値観があるからだ。

だとしたらどうしたらいい。
僕自信が死ねばいい。
この人生から逃げればいい。

だけど出来なかった。
多分、心のどこかでは生きたいと願っているんだろう。

僕はいつも一人になるとこうゆう事を考える。
時計を見て、学校に行く準備をする。
僕の新しい学園生活が始まった。

入学式を終え、オリエンテーションをうけた。
どうやら明日一年生だけの旅行があるらしい。
僕は憂鬱になった。また新しく友達とゆうモノをつくらなければならないからだ。

僕はある程度人と接し友達ができた。表面上だけの友達。どうせ親密になっても人間は死んでしまう。
毎日、僕は学園だけの僕を演じ続けた。

ある日、僕は自分だけで悩むのに疲れ、学園の友達に聞いてみた。
｢なんで人間は生きているんだろうな。いつか死ぬのに。｣

｢う～ん。大切な人のためじゃないか？｣

･･･ｯ!!

僕は落胆した。たとえ大切な人がいてもどちらかが死んでしまう!
そんなの悲しいだけじゃないか!!
僕はそう思いながらも
｢そうだよな（笑）｣
と相槌をうった。