星とぽんず。
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#347 [七瀬]
 
炭酸の抜けたコーラって、価値が一気に下がる気がする。

「ってか、なんなの!?
その"はづき"とかいう女は!」

そうわかっていながらも、ストローを加える。

「柚子!負けちゃだめだよ!」

まず…

氷が溶けて、薄まったコーラはまずさが増して、苦かった。

⏰:09/07/31 15:51 📱:N703iD 🆔:Hvrvfru.


#348 [七瀬]
 
 
「ちょ、落ち着いて。三咲」

「こーゆー、緊急事態に落ち着いてられる!?まり」


三咲は、かれこれ20分ほど前から、ずっとこの調子。

冷静なまりとは、正反対に興奮しっぱなしだ。


「こーなったら!あたしが一肌ぬ…」
 

⏰:09/07/31 15:56 📱:N703iD 🆔:Hvrvfru.


#349 [七瀬]
 
「落ち着きなさい、三咲」


めずらしく、真剣なようすのまりに、三咲はおとなしく座った。


「でも、まりぃ。やっぱ、あたしはムカつくよぉ!」

「ムカついても、しゃーない。とりあえず、柚子の話を聞こうじゃないの」


二人の視線が、
またあたしに注がれる。

⏰:09/07/31 15:59 📱:N703iD 🆔:Hvrvfru.


#350 [七瀬]
 
 
『いや‥だから、
さっきも言ったとおり、なんだけど‥‥』


「心の中に、今まで知らなかったいやな感情があって、どうすればいいかわからない‥んでしょ?」

『うん‥』


「あのね、柚子」

ふぅ、と一息入れるまり。 

⏰:09/07/31 16:03 📱:N703iD 🆔:Hvrvfru.


#351 [七瀬]
 
 
「さっきも言ったんだけどそれはふつうのことだよ。あたしだって、好きな人のことをそんな風に言われたら腹が立つ。嫉妬するよ」



―――嫉妬?


『しっ‥と』

「そ。嫉妬」
 
 

⏰:09/08/03 16:26 📱:N703iD 🆔:xQiMWEfo


#352 [七瀬]
 
 
胸が熱くなる。

あたし‥嫉妬してたんだ。


「でも、以外だったなぁ。柚子はてっきり、林原くんが好きだと、ミサは思ってたのにぃ」

「それはあたしも同感」

「ねぇー!」

同意したまりに、
三咲は興奮を増す。
 

⏰:09/08/03 16:30 📱:N703iD 🆔:xQiMWEfo


#353 [七瀬]
 
 
「そしたら、いきなり
"好きな人ができた"とか言って呼び出されるしー」

「しかも、その好きな人は林原じゃない」


「びっくりだよねー」と、同時にうなずく二人に、

『あたしが、いちばんびっくり』と苦笑するあたし。


ほんと、何ヵ月前までは、こうなるなんて思っても、みなかった。

⏰:09/08/03 16:34 📱:N703iD 🆔:xQiMWEfo


#354 [七瀬]
ましてや、嫉妬なんて‥


「でも」

まりが、あたしを見る。


「油断大敵だよ、柚子」

その目は真剣そのもの。


「その子、そぉーとー柚子の好きな子が、好きなんだよ」

"その子"とは、はづきちゃんで、"柚子の好きな子"
ってーのが歩志。

⏰:09/08/03 16:38 📱:N703iD 🆔:xQiMWEfo


#355 [七瀬]
 
 
隣で、うんうんと
縦に首を振る三咲。

「だねー。ぼぉーっとしてたら、取られちゃう。
ましてや、柚子は鈍感なんだからー」

『鈍感?あたしって、鈍感なの?』


「え、気付いてなかったの?」

口をそろえて、言う二人。 

⏰:09/08/03 16:42 📱:N703iD 🆔:xQiMWEfo


#356 [七瀬]
 
目を広げるあたしに
向かって、

「ま、そういうとこが、柚子らしいか」

まりは笑う。


「うんうん!柚子はそれでいーの!」

『あ、ありがと』

みょーに納得できないけどま、いっか。

二人に話して、すっきりした。

⏰:09/08/03 22:02 📱:N703iD 🆔:xQiMWEfo


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